このページでは、世界中の言語を経済規模の観点からランキング形式で紹介しています。
公用語ごとに各国のGDPを合算した数値を、その言語のGDPとしてランク付けしています。
なお、公用語が複数存在する国については、最も話者数の多い言語のみをランキングに含めております。
GDP数値のベースは、2017年度の名目GDPを基にしています。
なお、GDPが上位100ヶ国に入っている国のみ集計に含めています。
上位100ヶ国で、世界全体のGDF(79.8兆ドル)の99%(79.0兆ドル)をカバーしているため、その他の国は重要性の観点よりランキングから除外しています。
なお、以下のランキングも合わせてご覧ください。
>>英語人口の国別ランキング!英語を母国語とする人が多い国はどこ?
それでは、スタートです。
各言語別GDPランキング
第1位 英語
⇒ 26兆3,552億ドル
第1位はもちろん英語です。
皆さんご想像の通りでしょうか。
英語を母国語とする国だけでも、世界のGDPの3分の1を占めています。
内訳としては、アメリカ19.4兆ドル、イギリス2.6兆ドル、カナダ1.7兆ドル、オーストラリア1.4兆ドルと続きます。
その他にも、第二言語として英語を使う国も相当な数がありますので、これらも含めて計算すると凄い数字になりそうですね。
第2位 中国語
⇒ 12兆9,178億ドル
第2位は中国語です。
内訳としては、中国12.0兆ドル、台湾0.6兆ドル、シンガポール0.3兆ドルと続きます。
ほとんど、中国の1国だけで数字を稼いでしまっていますね。
その他の国々にも、世界中に華僑は多く存在しますので、中国語はビジネスにおいてはこの数値以上に幅広く使われています。
第3位 日本語
⇒ 4兆8,721億ドル
第3位は我らが日本語です。
日本だけで使われている言語ですので、日本1国でこのような数値となっています。
日本語の話者数自体はそこまで多くないのですが、GDPに換算すると世界3位になってしまうのはちょっと驚きですね。
第二言語として日本語を使う国は基本的には存在しないので、ビジネスにおける存在感はそこまで大きくありません。
第4位 ドイツ語
⇒ 4兆7,803億ドル
第4位は僅差でドイツ語です。
その内訳としては、ドイツ3.7兆ドル、スイス0.7兆ドル、オーストリア0.4兆ドルとなっています。
ドイツ語も日本語同様に話者数はそこまで多くないものの、GDPベースで換算すると順位が跳ね上がりますね。
ヨーロッパ域内では比較的広く使われている言語ですので、日本語に比べると国際的な存在感が大きい言語ですね。
第5位 スペイン語
⇒ 4兆6,089億ドル
第5位はスペイン語です。
中南米を中心に、非常に多くの国々で話されている言語です。
話者数としては中国語や英語に次いで第3位なのですが、経済規模では第5位に落ちてしまいます。
内訳としては、スペイン1.3兆ドル、メキシコ1.1兆ドル、アルゼンチン0.6兆ドルと続きます。
第6位 フランス語
⇒ 2兆6,994億ドル
第6位はフランス語です。
フランス周辺に加え、アフリカ大陸でも広く使われている言語ですね。
内訳としては、フランス1国で2.6兆ドルと、全体のほとんどを占めています。
その他、GDPとしては小さいものの、コンゴ、コートジボワール、カメルーンと続きます。
第7位 ヒンディー語
⇒ 2兆6,110億ドル
第7位はインド国内で話されているヒンディー語です。
話者数としてはスペイン語と同程度なのですが、GDPで見るとそこまで大きな規模ではありません。
しかし、将来的には経済発展に伴って順位を大きく上げてくることが予想される言語ですね。
基本的にはインドだけで話されている言語ですので、ビジネスにおける重要性はそこまで大きくありません。
第8位 アラビア語
⇒ 2兆4,018億ドル
第8位はアラビア語です。
中東やアフリカ北部地域で広く使われている言語です。
内訳は、サウジアラビア0.7兆ドル、アラブ首長国連邦0.4兆ドル、エジプト0.2兆ドルと続きます。
石油関係のビジネスにおいては、重要性の高い言語となりますね。
第9位 ポルトガル語
⇒ 2兆3,972億ドル
第9位はポルトガル語です。
ポルトガルと南米、アフリカ南部を中心に広く話されています。
内訳としては、ブラジル2.1兆ドル、ポルトガル0.2兆ドル、アンゴラ0.1兆ドルと続きます。
ほとんどブラジル1国で占められていると言っても差し支えありませんね。
第10位 イタリア語
⇒ 1兆9,379億ドル
第10位はイタリア語です。
サンマリノやバチカンなどでもイタリア語は広く普及していますが、このランキングの集計上はイタリア1国のみです。
話者数としては他にランクインしている言語と比べれば非常に少ない部類に入りますが、GDPベースでは10位に食い込んでいますね。
服飾関係のビジネスにおいては、重要性の高い言語になります。
まとめ
以上、世界中の言語を経済規模の観点からランキング形式で紹介してきましたが、いかがでしたか?
ちなみに、これ以降はロシア語、韓国語と続いていきます。
どれだけたくさんの国の人と話せるようになるか、という点から勉強する言語を決める人が多いかもしれませんが、将来的にビジネスに役立つか否か、という観点から勉強する言語を決めることも悪くないかと思います。
その点で考えると、やはり英語、中国語といったあたりが重要性が高いでしょう。
もしかしたら将来的には、スペイン語やアラビア語もビジネス的に重要な言語になってくるかもしれませんね。
このランキングが皆さんの参考になれば幸いです。
是非、以下のページも合わせて見ていってくださいね。
>>英語人口の国別ランキング!英語を母国語とする人が多い国はどこ?