USCPA挑戦のススメ!英語を学びつつ米国公認会計士資格も取得しよう

このページでは、USCPA(米国公認会計士)試験に関する情報を紹介しています。

USCPA(米国公認会計士)に関する基本的な情報を、この1ページにぎゅぎゅっと詰め込んでいますので、USCPA試験情報の完全保存版としてご利用ください。

なお、USCPAより難易度の低い類似資格として「BATIC」という資格もありますので、こちらも合わせてご覧ください。
>>BATIC(国際会計検定)受験のススメ!英文会計を身に付けよう!

お金の話も是非どうぞ。
>>英語力と年収の関係まとめ!自分の適正年収を知ろう!

USCPAとは?

USCPA(米国公認会計士)の正式名称は「U.S. Certified Public Accountant」です。

つまり、アメリカにおける公認会計士の資格のことを指します。

日本の公認会計士との大きな違いは、その活躍のステージの広さです。

米国公認会計士協会(AICPA)はカナダやオーストラリア、メキシコ、香港などの国々と協定を結んでおり、USCPAのライセンスがあれば、これらの国でも同様に会計士業務を行うことができます。

一方、日本の公認会計士資格では、日本国内でしか会計士業務を行うことができません。

そのため、USCPAはグローバルに活躍したい人に適した専門資格と言えますね。

USCPA試験ってどんな試験形式?

USCPA試験はテストセンターでパソコンを使って回答する形式の試験となります。

基礎的な四択問題、応用的な文章問題、英作文(一部科目のみ)の問題形式で構成されています。

試験言語は全て英語で、試験時間は各科目4時間です。

4科目とも75点以上で合格で、科目合格はそれぞれ18ヶ月間有効です。

この有効期限内に4つの試験科目全てに合格することができれば、USCPA試験の合格となります。

USCPA試験の4つの試験科目とは?

FAR、BEC、AUD、REGという4つの科目全てに合格する必要があります。

FARは、Financial Accounting & Reportingの略で、企業会計と公会計に関する内容が出題されます。

BECは、Business Environment & Conceptsの略で、管理会計やIT、経済学などに関する内容が出題されます。

AUDは、Auditingの略で、監査業務や会計士の社会的責任に関する内容が出題されます。

REGは、Regulationの略で、税法やビジネス法、税務業務における会計士の社会的責任に関する内容が出題されます。

受験者数と合格者数、合格率はどれくらい?

年間の受験者数は全世界で約90,000人、そのうち日本人の受験者数は年間約2,000人です。

日本人は、アメリカ人に次いで2番目に受験者の多い国となっています。

年間の合格者数は全世界で約30,000人、そのうち日本人の合格者数は年間約300人となっており、日本人合格者の比率としては若干低めになっています。

各科目の合格率については、全世界平均では約50%、日本人平均では約30%で推移しています。

日本の公認会計士試験の合格率が約10%であることを考慮すると、合格難易度は低いと言えますね。

USCPA試験に受験資格はあるの?

受験資格は、出願する州によって異なります。

大きく分けて、学位に関する要件と単位に関する要件が設定されている州がほとんどです。

学位に関する要件については、ほぼ全ての州において、四年制大学卒業に相当する学位が必要となります。

単位に関する要件については、大学での総取得単位数や会計科目の取得単位数が一定の値以上であることが必要となります。

なお、試験は全米統一試験なので、受験する州によって難易度に差はありません。

試験日時と試験会場は?

試験日時については、テストセンターが営業している日のうち、好きな日時を受験者が選択することができます。

1年は、1~3月、4~6月、7~9月、10~12月の4つのクォーターに分類され、このクォーターごとに各科目1回まで受験することができます。

各クォーターの3ヶ月目の10日までが受験可能日として設定されています。つまり、第1クォーターであれば、1/1~3/10まで受験できます。

試験会場については、全米のテストセンターの他、日本では東京と大阪の2箇所で受験することができます。

東京は御茶ノ水ソラシティ、大阪は中津センタービルにテストセンターがあります。

USCPA試験の難易度と学習期間ってどれくらい?

試験の難易度としては、日本の公認会計士や税理士に比べると、圧倒的に簡単です。

感覚としては、日商簿記検定1.5級くらいの難易度の試験を、英語で4回合格するというイメージでしょうか。

英語レベルとしては、TOEIC700~800点程度の読解力があれば問題無いでしょう。

社会人として仕事をしながらでも、1年半程度あれば充分合格可能です。

私の場合は、運良く4科目全てを一発合格できたこともあり、1日2~3時間の勉強で8ヶ月の学習期間でした。

以下の関連リンクも是非ご覧ください。
>>アメリカの公認会計士試験、USCPAの難易度ってどれくらいなの?
>>USCPA試験に挑戦するためにはどれくらいの英語力が必要?

