このページではビジネスに関する英語の略語を40個、一覧形式で紹介しています。
ビジネスシーンで頻繁に登場する略語を中心にまとめておりますので、是非参考にしてみてくださいね。
また、以下のページも合わせてご覧ください。
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ビジネスに関する英語の略語40選一覧まとめ
ASAP
⇒ As Soon As Possible
「出来るだけ早く」の略です。
資料やデータを催促するときなど、ビジネスにおける英文メールでよく使われる表現です。
BCC
⇒ Blind Carbon Copy
他の宛先の人々には分からないようにメールのコピーを送信する「ブラインドカーボンコピー」のことです。
「blind」は「盲目の、見えない」という意味の形容詞で、「carbon copy」とは「カーボン紙で複写された文書」のことです。
宅配便の伝票などをイメージすると良いかもしれませんね。
ちなみに、他の宛先の人々にも分かるようにコピーを送信する「CC」は「Carbon Copy」の略です。
BCP
⇒ Business Continuity Plan
災害などに備え、事業継続や復旧を速やかに行うためのマニュアルである「事業継続計画」の略です。
「continuity」は、「連続、継続、関連」という意味の名詞です。
CAD
⇒ Computer-aided Design
コンピューターを使って図面などを設計することを意味する「コンピューター支援設計」のことです。
「aid」は「支援する」という意味で、直訳すると「コンピューターによって支援される設計」という意味になります。
CEO
⇒ Chief Executive Officer
企業などにおける「最高経営責任者」の略です。
「executive officer」は「役員」を意味する名詞で、その中の「chief」、つまりトップということですね。
ちなみに「最高財務責任者」を意味する「CFO」は、「Chief Financial Officer」の略です。
Co., Ltd.
⇒ Company Limited
英語の会社名の末尾によく登場する「株式会社」の略です。
株式会社とは、出資者が出資額以上の責任を負うことのない有限責任の会社形態です。
そのため、「限られた、有限の」という意味の「limited」という表現がなされます。
ちなみに、会社を表現する際には「モンスターズインク」のように「Inc.」という表現もありますが、これは「Incorporated」の略で、「法人組織の、有限責任の」という意味の形容詞です。
CPA
⇒ Certified Public Accountant
士業の1つである「公認会計士」の略です。
「certified」は、「認定された、公認された」という意味の形容詞です。
DTP
⇒ Desktop Publishing
コンピューターを使って出版物を作成して印刷する「デスクトップパブリッシング」の略です。
「publish」は「出版する、発行する」という意味の動詞で、「desktop publishing」は「卓上出版」や「机上出版」などと訳されます。
EDI
⇒ Electronic Data Interchange
受発注や決済などのデータをネットワークでやり取りする仕組みである「電子データ交換」の略です。
「interchange」は、「交換、交流、高速道路のインターチェンジ」という意味の名詞です。
EMS
⇒ Express Mail Service
国際郵便の一種である「国際スピード郵便」のことです。
「express」は「特急便、速達便」という意味です。
海外との間で書類をやり取りをする人にとっては馴染みがある単語かもしれませんね。
EOF
⇒ End Of File
「ファイルの終端」のことです。
データファイルやプレゼン資料の末尾によく書かれている略語ですね。
FAX
⇒ Facsimile
通信回線を使って画像データを送受信する「ファックス、 ファクシミリ」の略です。
元々、「facsimile」は「模写、複写」という意味の名詞です。
FIFO
⇒ First-In First-Out
最初に格納した在庫やデータを最初に払い出す「先入先出」の略です。
ちなみに、最後に格納した在庫やデータを最初に払い出す「後入先出」は「Last-In First-Out」と言い、「LIFO」と略します。
FOREX
⇒ Foreign Exchange
「外国為替」の略です。
「exchange」は「交換、為替、取引所」という意味の名詞です。
FYI
⇒ For Your Information
ビジネスメールでよく用いられる「ご参考までに」の略です。
厳密には、「just for your information」で「ご参考までに」という意味になります。
英語圏の人に対して「for your information」だけだと、「一応言っておく、忠告しておく」という少しきつい意味で捉えられてしまう場合もあります。
GAAP
⇒ Generally Accepted Accounting Principles
企業が財務諸表を作成する上での指針となる「一般に公正妥当と認められた会計原則」のことです。
「principle」は、「原理、原則、法則」という意味の名詞です。
HACCP
⇒ Hazard Analysis Critical Control Point
食品製造の際に問題を起こす原因を分析し、そのポイントを継続的に管理して安全を確保する手法である 「危害分析重要管理点」のことです。
「hazard」は「危険、偶然」という意味の名詞です。
IOU
⇒ I Owe You
借主がお金やモノを借りたことを証明するための「借用証書」のことです。
「I owe you.」をそのまま訳すと、「私はあなたに借りがある。」という意味になります。
IR
⇒ Investor Relations
企業が行う「投資家向け広報活動」のことです。
「relation」には「関係、関連」の他に、「交渉、渉外」という意味もあります。
ISO
⇒ International Organization for Standardization
産業における国際標準を定める機関である「国際標準化機構」の略です。
「standardization」は、「標準化、規格化」という意味の名詞です。
IT
⇒ Information Technology
