BATIC(国際会計検定)受験のススメ!英文会計を身に付けよう!

このページでは、BATIC(国際会計検定)という英文会計の資格について、どういった資格なのか、どのような問題が出題されるのかといった資格の概要を紹介しております。

なお、BATICよりも難易度の高い英語の会計資格としては、USCPAがあります。

USCPAについては、以下のページをご覧ください。
>>USCPA挑戦のススメ!英語を学びつつ米国公認会計士資格も取得しよう

BATICってどんな資格?

BATICは「Bookkeeping and Accounting Test for International Communication」の略で、「バティック」と読みます。

そんなに有名な資格ではないので、初めて聞いたという人も多いかと思いますが、日商簿記検定の英語バージョンと考えてください。

日商簿記と同じ「商工会議所」がBATICの試験を実施しています。
http://www.kentei.org/batic/

日商簿記と大きく異なるのは、「合格」「不合格」という結果ではなく、スコアで試験結果が表示されるという点です。

この点は、ちょっとTOEICに似ていますね。

BATIC試験ってどんな試験形式?

マークシート形式での選択問題と、記述問題が出題されます。

英文会計の資格試験ですので、日本語ではなく英語で出題されます。

英文簿記に関する出題の「Subject1」と、国際会計理論に関する出題の「Subject2」という2つのサブジェクトに分けて出題され、合計1,000点満点でスコアが付けられます。

「Subject1」の試験時間は1時間30分で400点満点、「Subject2」の試験時間は2時間30分で600点満点という配点になっています。

BATICの試験日時、受験料は?

BATIC試験が実施されるのは、毎年7月・12月の年2回です。

受験日のおよそ1ヶ月半前が出願の締切になっていますので、期限に間に合うようにご注意ください。

受験料は10,150円です。

なお、どちらかのSubjectだけを選んで受験することもできます。

この場合、Subject1だけを受験するための受験料は5,400円、Subject2だけを受験するための受験料は7,990円となります。

BATIC試験に受験資格はあるの?

受験資格はありませんので、誰でも受験することができます。

ただし、「Subject2だけ」を個別に受験したい場合には、過去にSubject1で320点以上(アカウンタントレベル)のスコアをマークしていなければなりません。

2つのSubjectを合わせて受験するのであれば受験制限はありませんので、基本的には気にしなくても大丈夫です。

BATICの試験会場はどこ?

2018年度の試験会場は以下の通りです。

東北 : 福島
北信越: 新潟、石川、長野
関東 : 埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡
東海 : 岐阜、愛知
近畿 : 京都、大阪、兵庫
中国 : 広島
九州 : 福岡、大分、宮崎
沖縄 : 沖縄

地域によっては、試験会場までの移動が大変な地域もありそうですね。

北海道や東北、四国は試験会場が少なく、このエリアの受験生にとっては移動面で厳しくなりそうです。

このデータはあくまで2018年度の情報ですので、最新の試験会場は公式サイトにて確認してください。

BATIC試験の難易度ってどれくらい?

試験問題の難易度としては日商簿記2級と同じか、それよりも少し難しい程度です。

USCPA(米国公認会計士)ほどの専門知識は必要無いけれど、英文会計の基礎を身に付けたいといった人にはおすすめの資格です。

また、USCPA試験に比べると試験問題が簡単ですので、USCPAに挑戦する前の小手調べとしても最適です。

BATIC試験で出題される内容は?

英文簿記に関するSubject1では、会計の基礎知識、仕訳知識、財務諸表や内部統制といったトピックについての問題が中心となります。

国際会計理論に関するSubject2では、IFRSや概念フレームワークといった国際的にホットなトピックや、企業結合やリース会計のような細かい論点についての問題も出題されます。

全体的として、Subject1は日商簿記3級~2級レベルの基礎的な内容が中心で、Subject2は日商簿記2級よりも少し難しいレベルの内容が中心となります。

BATIC試験で取得すべきスコアの目安は?

最上位の「コントローラーレベル」の称号を取得すれば転職でも高く評価されますので、これが最終的な目標となります。

なお、スコアは取得から3年間のみ有効ですので、期限が切れた場合には更新が必要となります。

880点~1,000点 ⇒ コントローラーレベル
700点~879点 ⇒ アカウンティングマネージャーレベル
320点~699点 ⇒ アカウンタントレベル
200点~319点 ⇒ ブックキーパーレベル
0点~199点 ⇒ 称号無し

ちなみに、コントローラーレベルは日商簿記1級、アカウンティングマネージャーレベルは日商簿記2級、アカウンタントレベルは日商簿記3級に相当する難易度となっています。

BATIC試験の平均点や得点分布は?

平均点は各回とも500点台後半あたりで推移しているようですので、アカウンタントレベルを取れればほぼ平均ということが言えますね。

2017年度の得点分布は次の通りです。(全受験者2,493名)

コントローラーレベル ⇒ 87名(3%)
アカウンティングマネージャーレベル ⇒ 314名(13%)
アカウンタントレベル ⇒ 1,055名(42%)
ブックキーパーレベル ⇒ 684名(27%)
称号無し ⇒ 353名(14%)

コントローラーレベルは上位3%の受験者しか取れておらず、非常に狭き門となっています。

コントローラーレベルを取得できれば、日商簿記1級やUSCPA試験のFAR科目でも充分に勝負できるでしょう。

ちなみに受験者層としては、社会人が8割、学生が2割という集計結果となっています。

転職やキャリアアップのために受験している社会人が多いようですね。

USCPAや日商簿記検定との違いは?

BATIC試験と、USCPA試験、日商簿記検定においては、出題のベースとなる会計基準が異なります。

BATIC試験の中では、国際財務報告基準(IFRS)をベースに沿った形で回答しなければなりません。

一方、USCPAは米国会計基準(USGAAP)に準じて回答することとなりますし、日商簿記検定では日本の会計基準がベースとなります。

なお、BATIC試験においては、IFRSともう1つの会計基準との間で財務諸表を組み換えるような問題も出題されるため、両方の基準の違いを押さえておかなければ対応できません。

現在の流れとしては、米国基準も日本基準もIFRSへのコンバ―ジェンスが進められており、将来的にはIFRSの考え方が強くなってくると思われます。

そのため、IFRSの知識を学んでおくことは将来的に大きな財産になるかと思いますので、頑張って勉強していきましょう。

独学での学習は可能?

テキストと問題集が市販されていますので、資格学校に通わなくても独学で学習が可能です。

テキストと問題集は様々なものが市販されておりますが、公式のテキストと問題集を使うことを強くおすすめします。

リンクを貼っておきますので、是非参考にしてください。

国際会計検定BATIC Subject1公式テキスト〈新版〉

国際会計検定BATIC Subject1公式問題集〈新版〉

国際会計検定BATIC Subject2公式テキスト〈2018年版〉

国際会計検定BATIC Subject2公式問題集〈2018年版〉

まとめ

以上、BATICについての紹介でした。

英語スキルと会計スキルの両方をきちんと身に付けている人材は貴重ですので、コントローラーレベルを取得できれば大きなステータスとなります。

是非、興味があればBATICへの挑戦を検討してみてくださいね。

参考までに、以下の関連ページも是非ご覧ください。
>>USCPA挑戦のススメ!英語を学びつつ米国公認会計士資格も取得しよう
>>USCPA試験に挑戦するためにはどれくらいの英語力が必要?