このページでは、「くじ」の英語での表現方法について解説していきます。
一口にくじと言っても、くじ引き、宝くじ、福引き、おみくじ、あみだくじなど、様々な種類のくじがあります。
英語ではどのように表現すれば良いのか、このページで学習していきましょう。
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「くじ」を意味する英単語一覧
それでは早速、「くじ」の英語での表現方法を紹介していきます。
まずは、「くじ」のことを表す際によく使われる3つの英単語について解説します。
その後、くじ引き、宝くじ、福引き、あみだくじ、おみくじの英語での表現方法を学んでいきましょう。
「くじ」を英語で表現する場合、主にlottery, raffle, drawingの3つの英単語が候補となってきます。
それぞれの英単語の主な違いは以下のとおりです。
lottery
・金銭を払って参加し、金銭が当たる
・大規模で、政府などが開催する
・当選者が存在しないこともある(キャリーオーバー)
raffle
・金銭を払って参加し、景品が当たる
・小規模で、イベントや会合などで開催される
・必ず当選者が存在する
drawing
・上記以外のくじ全般
・金銭を払わなくても参加できる
以上が、lottery, raffle, drawingの3つの英単語の違いです。
なお、これらの英単語はアメリカ英語とイギリス英語の間で定義が若干異なりますので、使い分ける上でのあくまで目安と考えてください。
このうち「raffle」についてはあまり馴染みが無いかと思いますので、補足説明をします。
「raffle」とは、主に教会などがチャリティー活動として実施しているくじのことです。
参加者はお金を払ってくじを購入し、そのくじの半券を箱に入れて、その箱を使って抽選を行い、当選者が景品を手にすることができます。
購入されたくじの中から当たりが選ばれるので、必ず当選者が存在します。
日本ではあまり見かけることの無い、珍しいくじですね。
様々な「くじ」の英語での表現方法
それでは次に、様々な「くじ」の英語での表現方法を紹介していきます。
くじ引き、宝くじ、福引き、あみだくじ、おみくじの順で見ていきましょう。
くじ引き
⇒ drawing, drawing lots
「くじ引き」のことは、英語では「drawing」または「drawing lots」と言います。
「lot」とは、英語で「くじ券」そのもののことを指します。
そのため、くじ券を引くこと、つまり「くじ引き」は「drawing lots」と表現することもできます。
通常、くじ引きで当選してもお金は貰えず、特にチャリティー活動としての性格も無いかと思います。
そのため、「lottery」や「raffle」よりも「drawing」を使うほうが無難な表現になります。
「drawing」は、席替えのためのくじ引き、スポーツの組み合わせを決めるためのくじ引きなど、様々なシーンで使える便利な表現です。
なお、コンビニのおまけくじやお祭りの夜店でのくじ引きのように、景品が当たるタイプのくじ引きについては、「drawing」だけでなく「raffle」や「raffle drawing」と呼ぶこともできます。
そのため、一概に「drawing」だけが正解というわけではありません。
宝くじ
⇒ lottery
「宝くじ」のことは、「lottery」と言います。
宝くじとは金銭を払って参加し、金銭が当たるくじのことですね。
開催される規模は非常に大きく、日本では地方自治体が宝くじを主催しています。
ロト6などの番号選択型くじの場合は、当選者が存在せずにキャリーオーバーになることもあります。
これらの特徴は、上で紹介した「lottery」の定義に完全に合致しますね。
年末ジャンボ宝くじやロト6、サッカーくじ、スクラッチくじなど、あらゆる宝くじに対して「lottery」を用いることができます。
福引き
⇒ drawing
「福引き」は英語では「drawing」と言います。
くじ券を引くタイプの福引は、「drawing lots」と表現することもできます。
「くじ引き」と同様に、福引きで当選してもお金は貰えず、チャリティー活動としての性格もありません。
そのため「lottery」や「raffle」よりも、「drawing」を使っておくほうが無難です。
ただ、景品が当たる福引きについてはくじ引きと同様、「drawing」だけでなく「raffle」や「raffle drawing」と呼ばれることもあります。
こちらも、一概に「drawing」だけが正解というわけではありませんので、様々な表現が可能であるということは覚えておきましょう。
あみだくじ
⇒ ghost leg, amidakuji
「あみだくじ」のことは、「ghost leg」または「amidakuji」と言います。
日本や中国、韓国といった東アジアで親しまれているくじ引きで、欧米における知名度はゼロに等しいかと思います。
「ghost leg」は、あみだくじという意味の中国語である「畫鬼腳」をそのまま英語に訳した言葉です。
また、「amidakuji」は日本語をそのままローマ字表記したものですね。
いずれの方法で表現するにしても、欧米では馴染みのないくじなので、くじ引きの方法については一から説明する必要があるかと思います。
おみくじ
⇒ fortune slip, fortune-telling slip
「おみくじ」は「fortune slip」や「fortune-telling slip」と表現することができます。
おみくじには「くじ」という名前が付いているものの、当たったり外れたりという性質のものではありません。
どちらかと言えば占いとしての性格が強いので、「lottery」や「raffle」という単語は使われません。
「fortune」は「運勢」、「fortune-telling」は「占い」、「slip」は「紙切れ」という意味の英単語です。
「fortune slip」は「運勢が書かれた紙切れ」、「fortune-telling slip」は「占いが書かれた紙切れ」というニュアンスになりますね。
ちなみに運勢については、「大吉」は「excellent luck」、「吉」は「good luck」、「凶」は「bad luck」のように表現することができます。
まとめ
以上、「くじ」の英語での表現方法について解説してきましたが、いかがでしたか。
このページが皆さんの参考になれば幸いです。
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