TOEICの年齢別・国別の平均点は?公式試験データをまとめてみた

このページでは、公式から発表されているTOEICの試験データを簡潔にまとめて紹介しております。

年齢別平均点や国別平均点など、自分の力を測るうえでのヒントにしてみてください。

なお、出典は以下の資料です。

2019年度の資料ですが、現在も大きな傾向は変わらないかと思います。
>>TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料

以下のページもあわせてご覧ください。
>>衝撃!日本人の英語力はずば抜けて低かった!その理由とは?
>>リクルートの学習アプリ、「スタディサプリ」のコスパが素晴らしい!

TOEICの地域別平均点

TOEICテストにおける、各地域別の平均点は以下の通りです。

ヨーロッパ 723点
アフリカ  678点
南米    646点
北米    630点
アジア   574点

日頃から英語を使う機会の多いヨーロッパの国々がトップで、723点という非常に高い平均スコアとなっています。

北米が低めですが、アメリカもカナダも英語国なので、メキシコ人受験者が多いのではないかと推測されます。

南米はスペイン語やポルトガル語圏の国々が多いようです。

なお、アジアの平均点は574点という最も低い結果となっています。

TOEICの国別平均点

TOEICテストにおける、国別の平均点は以下の通りです。

アジア地域かつ受験者が500人以上の国だけを抜粋して記載しています。

レバノン   782点
フィリピン  713点

韓国     678点
ヨルダン   666点
インド    662点
マレーシア  611点

ミャンマー  580点
中国     571点
台湾     562点
香港     541点
日本     523点
マカオ    516点

ベトナム   490点
タイ     485点
インドネシア 471点
モンゴル   468点

フィリピンやインドは英語国ということもあり、高い平均スコアとなっています。

韓国は非常に健闘していますね。

一方で、日本はアジアの中でも低いレベルに位置しています。

韓国には約150点、中国には約50点も差を付けられてしまっています。

TOEICの年齢別受験者割合と平均点

各年齢層の受験者の比率と平均点は以下の通りです。

20歳以下 22.9% 504点
20代前半 39.7% 609点
20代後半 14.8% 646点
30代前半 7.3% 606点
30代後半 5.6% 577点
40代前半 3.9% 567点
46歳以上 5.8% 555点

特に20代前半の年齢層が多くなっており、20歳以下と比べると平均点も急激に上昇しています。

就職活動のために受験する人が多く、頑張って英語学習に取り組んでいることが分かりますね。

平均点としては20代後半の受験者がピークになっており、それ以降の年齢層になると徐々に下落していく傾向となっています。

TOEICの就業状況別受験者割合と平均点

学生や社会人といった就業状況別の受験者比率と平均点は以下の通りです。

フルタイム学生   52.4% 566点
フルタイム勤務者  37.3% 567点
非就業者      6.2% 668点
パートタイム勤務者 4.1% 627点

受験者層としては学生が最も多く、半分以上を占めています。

なお、平均スコアとしては非就業者が最も高く、フルタイム勤務者が最も低くなっています。

パートタイム勤務者も高いスコアをマークしており、時間に余裕のある人ほどスコアが高い傾向にあります。

TOEICの受験目的別受験生割合と平均点

各受験者のTOEIC受験目的の集計結果と、それぞれの平均点です。

英語学習のため  30.8% 574点
就職活動のため  24.1% 628点
進学・卒業のため 23.5% 578点
昇進・昇格のため 12.4% 534点
その他      10.2% 563点

就職活動のために受験する受験生の割合が3割近いという結果になっています。

また、就職活動目的で受験する人の平均スコアが最も高く、唯一600点台に達しています。

就職活動で履歴書に自信を持ってスコアを記載するためには、これ以上のスコアを取っておきたいところです。

以下のページも是非どうぞ。
>>就活生必見!就職にTOEICスコアは何点必要?ソニーなど各企業の採用基準をまとめてみた

TOEICの業種別平均点

次は、業種別の平均点です。

受験者割合が2%以上の業種のみ、掲載しております。

高校以下の学校 698点
大学以上の学校 665点
その他     654点
商社      623点
金融      622点
医薬品     618点
政府・公共団体 611点
医療      607点
軍隊・自衛隊  602点
旅行      601点
その他サービス 586点
運輸      569点
その他製造   555点
化学      553点
建設      548点
金属      530点
機械      522点
自動車     514点
電機      496点

一番スコアの高い業種は教育機関となっており、学校教師や塾講師がこれに該当すると考えられます。

全体的に、非製造業の平均スコアは高く、製造業の平均スコアは低いという結果になっています。

やはり、非製造業は社外の相手と接する機会が多く、より高い英語力が必要になってくるものと考えられます。

TOEICの英語圏滞在期間別受験者割合と平均点

英語圏の地域に滞在したことがある期間別の受験者割合と平均点です。

2年~      3.4% 772点
1年~2年   2.4% 729点
6ヶ月~1年  4.8% 716点
~6ヶ月     24.5% 611点
滞在経験無し  64.9% 553点

英語圏の国々への滞在経験の有無が、スコアにも大きく影響しています。

2年以上の滞在経験がある人は、非常に高い平均スコアとなっています。

ほとんどの受験者は英語圏への滞在経験が全く無いか、6ヶ月未満の旅行や短期出張の滞在経験しかないという結果になっています。

このデータを見る限り、半年程度の短期留学でも充分に効果は期待できそうですね。

まとめ

以上、公式から発表されているTOEICの試験データから、年齢別平均点や国別平均点などをまとめて紹介しました。

皆さんがTOEICを受験するにあたって、これらのデータを是非参考にしてみてください。

以下のページもどうぞ。
>>転職でTOEICスコアは何点必要?目安となる点数をまとめてみた
>>TOEICスコアを伸ばすにはリスニング・リーディングのどっちを勉強すべき?