大学生が就活までに日商簿記1級とTOEIC700点を取るための学習計画

このページでは、大学生が日商簿記1級とTOEIC700点を無理なく取得するためのスケジューリングについて解説していきます。

以下リンクでも説明していますが、文系学生の就職活動においては、簿記と英語が出来れば非常に有利に働きます。
>>文系大学生の就活は「TOEIC」と「簿記」が有利な武器になる!

他の候補者と差を付けたいのであれば、日商簿記1級TOEIC700点が目安となります。

もちろん、大学での専攻に関する勉強や、バイト、サークルを犠牲にすることなく、これらと両立しながら無理のない勉強をしていきましょう。

以下のページも是非どうぞ。
>>就活生必見!就職にTOEICスコアは何点必要?ソニーなど各企業の採用基準をまとめてみた

大学生が簿記1級とTOEIC700点を取得するタイムリミット

まず日商簿記1級ですが、試験は年2回(6月・11月)、合格率は約10%となっています。

なお、2級と3級は年3回(6月・11月・2月)です。

一方でTOEICについては、公開テストは年10回、700点以上の受験者は全体の25%となっています。

以上のことから、まずは難易度が高くて試験実施回数の少ない日商簿記の勉強を優先的に行いましょう。

日商簿記1級を取得できた時点で、TOEICの学習にシフトすることをおすすめします。

就職活動においては、大学3年生の春頃にいくつかの企業でインターンシップが開催され始め、就活ムードが徐々に高まってきます。

そして、大学3年生の夏頃からはSPI(適性検査)の勉強を始めることになるかと思います。

大学3年生の冬以降は説明会や選考、面接が増えてきて、非常に忙しくなってきます。

人気企業のインターンシップは選考が厳しいので、出来れば選考までに簿記とTOEICを固めておくほうが良いかと思います。

つまり、大学3年生の春頃には簿記1級とTOEIC700点を取得できるように計画できればベストです。

となれば、日商簿記検定は大学2年生の11月の試験までには合格しておきたいところです。

遅くとも大学3年生の6月の試験で合格しましょう。

大学3年生の11月になってしまうと、もう簿記検定どころではありませんし、TOEICの勉強をする時間もなくなってしまいます。

おすすめのタイムスケジューリングは?

次に、余裕を持って就職活動に臨むためのタイムスケジュールを紹介していきます。

一般的に簿記3級は2週間、簿記2級は2~3ヶ月、簿記1級は6ヶ月~1年の勉強期間が必要です。

簿記3級・簿記2級は問題無く合格できるかと思いますが、簿記1級は合格率が10%と低く設定されています。

そのため、1回くらいは落ちてしまう前提でスケジュールを組んだ方が良いかと思います。

なお、簿記3級については、特に必要性を感じなければ受験しなくても構わないかと思います。

ただ、簿記2級・簿記1級の内容は、簿記3級で学習した内容がベースになるので、3級の勉強自体はしっかり行う必要があります。

一方、TOEIC700点取得までに掛かる時間は人によって大きく異なります。

高校時代にセンター試験(共通テスト)を概ね8割程度取れるほどの英語力があったのであれば、リーディングについては基礎的な力は付いているかと思います。

リスニングは少し勉強すればすぐに点数は上がりますので、勉強期間は半年もあれば充分かと思います。

もし可能であれば、さらに強力な武器とするために800点台も積極的に狙っていってください。

リスニングの勉強法について、詳しくは以下のページへどうぞ。
>>TOEICリスニングは先読みテクニックだけで50点スコアアップする!

それでは、いくつかのプランを見ていきましょう。

最短プラン

大学1年生5月   勉強開始
大学1年生6月   簿記3級合格
大学1年生11月 簿記2級合格
大学2年生6月   簿記1級合格
大学3年生6月までにTOEIC700点取得

こちらが考えられる上での最短コースです。

実際に私もこのプランで取得できたので、十分現実的かと思います。

この場合、TOEICの学習に丸々1年間割くことができるので700点は楽に突破できるでしょう。

かなり時間的余裕がありますので、TOEIC800点を目指すことも可能なプランです。

もし大学2年生6月の簿記1級に落ちてしまった場合は、TOEICの勉強を並行して進めつつ大学2年生11月の試験で再挑戦しましょう。

安心プラン

大学1年生1月   勉強開始
大学1年生2月   簿記3級合格
大学2年生6月   簿記2級合格
大学2年生11月 簿記1級合格
大学3年生6月までにTOEIC700点取得

ちょっとだけ出遅れたパターンです。

これでもTOEICの学習に半年以上割くことができるので、700点突破も問題無いかと思います。

もし簿記1級に落ちてしまった場合は、TOEICの勉強を並行しつつ大学3年生6月の試験で再挑戦となります。

ギリギリプラン

大学2年生8月   勉強開始
大学2年生11月 簿記2級合格
大学3年生6月   簿記1級合格
大学3年生9月までにTOEIC700点取得

就職活動に間に合わせるためのギリギリのパターンです。

時間節約のため、簿記3級の受験はスキップしています。

これでもTOEICの学習にはあまり時間が割けないので、付け焼刃的な勉強が中心になるかと思います。

簿記1級に落ちた場合は、TOEICと並行しつつ大学3年生11月の試験で再挑戦となります。

大学3年生11月に再挑戦した場合、簿記1級の結果発表は大学3年生の1月です。

そのため、ぎりぎりのタイミングで就活の履歴書にも書くことができます。

がむしゃらプラン

大学3年生4月   勉強開始
大学3年生6月   簿記2級合格
大学3年生11月 簿記1級合格
大学3年生1月までにTOEIC700点取得

履歴書への記載を間に合わせるための、最もギリギリのパターンです。

このプランでは、1日1時間の勉強では不可能で、少なくとも3~4時間は必要かと思います。

大学3年生11月に簿記1級を受験して一発合格した後、簿記検定の結果が発表される1月までにTOEICを一気に勉強するという計画です。

ただ、非常にリスクが高いので、このような場合はTOEIC一本に絞る方が賢明かと思います。

まとめ

以上、自分に合ったスケジューリングを行い、簿記検定合格、TOEICスコア取得のための勉強を進めていただければと思います。

大学生の就活において、日商簿記1級とTOEICのハイスコアは本当に強力な武器となります。

皆さんの就職活動が、無事成功に繋がることを心からお祈りしております。

以下のページも是非ご覧ください。
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