情報や通信に関連した技術である「情報技術」の略です。
「I」は「インターネット」ではありませんのでご注意ください。
JIT
⇒ Just In Time
トヨタが生み出した生産システムである「ジャストインタイム」の略です。
必要なときに必要な量だけ仕入れることで、在庫数量が減少してそれらの管理コストを抑えることができます。
KPI
⇒ Key Performance Indicator
ビジネスなどにおいて目標の達成度を評価するための指標である「重要業績評価指標」の略です。
「Indicator」は、「指標、標識、指示器」という意味の名詞です。
M&A
⇒ Merger and Acquisition
企業における「合併や買収」の略です。
ちなみに、「株式公開買い付け」を意味する「TOB」は「Take Over Bid」の略です。
「take over」は「乗っ取る」、「bid」は「値を付ける」という意味で、ある価格で株を購入することを表明して一気に株式を取得する手法のことを言います。
MBA
⇒ Master of Business Administration
「経営学修士」という学位のことです。
「business administration」は、「経営管理、経営学」という意味になります。
MR
⇒ Medical Representative
製薬会社の営業部門で働く「医薬情報担当者」のことです。
「representative」は、「販売代理人、代表者」という意味の名詞です。
NASDAQ
⇒ National Association of Securities Dealers Automated Quotation
アメリカにあるベンチャー向け株式市場の「ナスダック」
英語表記からも分かるように、厳密には「NASDAQ」は株式市場そのもののことではなく、「店頭銘柄気配自動通報システム」というオンラインシステムのことを言います。
OEM
⇒ Original Equipment Manufacturing
他社のブランド名を冠した製品を作ることを意味する「相手先ブランド名製造」のことです。
例えば、iPhoneで有名なアップル社は基本的に自社工場を持たず、生産は全て外部の会社に委託しています。
この場合、委託先がアップル社の製品を作ることを「OEM」と言います。
OJT
⇒ On the Job Training
「職場における職業訓練」のことです。
ちなみに「職場外での職業訓練」は「OFF-JT」と呼ばれ、これは「Off the Job Training」が略されたものです。
OL
⇒ Office Lady
「会社に勤務する女性」のことです。
なお、この「OL」は和製英語なので海外では通じません。
以下のページも合わせてご覧ください。
>>海外では通じない和製英語、160語を一覧にまとめてみた
OTC
⇒ Over The Counter drug
医師の処方箋が無くても薬局やドラッグストアで買える「一般用医薬品」のことです。
第1類、第2類、第3類に分けられており、第1類の医薬品を購入する際は薬剤師の指導が必要となりますね。
PDCA
⇒ Plan, Do, Check, Action
ビジネスなどを行う上で必要となる、一連の「PDCAサイクル」
「plan」で「計画立案」し、「do」で「実行」し、「check」で「結果を確認」し、「action」で「改善」を行うということですね。
PIC
⇒ Person In Charge
英文のビジネスメールでよく使われる表現で、「担当者、責任者」の略です。
「in charge」は、「管理して、担当して」という意味になります。
PL
⇒ Product Liability
製造物に欠陥があったときはメーカーが責任を負うという「製造物責任法、PL法」のことです。
「liability」は「責務、義務」という意味の名詞です。
ちなみに、大阪の「PL学園」は「Perfect Liberty」の略で、「パーフェクトリバティー教団」のことを意味します。
POP
⇒ Point Of Purchase
店頭で、商品をお勧めするコメントなどが書かれている「POP広告」のことです。
そのまま日本語に訳すると「購買時点」という意味で、「POP広告」は「購買時点における広告」という意味になりますね。
POS
⇒ Point Of Sales system
販売情報をバーコードなどで記録し、在庫計画やマーケティングに活用する「販売時点情報管理、POSシステム」のことです。
特に情報の速さが重要であるコンビニにおけるPOSが有名ですね。
購入した商品、購入者の年齢層や性別、その日の気温や天気などの情報が集計・活用されています。
R&D
⇒ Research and Development
企業などで行われる「研究開発」の略です。
「development」は、「発展、成長、開発」という意味の名詞です。
ROE
⇒ Return On Equity
企業の利益額を株主資本の額で割った数値である「株主資本利益率」の略です。
この数値からは、投資の効率性を判断することができます。
ちなみに「ROA」は「Return On Asset」の略で、企業の利益額を総資産の額で割った数値である「総資産利益率」のことで、この数値からは資産運用の効率性を判断することができます。
TBD
⇒ To Be Determined
英文のプレゼンテーション資料などでよく使われる表現で、「未定」のことです。
なお、アニメやドラマの最後のシーンにおける「次回に続く」という言葉は「to be continued」と英語では表記され、直訳すると「継続させられる予定だ」となりますね。
これと同様に、「to be determined」は「決定される予定だ」、つまり「未定」という意味になります。
TOPIX
⇒ Tokyo stock Price Index
東証一部上場株式の株価を基に算出されている「東証株価指数」の略です。
「index」は、「索引、指針、指数」という意味の名詞です。
VAT
⇒ Value Added Tax
物品やサービスを買う際に課される「付加価値税」の略です。
日本で言うところの「消費税」にあたる、間接税の税金です。
まとめ
以上、ビジネスに関する英語の略語を40個紹介してきましたが、いかがでしたか?
このページが皆さんのお役に立てば幸いです。
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