USCPAの独学合格を目指す人に知っておいてほしいことまとめ

このページでは、あくまで「独学」でUSCPA試験に合格するという点に焦点を当てて、独学合格を目指している人に知っておいてほしいことを紹介していきます。

USCPAは比較的マイナーな資格なので、資格学校・専門学校の授業料は若干高めの設定になってしまっています。

出来ることなら、独学で資格取得費用を安く抑えたいですね。

少しでも独学でのUSCPA挑戦に興味のある人は、是非このページを一読いただければと思います。

なお、USCPAについては以下のページでもまとめておりますので、合わせてご覧ください。
>>USCPA(米国公認会計士)とは

USCPA試験に独学で合格することは可能?

まず結論から申しますと、勉強面に関しては、ある程度の地頭があれば「USCPA試験に独学で合格することは充分可能」です。

ただ、手続面に関しては、資格学校を利用しないと「受験に関する手続関連が面倒」になります。

勉強面と手続面に分けて、それぞれ詳しく解説していきますね。

USCPA試験の独学合格に向けて(勉強面)

それでは、まずは勉強面から順を追って解説していきます。

そもそも独学なんかで合格することができるのかという点ですが、これは全く心配ありません。

資格学校のUSCPA講座のテキストは日本語で書かれていますので、これをヤフオクやメルカリで入手して学習を進めれば問題無く内容を理解することができます。

もちろん英語も併記されているので安心してください。

その他、独学のための問題集については、以下のページで紹介しています。
>>USCPA問題集、Wiley、Becker、Roger、Gleimの入手方法と価格

USCPA試験に合格するために身に付けるべき知識としては、難易度としては日商簿記検定1級よりもやや簡単、ボリュームとしては日商簿記検定1級の2~3倍程度の分量の知識となります。

やはり言語が英語なので取っ付きにくいものの、学習すべき内容のそもそもの難易度としてはそこまで高くないので、独学でも充分です。

USCPA試験の独学合格に向けて(手続面)

次に手続面ですが、こちらはちょっと厄介です。

試験勉強自体は独学でも問題無くクリアできますが、こちらの手続面で引っ掛かってしまう人が多いように思います。

独学でUSCPAに合格し、ライセンスまで取得しようとした場合、越えなければならないハードルは3つあります。

1. USCPA試験の出願手続の壁
2. 大学の追加単位取得の壁
3. USCPAライセンスの取得手続の壁


1. USCPA試験の出願手続の壁

まずは、USCPA試験の受験を申し込むための出願手続において、1つ目のハードルが存在します。

独学ではなく資格学校を利用する場合は、学校側が用意した日本語のマニュアルに従って粛々と手続を進めるだけでいいのですが、独学の場合は自分で出願手続の流れや必要書類を調べる必要があります。

USCPA試験の受験を申し込むときは合衆国ではなく各州に対して出願手続を行うため、出願する州によって出願要件や利用すべき学歴審査機関、必要書類が異なりますので、この点も注意が必要です。

各州のウェブサイトを確認した上で出願手続を行わなければならない上、もしトラブルなどが発生した場合でも資格学校の力を借りずに自分1人で解決しなければなりません。

2. 大学の追加単位取得の壁

これが3つの中で一番高いハードルです。

USCPA試験への出願やライセンス登録の際には、大学での取得単位が受験要件やライセンス登録要件として課されます。

USCPAの受験生は恐らく大学を卒業されている人が多いかと思いますが、ほとんどの人は州が設定した単位要件を満たしておらず、追加単位を取得することになるでしょう。

資格学校を利用する場合は、資格学校が提携している大学で容易に単位取得が可能です。

例えば、アビタスならカリフォルニア州立大学、プロアクティブならグアム大学、TACならブラッドリー大学といった感じですね。

しかし、独学の場合はそういう訳にはいきません。

試験を受けるための「受験要件」を満たしていない場合と、ライセンス登録のための「登録要件」を満たしていない場合に分けて見ていきましょう。

まず、試験を受けるための「受験要件」を満たしていない場合です。

この場合は、資格学校の講座を受講しない限り資格学校からのサポートを受けることはできないため、自分で大学を探して単位を受講することとなります。

全ての大学の単位が無条件で認められるわけではないため、USCPAの単位要件として認められる大学・単位かどうか確認した上で受講しなければならず、非常に膨大な手間が掛かりますし、それなりのリスクも生じます。

