【USCPA】受験スケジュールを策定する際の注意点

このページでは、USCPA試験を受験するにあたっての受験計画の立て方について解説しています。

試験との戦いは長期間に及びますので、戦略的なスケジューリングが必要となります。

是非このページを参考に、短期間での合格を勝ち取るようにしてください。

以下のページも合わせてご覧ください。
>>USCPA(米国公認会計士)とは
>>USCPA合格に必要な学習時間について(FAR・BEC・AUD・REG)

USCPAの受験計画を立てる際の注意点

USCPAを受験することを決意した後に、まずやるべきことは大まかな受験スケジュールを決めることです。

試験勉強は1年近くにも及びますので、しっかりとしたスケジューリングが重要となります。

数多くの資格試験の中でも、特にUSCPAは計画的・戦略的に進めていかなければなりません。

例えば、日本の税理士の場合は科目合格が一生涯有効なので、ある程度自分の勉強したいとき、仕事に余裕のあるときにマイペースで勉強を進めることができます。

しかし、USCPAの科目合格は18ヶ月間のみ有効です。

万が一、科目合格した後に18ヶ月が経過してしまったら、高額な受験料を再度支払って再受験しなければなりません。

日本受験であれば1科目失効するだけで約6万円のロスになるので、それだけは何としても避けたいですね。

そのため、科目合格が失効してしまうことの無いように、また不用意なタイミングで試験を受けて受験料を無駄にすることの無いように、先を見通しながらスケジュールを立てた上で学習を進めることが重要となってきます。

USCPA試験を受験できるタイミングについて

1年間は3ヶ月毎に、1月~3月(第1Q)、4月~6月(第2Q)、7月~9月(第3Q)、10月~12月(第4Q)の4つのクォーターに分けられ、クォーター毎に各科目1回受験することができます。
⇒ 2020年7月以降、クォーター毎の受験制限は撤廃され、スコアリリース(結果発表)後であれば同一科目を再受験できるようになります。

現行の制度であれば、各クォーターの最初の2ヶ月と3ヶ月目の10日まで、つまり第1Qであれば1/1~3/10までの間に受験が可能です。

1つのクォーターに4科目全てを受けることも制度上は可能ですが、学習ボリューム的に現実的ではありません。

1科目を合格レベルまで持っていくためには2~3ヶ月程度は必要になるので、1つのクォーターに1科目ずつを目安に、着実に合格していきましょう。

USCPA試験の受験計画例

上述の通り、科目合格は18ヶ月で失効してしまうので、初回受験から最終科目の受験までを長くとも18ヶ月以内で完結させなければなりません。

不合格になるリスクを考えると、勉強開始から最終科目の受験までは8ヶ月~12ヶ月を目安にスケジュールを組むことをおすすめします。

科目失効のリスクが非常に大きくなるので、1年半や2年といった長期のプランを立てることは避けましょう。

例えば2020年の第1QにUSCPAの試験勉強を始める場合、もし順調に全科目を一発で合格していくことができれば、

2020年第1Q 1科目目勉強開始
2020年第2Q 1科目目合格、2科目目勉強開始
2020年第3Q 2科目目合格、3科目目勉強開始
2020年第4Q 3科目目合格、4科目目勉強開始
2021年第1Q 4科目目合格
2021年第2Q
2021年第3Q
2021年第4Q (2018年第2Qの科目合格が失効)

というスケジュールになります。

勿論、不合格になればスケジュールはどんどん後ろにずれ込みます。

いかがでしょうか。

不合格となることなく順調に進んだとしても、基本的にはほぼ1年間休まずに勉強し続けることとなります。

18ヶ月というタイムリミットを考えると、意外とタイトなスケジュールになるということがお分かりいただるかと思います。

なお、私の場合は1科目あたり2ヶ月ペースで勉強を進め、8ヶ月の学習期間で試験を終わらせました。

世間一般にはハイペースかもしれませんが、勉強効率の面から考えるとこれぐらいが丁度良いペースかと思います。

だらだらと時間を掛けて勉強していても忘れてしまいますからね。

余談ですが、試験の直前に詰め込む「一夜漬け」は、実は最も効率の良い勉強方法です。

一気に詰め込んで、試験が終わればすぐ忘れる、という勉強スタイルは今後の人生のことを考えれば非効率ですが、試験のことだけを考えれば非常に効率的です。

受験スケジュールを組む際のポイント

上で述べたとおり、時間が経てば経つほど記憶の定着率は落ちていきますので、短期間で一気に勉強して合格してしまうほうが効率的です。

トータルの勉強時間も少なくて済むかと思います。

また、近年のUSCPA試験においては、AUDの試験の中でFARの基礎知識が必要になるなど、科目間を横断するような問題も増えています。

そのため、出来るだけ各科目の受験時期を近付けるほうが望ましいかと思います。

しかし1つだけ、FARとREGの受験時期だけは出来るだけ離すことをお勧めします。

FARとREGには混同しやすい論点がいくつか含まれているためです。

例えば、減価償却です。

減価償却のルールは会計(FAR)と税務(REG)で異なりますが、これらを同時に学習してしまうと混乱してしまう恐れがありますので、FARの内容を忘れてきた頃にREGを受験すると良いかと思います。

また、学習スケジュールを策定する際は、仕事が忙しい時期には学習ボリュームの少ない科目を学習するなど、個人の事情に合わせてスケジュールを組むことも大切です。

経理職など、業務上特定の時期が忙しい人については、科目合格の失効リスクを減らすためにも、繁忙期が終わってから1科目目を受験することも選択肢のひとつになるかと思います。

まとめ

以上、受験スケジュールの立て方についての解説してきました。

1年近くという長丁場の試験ですので、事前の計画も重要になってきます。

しっかりとプランを練った上で、受験勉強を進めてください。

以下のページも是非ご覧ください。
>>USCPA各科目の学習ボリューム・難易度について(FAR、BEC、AUD、REG)
>>USCPAに独学で合格してみた