転職でTOEICスコアは何点必要?目安となる点数をまとめてみた

このページでは、転職活動において必要となるTOEICスコアの目安を紹介しています。

今や、TOEICは英語力を測る上での重要な指標となっています。

このスコアを採用活動に利用していない会社の方が珍しいくらい、深く浸透していますね。

TOEICスコアは転職活動をしていく上での強力な武器にもなりますので、是非このページを参考にしていただければと思います。

本稿では、以下の有名な5ch就職偏差値ランキングを数値をもとに解説を進めていきます。

細かい内容については賛否両論ありますが、10年以上も前から修正を重ねられてきたランキングで、入社するための難易度についてはかなり的確に表現されているかと思います。

文系(総合職)就職偏差値ランキング

(5ちゃんねるより引用 https://www.5ch.net/)

69 国際協力銀行 日本銀行 野村證券(GM) 三井不動産 三菱地所
68 東京海上(SPEC) ドリームインキュベータ 日本政策投資銀行 日本テレビ 日本取引所 野村證券(IB) 三菱総研
67 三大出版社 テレビ朝日 電通 日本生命(AC) 野村AM フジテレビ 三菱商事 みずほ証券(IB) みずほFG(GCF) SMBC日興証券(セルトレ)
66 第一生命(FE) 大和証券(GM) 日本郵船 博報堂 みずほFG(GM/AM) 三井物産 三菱東京UFJ(戦財,FT) 三菱UFJモルガンスタンレー(IB) SMBC日興証券(IB) TBS
65 アセットマネジメントone 伊藤忠商事 経営共創基盤 経団連 コーポレートディレクション 商船三井 住友商事 大和証券(GIB) 大和投資信託委託 テレビ東京 トヨタ 日本財団 野村総研(コンサル) 三菱東京UFJ(GCIB) 三菱UFJ国際投信 JA共済(AC) JICA JR東海 NHK
========== Sランク ==========
64 朝日 共同通信 国際石油帝石 ジャフコ 準キー 新日鐵住金 大和住銀投信投資顧問 日経 ニッセイAM 日本経営システム 日本証券金融 日本M&Aセンター 任天堂 丸紅 三井住友AM 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 読売 JXエネ
63 旭硝子 味の素 出光シェル サントリー 証券保管振替機構 信越化学 全銀協 損保協 中電 東急不動産 東ガス ドコモ 日証協 日本相互証券 農林中金 ホンダ 三井住友トラストAM 三菱重工 JFEスチール NTTデータ経営研究所
62 小田急 キリン 京王 経済同友会 住友不動産 損害保険料率算出機構 東急 東京海上日動 東京建物 東電 日産 日本総研(コンサル) 阪急 三菱化学 三菱UFJ信託 みずほ総研(コンサル) JR東 JRA
61 アサヒ 上田八木短資 川崎汽船 時事 住友化学 世界貿易センタービルディング セントラル短資 大ガス 大和総研(リサーチ) 中日 東京短資 東京流通センター 東燃 日清製粉 日本生命 バンダイ 日立コンサルティング 富士フィルム 毎日 みずほ情報総研(リサーチ) JR西
60 花王 サッポロ 資生堂 首都高速 住友電工 双日 デンソー トーア再保険 東宝 豊田通商 日揮 日本郵便 JASRAC JT KDDI R&I
========== Aランク ==========
59 産経 地電 電源開発 NEXCO中 NTTデータ 東レ 富士ゼロ 川崎重工 コマツ 森トラスト キーエンス キヤノン ANA 三井住友信託 武田薬品 三菱マテリアル 三菱東京UFJ銀行 預金保険機構 生保協 信託協 JA共済 信金中金 シグマクシス ヤマハ 関電 日立
58 SMBC JFC MS海上 NKSJ 第一生命 3Mジャパン 日東電工 森ビル NEXCO東西 三菱倉庫 メタルワン 神戸製鋼 伊藤忠丸紅鉄鋼 旭化成 三井化学 IHI 三菱電機 ADK ソニー ブリジストン プルデンシャル生命 アビームコンサルティング キッコーマン ヤクルト ハウス食品 松竹 エイベックス
57 みずほ銀行(OP) あいおいニッセイ同和 明治安田生命 住友生命 商工中金 郵貯銀行 NTT東西 野村不動産 私鉄下位 阪神高速 JX金属 JSR 豊田織機 リコー NTTコム クラレ 帝人 富士通総研 日本能率協会コンサル SBIC 三井不動産ビルマネジメント 三菱地所ビルマネジメント オリエンタルランド 吉本興業
56 JR九州 昭和電工 古河電工 島津製作 ニコン 鹿島 住友金属鉱山 宇部興産 住友倉庫 ソフトバンク かんぽ生命 パナソニック 富士通(SE除く) 日本総研(IT) 全信組連 新生銀行 JCB マネックス QUICK NTTファシリティーズ サンシャインシティ 東京ビッグサイト 村田製作所
55 りそな銀行 あおぞら銀行 日立化成 日本製紙 日本板硝子 大陽日酸 積水化学 バンナム 三菱ガス 化学 YKK オムロン アドバンテスト コニカミノルタ NEC 明治製菓 大林組 清水建設 竹中工務店 三井倉庫 大和総研(IT) みずほ情報総研(IT) コナミ セガ 地銀協 オリックス 野村證券 金融取 信用保証協会(首都圏)
========== Bランク ==========

