USCPAの試験会場(テストセンター)について

このページではUSCPAの試験会場(テストセンター)について解説していきます。

USCPA試験の試験会場は世界中に設置されています。

お近くの試験会場で受験するも良し、旅行も兼ねてアメリカで受験するも良し、皆さんの受験計画を立てる際の参考にしてみてください。

また、以下のページも合わせてご覧ください。
>>USCPA(米国公認会計士)とは?USCPAに関する基本情報総まとめ!
>>【USCPA】テストセンターの予約方法と注意点

USCPAの試験会場(テストセンター)について

USCPA試験の試験会場は、アメリカ、日本、韓国、インド、ネパール、ドイツ、イギリス、アイルランド、アラブ首長国連邦、レバノン、バーレーン、クウェート、ヨルダン、エジプト、ブラジルに設置されています。

日本人は日本会場かアメリカ会場でのみ受験が可能です。

テストセンター設置国と、それらに対応する受験者の国籍は、以下のNASBAウェブサイトの通りです。
https://nasba.org/internationalexam/

日本で受験する場合、東京(御茶ノ水ソラシティ)と大阪(中津センタービル)の2箇所のみになります。

北海道や沖縄など、遠方の人はちょっと受験が大変かもしれませんね。

ただ、アジアの他の国々に比べると優遇されている方なので、仕方ないと割り切りましょう。

日本の試験会場(テストセンター)について

私の自宅は東京と大阪の中間にあるため、テストセンターの空き状況によって東京と大阪の両方の会場を使い分けて受験していました。

御茶ノ水ソラシティの方が建物は綺麗でしたが、どちらの試験会場でも受験環境は同じです。

交通費の安い方、または試験時間の都合の良い方を選択してしまって構いません。

御茶ノ水ソラシティはJRや東京メトロの御茶ノ水駅から徒歩となります。大阪会場に比べて、会場周辺に時間を潰せるスポットは沢山あります。

中津センタービルは地下鉄御堂筋線や阪急の中津駅から徒歩となります。JR大阪駅、地下鉄御堂筋線や阪急の梅田駅からも徒歩圏内です。

日本受験追加料金について

基本的には日本国内で受験される人が多いですが、日本国内で受験する場合は一科目あたり350ドル程度の「日本受験追加料金」というものが掛かります。

全科目をストレートで合格できたとしても、350ドル×4科目=1,400ドルで、結構な金額となるので財布が痛みますね。

日本で受験する場合はこの日本受験追加費用が、受験費用の中で非常に多くの割合を占めることとなります。

この350ドルという金額ですが、受験のたびにアメリカへ渡航する往復航空券代に比べれば、若干安い価格設定となっています。

数科目まとめて受験するのであれば、飛行機代を含めてもアメリカ受験のほうが安く上がります。

このように絶妙な価格設定になっていますので、AICPAはなかなかの商売上手ですね。

なお、日本から最も安く渡航できるアメリカの都市はグアムかと思いますが、グアムでの受験にも「グアムサーチャージ」として一科目あたり140ドル程度の追加料金が設定されています。

アメリカでの受験について

上述の通り、日本で受験する場合には多額の「日本受験追加料金」が掛かります。

そのため、何科目かまとめて受験する場合は、観光も兼ねて米国で受験する人もいるようです。

日本会場は東京と大阪の2つだけなので、遠方にお住まいの人は、複数科目まとめてアメリカで受験してしまった方が安く上がるかもしれませんね。

なお、米国内で受験する場合は、どの州に出願したとしても、米国内の好きな場所で受験できます。

アラスカ州に出願してニューヨークで受験、ワシントン州に出願してハワイで受験、なんてことも可能です。

航空券の価格が安いことや時差が少ないことから、日本人にはグアムやハワイが人気のようです。

やはり時差が大きいと多大な疲労がたまりますので、万全の体調で受験したいのであれば、グアムやハワイがお勧めです。

なお、上でも記載した通り、グアムで受験する場合は日本受験追加料金と同様、「グアムサーチャージ」として一科目あたり140ドル程度の追加料金が掛かります。

一方、ハワイ受験の場合には追加料金は発生しません。

以下ページも是非どうぞ。
>>【USCPA】日本受験とアメリカ受験の費用比較!どっちがお得?

試験会場への到着時間について

試験開始時間はあくまで目安なので、若干会場に早く到着した場合でも、すぐに試験を開始できます。

無理に近くのカフェなどで時間を潰す必要はありません。

さっさと試験会場に入って、試験を開始してしまってください。

流石に何時間も早く着いてしまった場合は受付に断られてしまいますが、試験開始時間の1時間程度前であれば、東京会場でも大阪会場でも時間を繰り上げて受験させてもらうことができました。

試験を終えてみて感じたのですが、早めに入室して試験を開始してしまう方が、メリットが大きいです。

試験会場の中は結構キーボードの音が響きます。

BECのWC問題(論述問題)のタイピング音で、皆さん時間に追われて急いでタイプしているので割と大きな音が出るかと思います。

科目ごとに部屋が分かれているわけではなく、全てのUSCPA試験の受験生が同じ部屋を使用するので、BEC以外の科目を受験していてもタイピング音がうるさく感じるかと思います。

耳栓が支給されるとは言うものの、このタイピング音に集中力を削がれて本来の力を発揮できない人はかなり多いでしょう。

WC問題(論述問題)はBECの試験のラストに出てきますので、タイピング音は試験の後半からカタカタと鳴り響きます。

つまり、早く入室して早く試験を終わらせて退室してしまうことで、集中力が削がれてしまう時間を、出来る限り短くすることができるはずです。

試験会場への持ち込み物について

試験を行う部屋には、原則パスポート以外は持ち込みできません。

電卓も持ち込むことができないので、テスト画面上の電卓アプリを使うこととなります。

ティッシュも持ち込み不可ですが、係員にお願いすれば何枚か支給してもらうことはできます。

なお、耳栓は持ち込み可能です。

試験前に耳栓は支給されますが、あまり質の良いものではないので、気になる方は自分の耳栓を持ち込むようにしてください。

試験会場のキーボード配列について

あまり知られていない盲点ですが、試験会場のキーボードの配列はJIS配列ではなくUS配列です。

基本的には私たちが普段使っているJIS配列と同様なのですが、アポストロフィ「 ‘ 」 の入力方法等がJIS配列のキーボードとは異なります。

BECのWC問題で出題される論述英作文の際にはパニックにならないよう注意しましょう。

以下にて詳しく解説していますので、ご覧ください。
>>【USCPA】試験会場のキーボード(US配列)について

まとめ

以上、試験会場(テストセンター)についての説明でした。

これらの情報を参考に、最も自分に適した試験会場を選んで受験するようにしてください。

以下のページも合わせてご覧ください。
>>USCPA受験とライセンス登録の必要費用・必要金額はいくら?