牛肉・豚肉・鶏肉の部位は英語でどう言う?カルビ、ロース、ハラミ、タンなど

このページでは、牛肉・豚肉・鶏肉の部位の英語名を一覧形式で紹介しております。

カルビ、ロース、ハラミ、タンなど、様々な人気部位の英語表現を紹介していますので、是非参考にしていただければと思います。

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牛肉・豚肉・鶏肉の部位を表す英語・英単語まとめ

それでは早速、牛肉・豚肉・鶏肉の部位の英語名を紹介していきます。

その後、ひとつずつの英語表現について詳しく解説していきます。

なお、「イスラム教」では豚肉を食べることができず、「ヒンズー教」では牛肉や豚肉を食べることができません。

そのため、英語で表記する場合には、「beef」「pork」「chicken」といった肉の種類をしっかりと明記する方が良いでしょう。

牛肉の部位の英語名

牛バラ(カルビ)
⇒ beef short rib

牛ロース
⇒ beef loin

牛サーロイン
⇒ beef sirloin

牛ヒレ(フィレ)
⇒ beef fillet, beef tenderloin

シャトーブリアン
⇒ chateaubriand

牛ランプ
⇒ beef rump

牛肩肉
⇒ beef shoulder, beef clod

牛もも肉
⇒ beef round

牛すね肉
⇒ beef shank, beef shin

牛タン
⇒ beef tongue

牛ホルモン
⇒ beef organ, beef guts

牛ハツ
⇒ beef heart

牛ハラミ
⇒ beef outside skirt

サガリ
⇒ beef hanging tender, beef inside skirt

牛レバー
⇒ beef liver

ミノ
⇒ beef rumen

センマイ
⇒ beef omasum

テッチャン(シマチョウ)
⇒ beef large intestine

牛テール
⇒ beef tail, oxtail

豚肉の部位の英語名

豚バラ(カルビ)
⇒ pork rib, pork belly

豚スペアリブ
⇒ pork sparerib

豚ロース
⇒ pork loin

豚ヒレ(豚フィレ)
⇒ pork fillet, pork tenderloin

豚肩肉
⇒ pork shoulder, pork butt

豚もも肉
⇒ pork leg, pork ham

豚足
⇒ pork pettitoes

豚トロ(ピートロ)
⇒ pork neck

豚タン
⇒ pork tongue

豚ホルモン
⇒ pork organ, pork guts

豚ハツ
⇒ port heart

豚ハラミ
⇒ pork skirt

豚レバー
⇒ pork liver

ガツ
⇒ pork stomach

シロ
⇒ pork intestine

鶏肉の部位の英語名

鶏むね肉
⇒ chicken breast

鶏ささみ
⇒ chicken breast strip, chicken tender

鶏もも肉
⇒ chicken thigh

手羽元
⇒ chicken drumstick, chicken drumette

手羽先・手羽中
⇒ chicken wing

せせり
⇒ chicken neck

ぼんじり
⇒ chicken tail

鶏ハツ
⇒ chicken heart

鶏レバー(鶏きも)
⇒ chicken liver

砂肝(砂ずり)
⇒ chicken gizzard

鶏皮
⇒ chicken skin

牛肉の部位を表す英語・英単語まとめ

それでは、様々な部位の英語表現について、ひとつずつ詳しく解説していきます。

牛バラ(カルビ)

⇒ beef short rib

「牛バラ」とはあばら骨周辺に付いている肉のことで、「beef short rib」と言います。

本来、「rib」とは「あばら骨」という意味です。

骨の付いていない牛バラ肉であれば、「boneless beef short rib」と表現することもできます。

なお、「カルビ」とは部位の名前ではなく「あばら」を意味する韓国語です。

牛ロース

⇒ beef loin

「牛ロース」とは背中の肉のことで、「beef loin」と言います。

本来、「loin」とは「腰」という意味です。

ちなみに、「ロース」という日本語は、「ロースト」すると美味しい部位であることに由来しており、「loin」という英単語との直接的な関係はありません。

牛サーロイン

⇒ beef sirloin

「牛サーロイン」とは「ロース」の中でも背中の中央部にある肉のことで、「beef sirloin」と言います。

ステーキに使われる部位としてもお馴染みですね。

本来、「sir」とは「ナイト爵」の称号のことで、身分の高い人が食べるほど美味しい部位であることからその名が付いたとも言われています。

牛ヒレ(フィレ)

