このページでは、USCPAの専門学校・予備校のうち、大手とされている4校(アビタス、プロアクティブ、TAC、大原)について、各校の特徴をまとめて比較しました。
皆さんの専門学校選びの参考にしていただければと思います。
以下のページも合わせてご覧ください。
>>USCPA(米国公認会計士)とは?USCPAに関する基本情報総まとめ!
USCPAの専門学校・予備校比較にあたって
それでは早速、USCPAの専門学校・予備校を比較していきます。
なお、各校を比較する際には、純粋な「受講料」だけで判断してはいけません。
専門学校・予備校を比較する前に、あらかじめ皆さんに知っておいていただきたいことは、次の3点です。
追加単位取得に要する費用が異なる
USCPAの受験資格やライセンス登録要件の中には、大学における取得単位数も含まれています。
基本的には、もし不足単位がある場合は追加料金を支払って単位取得することとなります。
単位の追加取得に必要な費用は、各専門学校により異なります。
また、各専門学校においては様々な受講コースが用意されていますが、その中には無料で一定の追加単位を取得できるコースもあります。
そのため、自分の大学時代の取得単位数も考慮した上で、専門学校・予備校を選ぶことになります。
ライセンス取得サポートの費用が大きく異なる
これは結構盲点かと思います。
USCPA試験の合格後に各州へライセンス登録を行う際、専門学校のライセンス取得サポートに申し込むことがほぼ必須になってきます。
この費用についても各専門学校によって差があるので、注意しておく必要があります。
受験そのものに掛かる費用が高額である
USCPA試験は、日本受験の場合、1回不合格になるだけで約6万円が無駄になってしまいます。
また、科目合格には有効期限があり、18ヶ月を経過してしまうとせっかくの科目合格が失効してしまいます。
専門学校を選ぶ際には費用の差が気になってくるかと思いますが、僅かな金額差にはとらわれないでください。
受講料が安いからといって自分に合わない専門学校を選んでしまい、不合格により大きな追加出費をしていたのでは本末転倒です。
1回多く受験すれば6万円、2回多く受験すれば12万円の追加出費となるので、すぐに専門学校の受講料の差はひっくり返ります。
受講料よりも、確実に合格することを優先するほうが良いかと思います。
USCPAの専門学校・予備校比較
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
以下に記載している金額などは、確認した時点のものです。
現在における最新の金額については、各専門学校のウェブサイトなどでご確認ください。
アビタス(Abitus)
受講料:約55万円(最大18単位付き)、約75万円(最大48単位付き)
追加取得単位:1単位あたり約1万円
ライセンス取得サポート:約1万円(受講生のみ)
USCPA専門のスクールで、テキストや問題集の質が非常に高い専門学校です。
私もアビタスのテキストと問題集で独学していましたが、何ら不自由無く合格できました。
合格者数は、これら4つのスクールの中で最多とされています。
また、受講生限定のライセンス取得サポートが1万円と非常に安価です。
知識を着実に身に着ける学習スタイルなので、受験料を無駄にしないよう、全ての科目で一発合格を狙う人におすすめです。
USCPAの専門学校を検討する上で、アビタスは必ず選択肢に入ってくる定番スクールですが、アビタスの公式ウェブサイトには、細かい料金体系などの詳しい情報がなぜか載っていません。
資料が届くまでに多少時間が掛かりますので、とりあえず早めに資料請求しておくことをおすすめします。
しっかりした専門学校なのですが、このバナーのせいで損していると思うのは私だけでしょうか。。
プロアクティブ
受講料:約26万円
追加取得単位:1単位あたり約1万円
ライセンス取得サポート:約3万円(受講生以外は約11万円)
こちらもUSCPA専門のスクールです。
受講料の中に、単位の追加取得は含まれていません。
受講料は非常に安価で、合格ラインに達するための必要最小限の知識を効率良く身に着ける学習スタイルとなっています。
日本の公認会計士有資格者など、既にハイレベルな前提知識を持っている人がサクッと合格したい場合にはおすすめのスクールです。
このページでは4校を紹介していますが、実際にはアビタスとプロアクティブのどちらかを受講している人がほとんどで、この2校がほぼ全てのシェアを占めているかと思います。
TAC
受講料:約50万円(最大48単位付き)
追加取得単位:1単位あたり約5,000円
ライセンス取得サポート:金額不明(約5万円?)
日本の公認会計士試験に定評のある専門学校で、追加単位取得が多い人にとっては割安となります。
ただ、日本の公認会計士試験では絶大な人気を誇るものの、USCPAにおけるノウハウや実績については前述の2校には劣るかと思います。
日本の公認会計士や税理士の講座を過去に受講していた人なら若干の割引があるかもしれませんね。
また、Beckerを利用できることがセールスポイントにもなっているようです。
資格の大原
受講料:約45万円(最大24単位付き)
追加取得単位:1単位あたり約5,000円
ライセンス取得サポート:金額不明
日本の税理士試験など、幅広いビジネス系資格に定評のある専門学校です。
インプットは日本語ではなく英語が中心となるようなので、非常
に英語に堪能な人以外にはあまりおすすめできません。
Roger教材がコースに含まれていますので、どうしてもRogerを使いたいという人以外は、選択肢から外しても良いかと思います。
ノウハウも、アビタスやプロアクティブに比べると弱い部分があります。
以上です。
実際には教育訓練給付金等の制度や株主優待券などを利用して、もう少し安く抑えることができるかと思います。
これらの他にも、中小規模の専門学校もいくつかあるようですが、これら大手のいずれかの専門学校から選ぶことをおすすめします。
受験者のほとんどは、アビタスかプロアクティブのどちらかの専門学校を選択するようです。
ウェブサイトには一部の限られた情報しか載っていませんので、とりあえずこの2社の資料請求を行い、じっくり比較してみることをおすすめします。
このUSCPA試験は受験料が非常に高額で、1科目落としてしまうだけでも約6万円が無駄になってしまいます。
そのため、せっかく専門学校に通うのであれば、確実に知識を付けることができるアビタス(Abitus)に通うのがベストかと思いますが、高額な買い物になるので両方を吟味した上で慎重に決めるようにしてください。
まとめ
以上、USCPAの専門学校・予備校のうち、大手4校(アビタス、プロアクティブ、TAC、大原)について比較してきました。
このページが皆さんの参考になれば幸いです。
以下のページも是非参考にしてみてください。
>>USCPAに独学で合格してみた
>>【USCPA】独学すべきか、専門学校・予備校を利用すべきか