このページでは、公式から発表されているTOEICの試験データを簡潔にまとめております。
年齢別平均点や国別の平均点など、自分の力を測るうえでのヒントにしてみてください。
なお、出典は以下の資料です。
ちょっと古い資料ですが、現在も大きな傾向は変わらないかと思います。
http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/Worldwide.pdf
以下のページもあわせてご覧ください。
>>衝撃!日本人の英語力はずば抜けて低かった!その理由とは?
>>リクルートの学習アプリ、「スタディサプリ」のコスパが素晴らしい!
それでは、スタートです。
TOEICの地域別平均スコア
TOEICテストにおける、各地域別の平均スコアは以下の通りです。
ヨーロッパ 702点
アフリカ 666点
北米 578点
アジア 568点
南米 497点
日頃から英語を使う機会の多いヨーロッパの国々がトップで、702点もの平均スコアを叩き出しています。
北米はアメリカもカナダも英語国なので、ほとんどの受験生はメキシコ人ではないかと推測します。
アジアは平均点は低めですね。
南米の平均点が最も低く、500点を割っています。南米はスペイン語やポルトガル語圏の国々が多く、かなり苦戦しているようです。
TOEICの国別平均スコア
TOEICテストにおける、国別の平均スコアは以下の通りです。
アジア地域かつ受験者が500人以上の国だけを抜粋して記載しています。
バングラデシュ 895点
インド 861点
ネパール 814点
スリランカ 780点
レバノン 753点
パキスタン 741点
中国 716点
フィリピン 711点
マレーシア 687点
サウジアラビア 683点
ヨルダン 667点
香港 644点
韓国 632点
台湾 569点
日本 512点
タイ 493点
ベトナム 469点
モンゴル 441点
マカオ 438点
アラブ首長国連邦 436点
インドネシア 423点
アジア各国の国別スコアは以上です。
日本はアジアの中でも非常に低い部類に入りますね。
中国には200点以上、韓国には100点以上も差を付けられています。
TOEICの年齢別受験者割合と平均スコア
各年齢層の受験者の比率と平均スコアは以下の通りです。
20歳以下 18.3% 491点
20代前半 39.5% 601点
20代後半 18.7% 617点
30代前半 8.8% 592点
30代後半 5.7% 563点
40代前半 4.3% 535点
46歳以上 4.6% 524点
特に20代前半の受験者層が多くなっており、平均点も20歳以下と比べると急激に上昇しています。
就職活動のために受験したり、就職後に会社から受験させられる人が多く、頑張って勉強していることがうかがえますね。
そして、平均点としては、20代後半の受験生がピークになっており、それ以降の年代は下落していく傾向があります。
TOEICの就業状況別受験者割合と平均スコア
学生、社会人などといった就業状況別の受験者比率と平均スコアは以下の通りです。
フルタイム学生 52.3% 574点
フルタイム勤務者 35.7% 548点
非就業者 7.9% 637点
パートタイム勤務者 4.1% 596点
受験者層としては学生が最も多く、半分以上を占めます。
なお、平均スコアとしては非就業者が最も高く、フルタイム勤務者が最も低くなっています。
パートタイム勤務者もそこそこ高いスコアをマークしていますので、時間に余裕のある人ほどスコアが高い傾向にありますね。
TOEICの受験目的別受験生割合と平均スコア
各受験者のTOEIC受験目的の集計結果と、それぞれの平均スコアです。
英語学習のため 32.0% 556点
就職活動のため 30.3% 618点
進学・卒業のため 19.0% 578点
昇進・昇格のため 10.3% 536点
その他 8.4% 538点
就職活動のために受験する受験生の割合が3割近くという結果になっています。
また、就職活動目的で受験する人の平均スコアは最も高く、唯一600点台に達しています。
就職活動で履歴書に自信を持ってスコアを記載するためには、これ以上のスコアを取っておきたいところですね。
TOEICの業種別平均スコア
次は、業種別の平均スコアです。
受験者割合が2%以上の業種のみ、掲載しております。
教育機関(高校以下) 663点
教育機関(大学以上) 651点
その他 608点
金融 606点
商社 599点
政府・公共団体 587点
軍隊・自衛隊 581点
その他製造 569点
医療 568点
その他サービス 567点
運輸 561点
化学 543点
建設 523点
金属 516点
機械 505点
車両 494点
一番スコアの高い業種は教育機関ということなので、学校の教師や塾の講師がこれに該当すると考えられます。
全体的に、非製造業の平均スコアは高く、製造業の平均スコアは低いという結果になっています。
やはり、非製造業の場合は社外の相手と接する機会が多いので、製造業に比べるとより高い英語力が必要になってくるのだと考えられます。
TOEICの英語圏滞在期間別受験者割合と平均スコア
英語圏の地域に滞在したことがある期間別の受験者割合と平均スコアです。
2年~ 3.6% 762点
1年~2年 2.7% 709点
6ヶ月~1年 6.1% 702点
~6ヶ月 23.8% 604点
滞在経験無し 63.7% 540点
英語圏の国々への滞在経験の有無が、スコアにも大きく影響しています。
ほとんどの受験者は滞在経験が無いか、6ヶ月未満の旅行や短期出張の滞在経験しかないようですね。
6ヶ月以上の滞在経験がある人のスコア平均も700点以上に乗ってきていますので、半年程度の短期留学でも充分効果はありそうです。
まとめ
以上、公式から発表されているTOEICの試験データのまとめでした。
皆さんがTOEICを受験するにあたって、また受験結果を分析するにあたって、このデータを是非参考にしてみてくださいね。
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