このページでは、「まとめ」を英語で表現する場合の表記方法を3パターン紹介しています。
一口に「まとめ」と言っても、その「まとめ」の中で述べられている内容によって、適切な表現方法が異なります。
是非、会議でのプレゼン資料や、ビジネスでのパワポスライド、論文作成などにお役立てください。
また、以下のページも合わせてご覧ください。
>>英語のビジネスメールで使える文例をまとめてみた
「まとめ」を英語で表現する方法3パターン
それでは、さっそく本題に入りましょう。
さて、英語で「まとめ」と言いたい場合、表現方法としてはどのような選択肢があるのでしょうか?
まずは、一般的に発表スライドや論文等でよく使われるワードを列挙してみます。
・summary
・conclusion
・roundup
以上、主にこれら3つの表現が多く使われます。
どう使い分けたらいいの?という点については、次の章で解説していきます。
なお、これらの他に「remark」という言葉もプレゼンスライドの終盤によく使われます。
この単語には「まとめ」という意味はないのですが、とても役立つフレーズなので一緒に紹介していきます。
「まとめ」を表現する英語の使い分け
それでは、上で紹介した3つの表現を使い分ける方法を見ていきましょう。
日本語で一口に「まとめ」と言っても、その「まとめ」の中で述べられているコンテンツは様々かと思います。
それぞれに適した英語表現を選ぶようにしましょう。
「まとめ」に「summary」が適している場合とは?
「summary」とは、「要約、概要」という意味の名詞です。
そのため、「まとめ」の中で述べられているコンテンツが、これまでの発表を要約しておさらいしている内容だったり、既に話したことを言い換えているような内容の場合は、この「summary」が適しています。
前段では「AとB」について説明して、まとめの項目でも「AとB」に再度言及するようなイメージですね。
「まとめ」に「conclusion」が適している場合とは?
「conclusion」とは、「結論、結び、終わり」という意味の名詞です。
そのため、「まとめ」の中で述べられているコンテンツが、これまでの発表を踏まえた上での結論を提示しているような内容だったり、単に結びの言葉を述べているだけの場合は、この「conclusion」が適しています。
前段では「AとB」について説明して、「まとめ」では「だから、Cなんだ」という結論を述べたり、「以上、ご清聴ありがとう」という結びの言葉を述べるときに使われるというイメージです。
「まとめ」に「roundup」が適している場合とは?
「roundup」とは、「まとめ、総括、駆り集めた家畜」という意味の名詞です。
「summary」や「conclusion」のような、要約や結論とは少し異なり、「ひとまとめ」というニュアンスです。
上の2つのように資料の終盤で使われるというよりも、「京都の美味しいラーメン屋まとめ」のようなイメージですね。
ニュースなどの「まとめ」についてもよく使われる単語で、2chなどの「まとめサイト」のことは英語では「roundup site」や「roundup blog」と呼ばれます。
日本では「まとめサイト」のことをキュレーションサイトと呼ぶことが多いですが、英語ではあまりこのような表現は使わないようです。
「remark」が適している場合とは?
「remark」とは、「意見、批評、注意」という意味の名詞です。
「まとめ」とは意味が異なりますが、プレゼン資料の終盤に使われることが多い表現です。
会議終了後の食事やシャトルバスに関する案内をするときなど、発表の本筋とは異なることを付け加えて述べるときにはとても便利な表現です。
結構役に立つ表現ですので、頭の片隅に置いておいていただければと思います。
まとめ(summary)
以上、「まとめ」を英語で表現したい場合の表記方法を3パターン紹介してきましたが、いかがでしたか?
プレゼン資料や論文の結びとしての「まとめ」を英語で表現したい場合は、ここまでで紹介した「summary」か「conclusion」のいずれかを使うことになるかと思います。
基本的には、「まとめ」の中に書かれている内容が「要約」であれば「summary」にして、「要約」でなければ「conclusion」にしてしまえば問題ないかと思います。
なお、このページでの「まとめ」は、これまでの内容を簡単に要約したものですので、どちらかと言うと「要約」という意味の「summary」が適切ですね。
このページが皆さんのお役に立てば幸いです。
以下のページにも、是非遊びに来てくださいね。
>>英語でのプレゼンで使える便利フレーズまとめ!「次のスライド」って何て言う?