それでは、この表のランクや偏差値をもとに話を進めていきましょう。

転職活動において必要となるTOEICスコアの目安

それでは早速、転職活動で必要となるTOEICスコアの目安を解説していきます。

なお、目安となるスコアについては、転職サイトや各企業ウェブサイトの採用情報を参考にしております。

点数別に、順を追って説明していきますね。

転職に必要な最低スコア

まず、履歴書に書いても恥ずかしくない最低スコアですが、これは「500点」です。

以下のページを見てもらえれば分かるように、日本人のTOEICスコアの平均は500点台前半です。
>>TOEICの年齢別・国別の平均点は?公式試験データをまとめてみた

転職活動者のボリューム層である20代~30代の平均点は全体よりも少し高く、500点台後半と推測されます。

そのため、500点未満のスコアを履歴書に記載していたのでは、「平均以下の英語力」しか持っていないと見なされてしまいますね。

この「500点」に満たない場合は、履歴書などにTOEICスコアを記載しない方が良いでしょう。

TOEIC500点台の転職活動

まずは、「TOEIC500点台」のスコアを持っている場合の転職活動を見ていきましょう。

上でも述べたように、日本人のTOEICスコアの平均点は500点台です。

そのため、「ごく一般的な英語力」しか持っていないとみなされることになります。

そのため、このスコア帯では他の候補者との差別化を図ることがなかなか難しくなります。

英語だけを武器にして上記ランキング企業の選考ステージに乗ることは難しいので、何か英語以外の光る武器も必要となってくるでしょう。

ただ、英語が仕事上ほとんど必要とされない企業や職種においては、この限りではありません。

業種で言えば、インフラ建設といったところは比較的英語が必要とされにくいため、狙い目となるかもしれません。

上記ランキング「Bランク」の企業では、偏差値59〜63の電力各社、偏差値56〜65の鉄道各社、偏差値60の首都高速、偏差値58〜59のNEXCO、偏差値57の阪神高速などが挙げられますね。