⇒ beef fillet, beef tenderloin

「牛ヒレ(フィレ)」とは腰にある筋肉のことで、「beef fillet」や「beef tenderloin」と言います。

本来「fillet」はフランス語で、「肉や魚の切り身」という意味です。

また、「tenderloin」は「柔らかいロース」という意味で、上で紹介した「ロース」に近い部位であることからこのように呼ばれています。

シャトーブリアン

⇒ chateaubriand

「シャトーブリアン」とは牛ヒレ肉の中でも中央部分にある部位のことで、英語では「chateaubriand」と表記します。

牛一頭から数百グラムしか取れないため、非常に高価な希少部位となっています。

本来「chateaubriand」はフランス語で、この部位を好んで食べていた19世紀のフランスの美食家の名前にちなんで名付けられたと言われています。

牛ランプ

⇒ beef rump

「牛ランプ」とは腰からお尻にかけての肉のことで、英語では「beef rump」と表記します。

脂肪が少なくて柔らかいため、ステーキによく用いられるお肉です。

本来、「rump」は「お尻」という意味の英単語です。

牛肩肉

⇒ beef shoulder, beef clod

「牛肩肉」は、英語では「beef shoulder」や「beef clod」と言います。

「clod」は、「土の塊」という意味でも使われる英単語です。

また、「牛肩ロース」のことは「beef chuck」と表現することもあります。

牛もも肉

⇒ beef round

「牛もも肉」のことは、英語では「beef round」と言います。

脂肪が少なくヘルシーな部位として、女性にも人気があります。

「round」には、「丸い、円形」といった意味もありますね。

牛すね肉

⇒ beef shank, beef shin

「牛すね肉」のことは、「beef shank」や「beef shin」と言います。

ビーフシチューやワイン煮など、煮込み料理に使われることの多い部位です。

どちらも「すね」という意味ですが、アメリカでは「shank」、イギリスでは「shin」がよく使われているようです。

牛タン

⇒ beef tongue

「牛タン」とは牛の舌のことで、「beef tongue」と言います。

焼肉ではまず最初に注文するメニューとしてお馴染みですね。

なお、「tongue」は「tˈʌŋ」と発音し、後ろの「ue」は発音しません。

牛ホルモン

⇒ beef organ, beef guts

「牛ホルモン」は牛の内臓の総称で、英語では「beef organ」や「beef guts」と言います。

「organ」は「臓器、器官」、「gut」は「内臓、はらわた」という意味です。

なお、「hormone」という単語は、男性ホルモンや女性ホルモンの「ホルモン」が連想されてしまうため、使わない方が良いでしょう。

牛ハツ

⇒ beef heart

「牛ハツ」は牛の心臓のことで、「beef heart」と言います。

脂肪が少なくこりこりした食感が特徴ですね。

なお、「heart」は「心臓、胸」という意味の英単語です。

牛ハラミ

⇒ beef outside skirt

「牛ハラミ」とは牛の横隔膜のことで、「beef outside skirt」と言います。

まるで赤身肉のようで、弾力のある部位ですね。

形がスカートに似ていることから、その名が付いたと言われています。

サガリ

⇒ beef hanging tender, beef inside skirt

「サガリ」も牛の横隔膜にあたる部位で、「beef hanging tender」や「beef inside skirt」と言います。

「ハラミ」は「outside skirt」でしたが、「サガリ」は内側にあたる部分なので「inside skirt」となります。

ちなみに、豚肉にはこのようなハラミとサガリの区別は無いようです。

牛レバー

⇒ beef liver

「牛レバー」は牛の肝臓のことで、「beef liver」と言います。

鉄分を多く含み、貧血防止にも役立つ部位です。

ちなみに、「river」と綴ってしまうと「川」のことになってしまうので、スペルミスには注意しましょう。

ミノ

⇒ beef rumen

「ミノ」とは牛の第一胃のことで、英語では「beef rumen」と言います。

「rumen」とは、反芻動物の「第一胃」という意味の英単語です。

少し難しいので、「beef first stomach」と表現しても良いかと思います。

センマイ

⇒ beef omasum

「センマイ」とは牛の第三胃のことで、英語では「beef omasum」と言います。

「omasum」とは、反芻動物の「第三胃」という意味です。

少し難しい単語なので、「beef third stomach」と表現しても良いかと思います。

テッチャン(シマチョウ)

⇒ beef large intestine

「テッチャン」とは牛の大腸のことで、「beef large intestine」と言います。

「intestine」とは「腸」という意味の英単語です。

縞模様をしていることから、「シマチョウ」とも呼ばれています。

牛テール

⇒ beef tail, oxtail

「牛テール」とは牛の尾のことで、「beef tail」や「oxtail」と言います。

硬い部位なので、煮込んでテールスープなどに使われることが一般的です。

なお、「ox」とは「雄の牛」という意味です。

豚肉の部位を表す英語・英単語まとめ

豚バラ(カルビ)

