TOEIC特急シリーズのメリットとは?どれから始めるのがおすすめ?

このページでは、TOEICの特急シリーズのおすすめ参考書、特急シリーズの参考書を取り組む順番について解説しています。

自分のレベルに合ったものを選び、効率の良いTOEIC対策を進めていただければと思います。

以下のページも是非ご覧ください。
>>英単語帳はどう選ぶ?ターゲット、システム英単語、速読英単語を徹底比較
>>「ターゲット1900」と「ターゲット1400」の違いは?どう選ぶべき?

TOEICの特急シリーズとは?

特急シリーズとは、TOEICに特化した参考書のシリーズです。

文法特急・単語特急・熟語特急など色々な種類が出版されており、幅広い知識を身に付けることができます。

口コミから人気が出てきた参考書で、現在では書店の中でも目立つ位置に置かれていることが多いので、目にしたことがある人も多いかもしれません。

本自体は非常にコンパクトなので持ち運びが便利で、混雑している電車の中でもストレス無く勉強することができます。

また、この参考書にはCDは付いていませんが、出版社のウェブサイトから音声ファイルをダウンロードすることもできます。

私自身、過去に何冊かこのシリーズの本を使ったことがありますが、特に文法特急の完成度は素晴らしく特におすすめです。

1冊こなすのにそれほど時間も掛からないので、是非一度手に取ってみることをおすすめします。

特急シリーズのメリット

特急シリーズを使うことによるメリットは以下の通りです。

・よく出題される項目を重点的に学習できる
・短時間でスコアアップに繋げることができる
・繰り返し反復学習することで定着しやすい

特急シリーズは、要点が簡潔にまとめられた参考書です。

コンパクトな冊子の中に、TOEICスコアを伸ばすための必須項目がぎっしりと詰まっています。

そのため、得点に結び付きやすい重要項目だけを集中的に学習して、短期間でのスコアアップが見込めます。

1冊のボリュームはそれほど多くないので反復学習もしやすく、何度も繰り返すことで強固な記憶として定着させることができます。

特急シリーズのデメリット

特急シリーズを使うことによるデメリットは、1冊だけでは全ての範囲を網羅しきれないことです。

基本的に、特急シリーズは既にある程度の英語知識を持っている人が使うと非常に大きな効果を発揮します。

既に持っている英語知識を、TOEICに特化して補強してくれるようなイメージと考えてください。

しかし、要点のみまとめられているため、あまり網羅性に優れているとは言えません。

英語の基礎知識が怪しい人は、まずは網羅系の参考書に取り組みましょう。

目安として、TOEICスコア500点以下の人は、特急シリーズではなくまずは網羅系の参考書に取り組む方が良いかと思います。

網羅系の参考書のおすすめとしては、英単語・英熟語であればターゲットシリーズ、英文法であればForestやネクステージが一般的には良書とされています。

これらは私も使っていた参考書なので、自信を持っておすすめします。

以下のページもあわせてご覧ください。
>>「ターゲット1900」と「ターゲット1400」の違いは?どう選ぶべき?

どの特急シリーズから取り組むのがおすすめ?

