「英語」の意味って?「英語」という名の由来を解説!

このページでは、「英語」とはどういう意味なのか、「英語」という名の由来は何なのか、という点について解説していきます。

英語とは一体何なのか、なぜ英語と呼ばれるようになったのか、このページで学んでいきましょう。

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「英語」の意味とは

私たちが普段使っている「日本語」とは、「日本」の言葉のことです。

日本発祥で、日本人によって使われている言語なので「日本語」と言うのですね。

これと同様に、「英語」とは「英」の言葉のことです。

さて、「英」とはどういう意味なのでしょうか。

「英」とはイギリスイングランドのことで、「英吉利(イギリス)」や「英格蘭(イングランド)」の頭文字が取られたものです。

つまり英語とは、「イギリス・イングランドの言葉」という意味なのですね。

ちなみに、イギリスとはヨーロッパにある島国で、グレートブリテン島やアイルランドの北部などから成る国家です。

以下の画像の赤色で囲まれた部分がイギリスですね。


出典:Google MAP

イギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという4つのカントリーから構成されており、イングランドはグレートブリテン島の南部に位置しています。

イギリスの首都であるロンドン、バーミンガム、リバプールなどの都市も、このイングランドに含まれます。

イングランドは以下の画像の赤色で囲まれた部分です。


出典:Google MAP

「英」という漢字の意味・由来

ところで、なぜ「英」という漢字が使われているのでしょうか。

これは中国語の漢字表記に由来しています。

「English」や「England」という発音を中国語に音訳すると、「英吉利(Yingjili/インジーリー)」「英格蘭(Yinggelan/イングァラン)」となります。

音訳とは「同じ意味になるように」ではなく、「同じ発音になるように」文字を当てはめることを言います。

「Eng」と中国語の「Ying」、確かに似ていますね。

その他に、イングランドを意味するポルトガル語の「Ingles」という語を中国語に音訳したものという説もあります。

日本に最初に渡来したヨーロッパ人はポルトガル人ですが、中国も日本と同じく当時のポルトガルとの関わりが深かったことがその理由です。

かつての日本では「英吉利」のことを「えいぎりす」と呼んでいましたが、このような「英吉利」や「英格蘭」といった表記は、現在の日本ではほとんど使われていません。

しかし、今でもイギリスのことを「英国」と呼んでいるのは、「英吉利」や「英格蘭」という表記に由来しています。

フランスの言語はフランス語、ドイツ語の言語はドイツ語と呼ばれるように、この言語も明治時代の頃には「イギリス語」とも呼ばれていたようですが、現在では「英語」という呼び方で定着しています。

英語が世界共通語になった理由

元々イギリスの言葉であった英語は、現在80以上の国や地域で話されており、世界的な共通語となっています。

イギリスはヨーロッパの小さな国ですが、どうしてそのようなイギリスの言葉が世界中で使われるようになったのでしょうか。

これにはいくつかの理由があります。

まず最も大きい理由としては、帝国主義の時代における植民地支配の影響が大きいとされています。

「大英帝国の領土に日は沈まない」と言われるほど、当時のイギリスは世界中に多くの植民地を持っており、その植民地では英語が盛んに使われてきました。

以下の地図は、第一次世界大戦後のイギリスによる支配領域を示しています。

この地図を見れば、太陽の沈まない国と呼ばれる理由が分かるかと思います。


出典:The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2015/09/08/map-the-rise-and-fall-of-the-british-empire/

また、イギリスだけでなくアメリカの影響も大きいとされています。

アメリカ合衆国は1776年にイギリスから独立した国で、もちろんアメリカでも英語が使われています。

近代においては経済面や軍事面でアメリカが非常に大きな影響力を持っており、グローバルビジネスにおいても英語が使われるようになったことで、これが世界中に広まったとも考えられています。

私たち日本人は、明治時代の学校教育の中ではイギリス英語を勉強していましたが、戦後の学校教育の中ではアメリカ英語を勉強しています。

第二次世界大戦後の統治の影響もあるかと思いますが、国際社会におけるアメリカのプレゼンスが高まったことも大きな要因でしょう。

最後に、世界中の人々が理解しやすい簡単な言語であるということもその理由のひとつです。

例えば漢字は何万種類の文字がありますが、アルファベットはたったの26文字を覚えてしまえば良いだけですね。

また、フランス語やドイツ語などは名詞に男女の性別があったりと習得の難しい言語ですが、これらと比べると英語は文法面でも易しい言語であると言えます。

まとめ

以上、「英語」とはどういう意味なのか、「英語」という名の由来は何なのか、という点について解説してきましたが、いかがでしたか?

このページが皆さんの参考になれば幸いです。

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