このページでは、アレルギーの英語における記載方法を紹介していきます。
食物アレルギーをお持ちの方が海外の食べ物を召し上がる際や、外国人向けに英語のフードメニューを作成される際など、是非参考にしていただければと思います。
また、イヌアレルギーやネコアレルギーなど、食物以外のアレルギーについても紹介しています。
以下のページもあわせてご覧ください。
>>料理やグルメに関する英語の名言・格言50選一覧まとめ!
アレルギーは英語で何と言う?
「アレルギー」は、英語では「allergy」と綴り、「アラジー(ˈælɚdʒi)」と発音します。
私たちが普段話している感覚で「アレルギー」と発音しても上手く通じないことが多いかと思います。
「ア」にアクセントを置いて、「アラジー(ˈælɚdʒi)」と発音しましょう。
特定のアレルギーのことを言いたい場合は、「○○ allergy」または「allergy to ○○」となります。
例えば「乳アレルギー」と言いたい場合は、英語では「milk allergy」または「allergy to milk」と表現することができます。
特定の物質を含む場合、含まない場合の英語表記
次に、食品の中に特定の物質を含む場合、含まない場合の英語表記方法を紹介していきます。
特定の物質を含む場合の英語表記
食品の中に特定の物質が含まれる場合には、「contains ○○」と表記されることになります。
例えば牛乳が含まれる場合には、「contains milk」となります。
また、「本品は○○を含む商品と共通の設備で製造しています」といったように、材料としては使用されていないものの、微量のアレルゲンが混入してしまう可能性がある場合には、「may contain ○○」、「may be present ○○」のように表記されます。
特定の物質を含まない場合の英語表記
食品の中に特定の物質が含まれない場合には、「○○ free」、「free from ○○」のように表記されます。
例えば牛乳を含まない場合には、「milk free」となります。
また、「vegan」表示がある場合には、あらゆる動物性食品が含まれていません。
動物の肉だけでなく、動物から産出される牛乳や卵といった食品も含まれないことになります。
以下、特定のアレルギーや花粉症について、英語での表記方法を紹介していきます。
食物アレルギーの英語表記(法令で義務付けられている特定原材料7品目)
まずは、法令によって加工食品への表示が義務付けられている食物アレルギーの英語表記を紹介していきます。
乳アレルギー
⇒ milk allergy, allergy to milk
⇒ dairy allergy, allergy to dairy
「乳」は英語で「milk」と言います。
その他に、「酪農」という意味の「dairy」という単語で表現されることもあります。
「日々の、毎日の」という意味の「daily」とはスペルが似ているので注意しましょう。
上述の通り、「vegan」表示がある場合には乳も含まれていません。
卵アレルギー
⇒ egg allergy, allergy to egg
「卵」は英語で「egg」と言います。
上述の通り、「vegan」表示がある場合には卵も含まれていません。
そばアレルギー
⇒ buckwheat allergy, allergy to buckwheat
「そば」は英語で「egg」と言います。
英語圏ではあまり馴染みの無いアレルゲンかもしれませんね。
小麦アレルギー
⇒ wheat allergy, allergy to wheat
⇒ gluten allergy, allergy to gluten
「小麦」は英語で「wheat」と言います。
その他に、小麦のタンパク質から作られる物質名である「gluten」と表記されることもあります。
日本語の中でも、「グルテンフリー(gluten free)」というフレーズは深く浸透していますね。
なお、「グルテンフリー」はグルテン濃度が20ppm未満であれば表記できるため、微量の小麦からアレルギー症状が出てしまうことがあるので注意が必要です。
また、小麦の中には様々なタンパク質が含まれているため、グルテンフリーだからといって小麦アレルギーの人が100%問題無く食べられるというわけでもないようです。
落花生アレルギー
⇒ peanuts allergy, allergy to peanuts
「落花生」は英語で「peanuts」と言います。
なお、ナッツ類を総称して記載する場合には「tree nuts」となります。
えびアレルギー
⇒ crustacean allergy, allergy to crustacean
⇒ shellfish allergy, allergy to shellfish
「えび」は英語で「shrimp」や「prawn」と言いますが、アレルギーの表記においては「甲殻類」という意味の「crustacean」や、「甲殻類、貝類」という意味の「shellfish」という単語がよく使われます。