⇒ pork rib, pork belly

「豚バラ」とはあばら骨周辺に付いている肉のことで、「pork rib」や「pork belly」と言います。

本来、「rib」は「あばら骨」、「belly」は「腹」という意味です。

なお、「カルビ」とは部位の名前ではなく、「あばら」を意味する韓国語です。

豚スペアリブ

⇒ pork sparerib

「スペアリブ」とは骨付きのバラ肉のことで、「pork sparerib」と言います。

比較的安価であるにもかかわらず、美味しい部位ですね。

「spare」には「予備の、スペアの」という意味がありますが、その他に「痩せた、ほっそりした」という意味も持っています。

豚ロース

⇒ pork loin

「豚ロース」とは背中の肉のことで、「pork loin」と言います。

本来、「loin」とは「腰」という意味です。

ちなみに、「ロース」という日本語は、「ロースト」すると美味しい部位であることに由来しており、「loin」という英単語との直接的な関係はありません。

豚ヒレ(豚フィレ)

⇒ pork fillet, pork tenderloin

「豚ヒレ(豚フィレ)」とは腰にある筋肉のことで、「pork fillet」や「pork tenderloin」と言います。

本来「fillet」はフランス語で、「肉や魚の切り身」という意味です。

また、「tenderloin」は「柔らかいロース」という意味で、上で紹介した「ロース」に近い部位であることからこのように呼ばれています。

豚肩肉

⇒ pork shoulder, pork butt

「豚肩肉」は、英語では「pork shoulder」や「pork butt」と言います。

「butt」という言葉は「樽」を意味するラテン語に由来しており、かつてはよく樽に詰めて保存していたことからその名が付けられました。

なお、「butt」という英単語には「お尻」という意味もありますが、この意味とは関係ありません。

豚もも肉

⇒ pork leg, pork ham

「豚もも肉」のことは、「pork leg」や「pork ham」と言います。

ただ、一般的に「ham」は豚モモ肉を塩漬けにした加工食品という意味もあるため、「leg」を使った方が無難かと思います。

なお、日本では「豚モモ肉」を使っていない加工食品のことを「ハム」と呼ぶ場合もあります。

豚足

⇒ pork pettitoes

「豚足」のことは、英語では「pork pettitoes」と言います。

「pettitoes」とは、「豚足、子供の足指」という意味の英単語です。

そのまま「pork leg」と訳してしまいたいところですが、一般的に「豚足」と呼ばれているのは足の中でも足指付近の部位だけです。

「leg」にするとすね肉なども含まれてしまうので、「pettitoes」という表現を使いましょう。

豚トロ(ピートロ)