これまで、特急シリーズの特徴について解説してきましたが、まずはどの参考書から手を付ければ良いのでしょうか。

現時点で出版されている特急シリーズの参考書を一覧形式で紹介しております。

なお、まず最初に取り組むべき参考書は赤文字にしているので、是非参考にしてみてください。

英単語・英熟語

単語特急 新形式対策
難易度:★★★☆☆

単語特急2 語彙力倍増編
難易度:★★★★☆

単語特急3 頻出語言い換え集
難易度:★★★☆☆

熟語特急 全パート攻略
難易度:★★☆☆☆

出る単特急 金のフレーズ
難易度:★★★☆☆

出る単特急 銀のフレーズ
難易度:★★☆☆☆

出る単特急 金のセンテンス
難易度:★★★☆☆

出る単特急 金の熟語
難易度:★★★☆☆

上級単語特急 黒のフレーズ
難易度:★★★★★

英単語や英熟語は、基本的にはターゲットなどの網羅性の高い単語帳を使って学習することになるかと思います。

そのため、特急シリーズは必ずしも必要にならないかもしれません。
>>英単語帳はどう選ぶ?ターゲット、システム英単語、速読英単語を徹底比較

特急シリーズはTOEIC受験直前の最終的な仕上げとして、要点を押さえて復習するために使用しましょう。

英単語の特急シリーズの中では、単語特急シリーズの「新形式対策」がよくまとまっていておすすめです。

>>TOEIC 単語特急 新形式対策 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

文法問題

1駅1題 文法特急
難易度:★★★☆☆

文法特急2 急所アタック編
難易度:★★★★☆

パート5特急 400問ドリル
難易度:★★★☆☆

パート5特急 420問
難易度:★★★☆☆

パート6特急 新形式ドリル
難易度:★★★☆☆

900点特急 パート5&6
難易度:★★★★★

900点特急II 究めるパート5
難易度:★★★★★

初心者特急 パート5
難易度:★☆☆☆☆

初心者特急 パート6
難易度:★☆☆☆☆

文法問題のセクションは、特急シリーズで最も補強すべきポイントです。

特急シリーズブームの火付け役である「文法特急」だけは、少なくとも取り組んでおくようにしましょう。

>>TOEIC 文法特急 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

英文読解

1駅1題 読解特急
難易度:★★★☆☆

読解特急2 スピード強化編
難易度:★★★★☆

読解特急3 上級編
難易度:★★★★★

読解特急4 ビジネス文書編
難易度:★★★☆☆

読解特急5 ダブルパッセージ編
難易度:★★★☆☆

読解特急6 トリプルパッセージ編
難易度:★★★☆☆

初心者特急 読解編
難易度:★☆☆☆☆

初心者特急 パート7
難易度:★★☆☆☆

サラリーマン特急 新形式リーディング
難易度:★★★☆☆

サラリーマン特急 満点リーディング
難易度:★★★★☆

英文読解のセクションに関しても、数多くの特急シリーズの参考書が出版されています。

ただ、このセクションについては無理に特急シリーズを使う必要は無いかと思います。

文法特急やリスニング特急をこなした上で、もし余裕があれば自分の難易度に合った読解特急も取り組んでみてください。

リスニング

初心者特急 パート1・2
難易度:★☆☆☆☆

初心者特急 パート3
難易度:★☆☆☆☆

初心者特急 パート4
難易度:★★☆☆☆

パート1・2特急 難化対策ドリル
難易度:★★★☆☆

パート1・2特急II 出る問 難問240
難易度:★★★★☆

パート3・4特急 実力養成ドリル
難易度:★★★☆☆

パート3・4特急Ⅱ 実践トレーニング
難易度:★★★☆☆

サラリーマン特急 新形式リスニング
難易度:★★★★☆

リスニングも、この特急シリーズでしっかりと補強しておくことを強くおすすめします。

リスニングセクションは、リーディングよりも断然スコアが伸びやすいセクションです。

リスニングは全部のシリーズに手を付けて欲しいくらいですが、最初は初心者特急から取り組みましょう。

ある程度英語が得意な人でも、リスニングに限っては基礎から積み上げていく方が結果としてスコアアップへの近道になります。

>>TOEIC 初心者特急 パート1・2 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

総合対策

入門特急 とれる600点
難易度:★☆☆☆☆

ドリーム特急 全パート実戦対策
難易度:★★★☆☆

全力特急 絶対ハイスコア
難易度:★★★☆☆

正解特急 ルール55
難易度:★★☆☆☆

戦略特急 スコア育成計画
難易度:★★★☆☆

特急シリーズは、ポイントを絞って要点を集中的に補強するための参考書シリーズです。

総合対策本については、特別な理由が無い限り手を付けなくても良いかと思います。

文法とリスニングを仕上げた上で、余裕があれば目を通してみても良いかもしれません。

問題集

模試特急 新形式対策
難易度:★★☆☆☆

模試特急 200問一本勝負
難易度:★★★☆☆

時短特急 ミニ模試×5回
難易度:★★★☆☆

正解特急2 実戦模試編
難易度:★★★☆☆

模試や問題集は、出来ればTOEICの公式問題集を使いましょう。

特急シリーズを色々と買い揃えることは、結果的に割高になってしまいます。

>>公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

まとめ

以上、TOEICの特急シリーズについて、おすすめの参考書や取り組む順番を紹介してきましたが、いかがでしたか。

是非このページを参考に、効果的に特急シリーズを活用していただければと思います。

以下のページも是非どうぞ。
>>TOEICスコアを伸ばすにはリスニング・リーディングのどっちを勉強すべき?
>>リクルートの学習アプリ、「スタディサプリ」のコスパが素晴らしい!