「shellfish」の方が範囲が広く、「shellfish」の中には「crustacean(甲殻類)」と「mollusk(軟体動物)」が含まれます。
軟体動物とは、いか、たこ、貝類などの総称です。
かにアレルギー
⇒ crustacean allergy, allergy to crustacean
⇒ shellfish allergy, allergy to shellfish
「かに」は英語で「crab」と言いますが、アレルギーの表記においてはえびと同様に、「甲殻類」という意味の「crustacean」や、「甲殻類、貝類」という意味の「shellfish」という単語がよく使われます。
食物アレルギーの英語表記(表示が推奨されている特定原材料21品目)
次に、義務ではありませんが加工食品への表示が推奨されている食物アレルギーの英語表記を紹介していきます。
あわびアレルギー
⇒ abalone allergy, allergy to abalone
⇒ shellfish allergy, allergy to shellfish
「あわび」は英語で「abalone」と言います。
その他、「甲殻類、貝類」という意味の「shellfish」という表現も多く使われます。
いかアレルギー
⇒ squid allergy, allergy to squid
⇒ shellfish allergy, allergy to shellfish
「いか」は英語で「squid」と言います。
その他、「甲殻類、貝類、軟体動物」を広く指す「shellfish」という表現も使われます。
いくらアレルギー
⇒ salmon roe allergy, allergy to salmon roe
⇒ fish roe allergy, allergy to fish roe
いくらは鮭の卵なので、英語では「salmon roe」と言います。
「roe」とは、「魚卵、白子」を意味する英単語です。
その他、魚卵全般を意味する「fish roe」という表現も使われます。
オレンジアレルギー
⇒ citrus allergy, allergy to citrus
「オレンジ」は英語では「orange」ですが、アレルギー表記においては「柑橘類」という意味の「citrus」という単語がよく使われます。
キウイフルーツアレルギー
⇒ kiwi allergy, allergy to kiwi
⇒ kiwi fruit allergy, allergy to kiwi fruit
「キウイ」は英語では「kiwi」や「kiwi fruit」と言います。
「キウイ」はニュージーランドの国鳥である「キーウィ」にちなんで名付けられました。
牛肉アレルギー
⇒ beef allergy, allergy to beef
⇒ meat allergy, allergy to meat
「牛肉」は英語では「beef」と言います。
その他、肉全般を意味する「meat」という表現も使われます。
くるみアレルギー
⇒ tree nuts allergy, allergy to tree nuts
⇒ walnut allergy, allergy to walnut
「くるみ」は英語では「walnut」と言います。
アレルギーを表す際には、ナッツ類全般を意味する「tree nuts」と表現されることが多いかと思います。
さけアレルギー
⇒ salmon allergy, allergy to salmon
⇒ fish allergy, allergy to fish
「さけ」は英語では「salmon」と言います。
アレルギーを表す際には、魚類全般を意味する「fish」が用いられることも多いかと思います。
さばアレルギー
⇒ mackerel allergy, allergy to mackerel
⇒ fish allergy, allergy to fish
「さば」は英語では「mackerel」と言います。
アレルギーを表す際には、魚類全般を意味する「fish」も用いられることが多いかと思います。
大豆アレルギー
⇒ soy allergy, allergy to soy
⇒ soybeans allergy, allergy to soybeans
「大豆」は英語では「soy」や「soybeans」と言います。
イギリス英語においては、「soya」と表記されることもあります。
鶏肉アレルギー
⇒ chicken allergy, allergy to chicken
⇒ poultry allergy, allergy to poultry
「鶏肉」は英語では「chicken」と言います。
その他、「家禽、家禽の肉」という意味の「poultry」が用いられることもあります。
バナナアレルギー
⇒ banana allergy, allergy to banana