⇒ pork neck

「豚トロ」とは首周りの肉のことで、英語では「pork neck」と呼ばれます。

まるでマグロのトロのように、霜降りになっていることからその名が付けられました。

「Pig」のトロということで、「ピートロ」という名前でも流通しています。

豚タン

⇒ pork tongue

「豚タン」とは豚の舌のことで、「pork tongue」と言います。

こりっとした歯応えが特徴で、焼肉の定番メニューとして人気ですね。

なお、「tongue」は「tˈʌŋ」と発音し、後ろの「ue」は発音しません。

豚ホルモン

⇒ pork organ, pork guts

「豚ホルモン」は豚の内臓の総称で、英語では「pork organ」や「pork guts」と言います。

「organ」は「臓器」、「gut」は「内臓」という意味です。

なお、「hormone」という単語は、化学物質としての「ホルモン」が連想されてしまうため、使わない方が良いでしょう。

豚ハツ

⇒ port heart

「豚ハツ」は豚の心臓のことで、「pork heart」と言います。

こりこりした食感が特徴の、ヘルシーな部位です。

なお、「heart」は「心臓、胸」という意味の英単語です。

豚ハラミ

⇒ pork skirt

「豚ハラミ」とは豚の横隔膜のことで、「pork skirt」と言います。

形がスカートに似ていることから、その名が付いたと言われています。

なお、牛肉は「outside skirt」と「inside skirt」で「ハラミ」と「サガリ」に区別されますが、豚肉にはそのような区別はありません。

豚レバー

⇒ pork liver

「豚レバー」は豚の肝臓のことで、「pork liver」と言います。

鉄分を多く含んでいるため、貧血防止にも役立つ部位です。

ちなみに、「river」と綴ってしまうと「川」という意味になってしまうので注意しましょう。

ガツ

⇒ pork stomach

「ガツ」とは豚の胃のことで、「pork stomach」と言います。

「stomach」とは「胃」という意味ですね。

なお、牛には複数の胃がありますが、豚に胃はひとつしかありません。

シロ

⇒ pork intestine

「シロ」とは豚の腸のことで、「pork intestine」と言います。

シロコロホルモンでも有名な部位ですね。

「intestine」とは「腸」という意味の英単語です。

鶏肉の部位を表す英語・英単語まとめ

鶏むね肉

⇒ chicken breast

「鶏むね肉」は、「chicken breast」と言います。

脂肪が少なくヘルシーな部位ですね。

「breast」は「胸」という意味の英単語です。

鶏ささみ

⇒ chicken breast strip, chicken tender

「鶏ささみ」とはむね肉の近くにある細長い部位で、英語では「chicken breast strip」や「chicken tender」と言います。

「strip」とは「細長いもの」という意味で、日本語の「ささみ」も笹のように細長いことから名付けられています。

また、「tender」とは「柔らかい」という意味の英単語です。

鶏もも肉

⇒ chicken thigh

「鶏もも肉」は、「chicken thigh」と言います。

「thigh」は「もも、大腿部」という意味の英単語です。

ちなみに、「鶏もも肉」と「手羽元」の部位を合わせて「chicken leg」と言います。

手羽元

⇒ chicken drumstick, chicken drumette

「手羽元」は翼の根元に近い部位で、「chicken drumstick」や「chicken drumette」と言います。

「drumstick」とは「ドラムのバチ」のことで、先住民が使っていた楽器のバチに似ていることから、その名が付いたとも言われています。

また、「chicken drumette」は主にアメリカにおいてよく使われる表現です。

手羽先・手羽中

⇒ chicken wing

「手羽先」や「手羽中」は、英語では両方まとめて「chicken wing」と言います。

レストランで「手羽先」を注文しても「手羽先」と「手羽中」が組み合わさったものが出てくるように、日本語でも明確に区別されないことが多々あります。

なお、手羽中とは唐揚げの「チューリップ」にもなる部位です。

せせり

⇒ chicken neck

「せせり」とは首の後ろに付いている肉のことで、英語では「chicken neck」と言います。

ぷりっとジューシーな部位で、焼き鳥の人気メニューになっています。

なお、「neck」とは「首」という意味の英単語ですね。

ぼんじり

⇒ chicken tail

「ぼんじり」は尻尾の付け根近くの肉のことで、「chicken tail」と言います。

この「ぼんじり」という名前は、ひな祭りの「ぼんぼり」に形が似ていることに由来していると言われています。

一羽の鶏から少ししか取れない希少部位で、「さんかく」という名前でも呼ばれています。

鶏ハツ

⇒ chicken heart

「鶏ハツ」は鶏の心臓のことで、「chicken heart」と言います。

筋肉質な部位で、弾力のあるぷりっとした食感が特徴です。

「heart」とは「心臓」という意味の英単語ですね。

鶏レバー(鶏きも)

⇒ chicken liver

「鶏レバー」とは鶏の肝臓のことで、「chicken liver」と言います。

牛や豚と比べると、鶏レバーはなめらかな口当たりが特徴ですね。

「liver」ではなく「river」にしてしまうと「川」のことになってしまうので、スペルミスには気を付けましょう。

砂肝(砂ずり)

⇒ chicken gizzard

「砂肝」とは「砂嚢」とも呼ばれる器官のことで、英語では「chicken gizzard」と言います。

「砂嚢」は飲み込んだ砂や石を使って食べ物をすり潰す「胃」のことで、実は肝臓ではありません。

「gizzard」とは「砂嚢」という意味ですが、少し難しい単語なので「鶏の胃」、つまり「chicken stomach」と表現しても良いでしょう。

鶏皮

⇒ chicken skin

「鶏皮」は、英語では「chicken skin」と言います。

「skin」とは「皮、肌」のことですね。

ちなみに、感動したり寒さを感じたときに立つ「鳥肌」は、「goosebumps」と表現します。

「goose」は「ガチョウ」、「bumps」は「でこぼこ、突起」という意味です。

まとめ

以上、牛肉・豚肉・鶏肉の部位の英語名を紹介してきましたが、いかがでしたか。

このページが皆さんの参考になれば幸いです。

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>>味・味覚の英語表現一覧まとめ!甘い、苦い、辛い、酸っぱいなど