USCPAのコスパってどうなの?

上でも書いた通り、USCPA試験の難易度としてはそこまで高くありません。

しかし、難易度の割に就職市場や転職市場の評価は高いため、コストパフォーマンスという点では非常に優れています。

日本においては、公認会計士というと非常に高度な会計知識を持った専門家のイメージがありますので、それに引っ張られてUSCPAの評価やイメージも非常に高くなっています。

また、アメリカの会計士ということで、必然的に英語ができるということの証明にもなりますので、会計スキルと英語スキルをダブルでアピールすることができますね。

USCPA試験合格までに必要な費用はどれくらい?

必要な費用を大きく分けると、専門学校の授業料、受験要件を満たすための単位取得料、USCPA出願料と受験料の3つです。

独学か通学か、大学で会計単位をどれくらい取得してきたか、何回受験するか、によって必要となる費用が大きく変動します。

専門学校の授業料は0万円(独学)~50万円、受験要件を満たすための単位取得料は0万円~30万円、USCPA出願料と受験料は全て一発合格した場合で30万円と考えてください。

私の場合は独学で学習したため33万円で合格に到達することができましたが、高い専門学校を受講して大学で会計単位もほとんど取得してこなかった場合は、100万円程度掛かってしまうかもしれません。

費用について、詳しくは以下のページで紹介しています。
>>USCPA受験とUSCPAライセンス登録の必要費用・必要金額はいくら?

USCPA試験で簡単な科目と難しい科目はどれ?

日本人にとってはFARが最も簡単な科目と言われています。

逆に日本人が苦戦する科目は、AUDやBECです。

AUDは試験時間の割に文章量が多く、非ネイティブの受験生にとっては時間に追われる戦いになってしまうことが大きな要因です。

また、BECは試験範囲の中にWC問題(Written Communication)という英作文問題が含まれますので、そこでなかなか点が伸びない受験生が多いです。

USCPA試験は独学での合格は可能なの?

私自身も独学で合格できましたので、充分可能です。

専門学校のテキストや問題集がヤフオクなどで多数出品されており、洋書の問題集もアマゾンなどで購入できますので、一人で学習を進めることができます。

専門学校のテキストは日本語で書かれていますので、理解に困ることはありません。

独学のデメリットとしては、煩雑な出願手続を自分だけでこなす必要があるといった点と、最新の法改正の情報が入ってこない点です。

ただ、どちらもネット上に情報は転がっていますので、基本的には問題無いかと思います。

どういった専門学校があるの?

USCPA講座を開講している大手の専門学校としては、アビタス、プロアクティブ、TAC、大原などが挙げられます。

このうち、USCPAに特化している専門学校は、アビタスとプロアクティブの2社ですね。

やはりこれらの2社は、USCPA試験に特化しているだけあって、テキストや講師の質が高いと言われています。

少々受講料が高くても確実に合格したいのであればアビタスを、低い受講料かつ最低限の学習量で要領良く合格したいのであればプロアクティブを選択することをおすすめします。

USCPA合格後のライセンス維持費用はいくら?

合格してライセンスを取得した後も、日本の公認会計士と同様にライセンスを維持するための費用が掛かります。

必要となる費用を大きく分けると、ライセンス更新料とCPE受講費用の2つです。

CPEとは継続的専門研修のことで、ライセンス取得後も継続して3年間で120単位分の研修を受講する必要があります。

ライセンス更新料とCPE受講費用を1年あたりで換算すると、年間150ドル程度の出費となります。

日本の公認会計士や税理士が年会費として年間10万円程度必要となることと比べると、USCPAは破格の安さで公認会計士資格を維持することができます。

USCPA試験合格後のキャリアや転職は?

監査法人や、グローバルに拠点を持つ日系企業や外資系企業など、幅広いステージで活躍することができます。

日本の公認会計士は監査法人にて勤務する人がほとんどですが、USCPAは監査法人以外の企業で企業内会計士として勤務する人の方が多数派です。

上でも書いたとおり、難易度の割には就職市場や転職市場での評価は非常に高い資格で、特に外資系企業の選考においては強力な武器となります。

売り手市場の現在においては、大幅な年収アップと共に転職できることが多いかと思います。

まとめ

以上、USCPAについての紹介でした。

ただ単に、英語だけを勉強するのはつまらないですよね。

どうせなら、英語力と合わせて会計スキルも身に付けることができれば、国際的に活躍できるビジネスパーソンになることだってできます。

興味のある人は、是非USCPA試験への挑戦を検討してみてくださいね。

以下の関連リンクも是非ご覧ください。
>>MBA?それともUSCPA?転職やキャリアアップに役立つのはどっち?