「バナナ」は英語では「banana」と言います。
豚肉アレルギー
⇒ pork allergy, allergy to pork
⇒ meat allergy, allergy to meat
「豚肉」は英語では「pork」と言います。
その他、肉全般を意味する「meat」という表現も使われます。
まつたけアレルギー
⇒ matsutake mushroom allergy, allergy to matsutake mushroom
「まつたけ」は英語では「matsutake mushroom」と表現することが多いかと思います。
基本的に日本で多く見られるアレルギーのようです。
ももアレルギー
⇒ peach allergy, allergy to peach
「もも」は英語では「peach」と言います。
やまいもアレルギー
⇒ yam allergy, allergy to yam
「やまいも」は英語では「yam」や「Japanese yam」と言います。
なお、「yam」は国や地域によっては「さつまいも」や「じゃがいも」のことを指すこともあるようです。
リンゴアレルギー
⇒ apple allergy, allergy to apple
「リンゴ」は英語では「apple」と言います。
ゼラチンアレルギー
⇒ gelatin allergy, allergy to gelatin
「ゼラチン」は英語では「gelatin」と言います。
なお、ゼラチンは動物のたんぱく質から作られるため、「vegan」表示がある場合にはゼラチンも含まれていません。
ごまアレルギー
⇒ sesame allergy, allergy to sesame
⇒ sesame seeds allergy, allergy to sesame seeds
「ごま」は英語では「sesame」や「sesame seeds」と言います。
カシューナッツアレルギー
⇒ cashew allergy, allergy to cashew
⇒ tree nuts allergy, allergy to tree nuts
「カシューナッツ」は英語では「cashew」と言います。
ナッツ類全般を意味する「tree nuts」と表記されることもあります。
魚介類アレルギー
⇒ seafood allergy, allergy to seafood
「魚介類」全般のことは英語では「seafood」と言います。
「fish(魚類)」や「shellfish(甲殻類、軟体動物)」を含む、広い範囲の海産物を指す英単語です。
食物以外のアレルギーの英語表記
最後に、食物以外の主なアレルギーの英語表記について解説していきます。
イヌアレルギー
⇒ dog allergy, allergy to dog
「イヌ」のことは英語では「dog」と言います。
ネコアレルギー
⇒ cat allergy, allergy to cat
「ネコ」のことは英語では「cat」と言います。
ダニアレルギー
⇒ tick allergy, allergy to tick
⇒ dust mite allergy, allergy to dust mite
「ダニ」のことは英語では「tick」や「mite」と言います。
「tick」は比較的大きな吸血性のダニ、「mite」は目に見えないほど小さなダニのことを指します。
基本的には、「dust mite」と呼ばれる「イエダニ、チリダニ類」がアレルギーを引き起こすことが多いかと思います。
ハウスダストアレルギー
⇒ dust allergy, allergy to dust
⇒ house dust allergy, allergy to house dust
ホコリなどの「ハウスダスト」のことは、英語では「dust」や「house dust」と言います。
ラテックスアレルギー
⇒ latex allergy, allergy to latex
⇒ natural rubber latex allergy, allergy to natural rubber latex
天然ゴムの「ラテックス」は、英語では「latex」となります。
「natural rubber latex」と表記することもあります。
金属アレルギー
⇒ metal allergy, allergy to metal
「金属」は英語では「metal」と言います。
その他、原因物質名を用いて「nickel allergy, allergy to nickel」のように表記することもあります。
まとめ
以上、アレルギーの英語における記載方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?
このページが皆さんの参考になれば幸いです。
以下のページもあわせてご覧ください。
>>料理やグルメに関する英語の名言・格言50選一覧まとめ!
>>犬に関する英語の名言・格言40選一覧まとめ!