TOEIC600点台の転職活動

次に、「TOEIC600点台」のスコアを持っている場合の転職活動を見ていきましょう。

この「600点」というスコアは、多くの企業が若手社員に対して求めるスコアとして設定しています。

「とりあえず英語で仕事ができる最低限の英語力」を持っている証にもなりますね。

そのため、この「600点」をキャリア採用においても一定の選考基準として設定している会社が非常に多いようです。

上記のランキング表のうち「Bランク」の企業については、このスコアを持っていれば選考の土俵に乗ることは可能でしょう。

ただ、Bランクでも偏差値58に位置している3Mジャパンやプルデンシャル生命などのような外資系企業の場合は、さらに高いスコアを求められる可能性があります。

TOEIC700点台の転職活動

次に、「TOEIC700点台」のスコアを持っている場合の転職活動です。

この「700点」というスコアは、「問題無く業務がこなせる高い英語力」を持っていることの証となります。

電話やメールなど、ビジネスにおいて英語が必要となるシーンでも、そつなく業務をこなせる目安となるスコアです。

そのため、この「700点」というスコアを超えると語学力の面ではある程度優れていると判断する会社が多いようです。

上記のランキング表のうち「Bランク」の企業の選考においては、このスコアを持っていればそれなりのプラス評価を受けることができる傾向にあります。

また、「Aランク」の企業については、このスコアを持っていれば語学力の面では選考のステージに乗ることは可能でしょう。

ただ「Aランク」の企業であっても、偏差値64の丸紅や、偏差値60の双日や豊田通商のような高い英語力が必要となる商社の場合は、もう少し高いスコアを求められるかもしれません。

TOEIC800点台の転職活動

次に、「TOEIC800点台」のスコアを持っている場合の転職活動です。

「800点」というスコアは全受験生のおよそ上位1割であり、「高度な仕事もこなせる非常に高い英語力」を証明するものになります。

会議においては英語での応対ができ、議事録も英語で作成することができるようなレベルと言えますね。

そのため、この「800点」というスコアがあれば、転職市場においてもかなり優れた英語スキルを持っているという評価がなされることが多いです。

上記のランキング表のうち「Bランク」の企業においては、このスコアがあればかなりのプラス評価を受けることができ、「Aランク」の企業においてもそこそこの加点要素となる可能性が高くなります。

また、「Sランク」の企業についても、このレベルのスコアがあれば語学力の面では選考の土俵には登れるでしょう。

ただ、誰もが羨む「Sランク」の企業には非常に優秀な人材が多く集まりますので、TOEICスコア以外の秀でたスキルももちろん必要になってきます。

また、偏差値65のJICA(国際協力機構)のように、海外に直結するような業種の場合には、さらに高いスコアが求められます。

実際、JICAの中途採用はTOEICスコア860点以上という基準が設けられており、ここが選考に加わるための最低ラインとなるため、かなりの難関となっています。

TOEIC900点台の転職活動

次に、「TOEIC900点台」のスコアを持っている場合の転職活動です。

「900点」というスコアは上位5%しか達成することができないスコアであり、「並外れた素晴らしい英語力」を示すものとなります。

このレベルまで来てしまうと、中途採用においては800点台と比べて扱いが大きく変わることはありません。

実際、このスコア帯を採用のボーダーラインにしている企業はほとんど見たことがありません。

いかにペーパーテストが出来るかというよりも、持っている英語スキルを日々の業務でいかに使いこなせるかが重要になってきます。

いくら詳しい文法知識があっても、実用的なコミュニケーションに活かせなければ意味がありませんからね。

ただ、もちろん800点台と比べると、900点台の方が有利であることに変わりはありません。

「ランクB」「ランクA」の会社であれば大きなプラス評価になりますし、「ランクS」の会社でもそれなりの評価に繋がります。

先ほど上でも述べた偏差値65のJICA(国際協力機構)のように、英語力が非常に重要視される企業では、特に評価されることは間違いないでしょう。

各企業の必要スコアを知るには?

これまでランキングを元に、大まかな括りでTOEICスコアについて解説してきました。

実際に特定の企業で必要となるTOEICスコアについては、転職サイトにて情報を収集することになります。

学生時代、新卒の就職活動の際にはリクナビ・マイナビだけを使っていたという人が大多数かと思います。

転職においてはdoda(デューダ)の人気が非常に高く、次点でリクナビNEXTやマイナビ転職といったところでしょうか。

私の周りで話を聞いてみても、転職に特化したdodaを使っているという人はやっぱり多いです。

まずは1つのサイトだけに絞って登録した上で、様子を見ながら必要であればリクナビやマイナビも併用していくと良いでしょう。

転職サイトに登録しておけば色々な情報やオファーが流れてきます。

必要となるTOEICスコアだけでなく、その会社の年収や年間休日など、流れてくる募集を眺めているだけでも非常に面白いですよ。

とりあえずdodaへのリンクを貼っておきますので、是非どうぞ。
>>doda公式サイト

まとめ

以上、転職活動において必要となるTOEICスコアの目安を紹介してきましたが、いかがでしたか?

このページが皆さんの参考になれば幸いです。

以下のページも是非ご覧ください。
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