そのため、試験を受けるための「受験要件」を満たしていない場合は、独学を諦めて資格学校を利用する方が良いでしょう。

次に、ライセンス登録のための「登録要件」を満たしていない場合です。

USCPA試験合格後に、ライセンス登録を行うために必要となる単位要件ですね。

この場合は独学であったとしても、資格学校のサポートを受けて追加単位を容易に取得することが可能です。

資格学校のサポートについて、詳しくは「3. USCPAライセンスの取得手続の壁」の中で後述します。

私の場合は、運良く「受験要件」の易しいアラスカ州の単位数だけは満たしていたので、追加単位を取得することなくアラスカ州に出願することができました。

「受験要件」の易しいアラスカ州で出願して試験を受験し、合格後に合格実績をアラスカ州からワシントン州へトランスファーしました。

その後、資格学校のサポート制度を利用して追加単位を取得し、「登録要件」の易しいワシントン州でライセンス登録を行いました。

出願要件の易しいアラスカ州では、「会計単位が15単位以上」あれば受験可能ですので、とりあえずこの条件さえクリアしていれば独学での挑戦が可能になります。

とりあえずアラスカ州で受験して、合格後にアラスカ州以外の州で会計士登録したければ、合格実績をトランスファーすることをおすすめします。

もう一度おさらいすると、

受験要件に足りず追加単位取得⇒受験⇒合格⇒ライセンス登録

という流れであれば、資格学校の講座を受講しなければ追加単位を取得することが難しいので、独学はおすすめしません。

一方で、

受験⇒合格⇒登録要件に足りず追加単位取得⇒ライセンス登録

という流れであれば、資格学校のライセンス登録サポートで追加単位が取得できるので、独学が可能です。

長々と書きましたが簡潔にまとめると、「USCPA試験の受験要件」の単位数を満たしていない場合は独学は難しく、「USCPAライセンスの登録要件」の単位数だけを満たしていない場合は問題無く独学可能ということになります。

3. USCPAライセンスの取得手続の壁

最後に、USCPA試験合格後、会計士としてのライセンス登録をするところに最後の壁が存在します。

特に、これまで説明してきた「ライセンス登録要件」としての追加単位取得と、USCPAホルダーの直筆サインの2点が大きなハードルとなります。

これらについては、各資格学校のライセンス登録サポートのサービスを利用することで対応可能です。

前述の通り、追加単位取得の手続を自分でやろうとすると非常に煩雑で、知り合いに現役のUSCPAホルダーがいない人も多いかと思います。

このライセンス取得サポートサービスを利用するにあたっては若干の費用が発生しますが、これにより容易に追加単位を取得してUSCPAホルダーの直筆サインも貰うことができます。

もちろん、どちらのサポートも必要無い人は自力でライセンス登録を行うことも可能です。

以上のように、独学を選んだために発生してしまう追加出費もあるので、トータルでの損得を考えた上で決断することをおすすめします。

トータル費用について、詳しくは以下のページで紹介しています。
>>USCPA受験とライセンス登録の必要費用・必要金額はいくら?

独学でUSCPAを受験するメリット

さて、独学でUSCPA試験に挑戦するメリットとデメリットについても、今一度まとめておきたいと思います。

受験費用を安く抑えることができる

言うまでもなく一番大きなメリットは少ない出費で済むという点です。

資格学校の講座を受講すると30万円~50万円の出費となってしまいますが、独学ならもちろんゼロです。

ヤフオクやメルカリで使用済のテキストや問題集がたくさん出品されていますので、こういったものを使えば低額の出費で済みます。

先程、上で説明したように資格学校のライセンス取得サポートを利用するにあたっての出費を勘案したとしても、充分すぎるくらいにお釣りが返ってきます。

独学でUSCPAを受験するデメリット

やはり、独学を進めていく上ではデメリットも多く存在します。

メリットとデメリットを天秤に掛けた上で、どちらの学習スタイルを取るか決めるようにしてください。

最新の試験情報を得ることが難しい

試験制度の変更や大きな法改正などの情報が日本語でタイムリーに得られないことが、独学におけるデメリットになります。

ただ、法改正についてはそこまで神経質になる必要は無いかと思います。

日本における日商簿記、会計士、税理士の試験は改正論点が頻繁に出題されますが、USCPA試験はこのような特定の論点に偏らず平均的に出題されるためです。

言い換えると、改正点だけを入念に覚えるようにしていても、それほど意味はありません。

法改正については、粗削りの対策でも合否に影響が出るほどの差は出ませんので、対策に時間を掛けすぎないようにしましょう。

一方で、各科目の配点や出題形式の変更といった試験制度の変更については、常にアンテナを張り巡らせるようにしてください。

資格学校の講師に対して直接質問できない

生の講義を受講できないことや、講師に対して直接質問できないこともデメリットになります。

とは言うものの、不明点があればインターネットですぐに調べることができますし、ネットの方が早くて詳しくて正確です。

USCPA試験においてはそこまで難解な問題は出題されず、幅広い内容に対して広く浅く知識を聞いてくる出題スタイルです。

そのため、ネットで調べれば大抵の疑問点はどこかしらのサイトに載っていますので、簡単に解決してしまいます。

ネットで調べても答えが見つからないようなマイナーな論点は、出来なくても合否には影響しないので気にせず先に進みましょう。

とにかく出題範囲が広いので、深追いしすぎずに要領良く取捨選択していくことが合格への近道です。

受験に関する手続を自力で進めなければならない

上でも詳しく解説しましたが、ここが一番ネックになるポイントです。

受験手続や出願方法もネットで調べれば色々見つかるので問題は無いのですが、一番ネックとなるのは「追加単位取得」です。

そもそも受験要件の単位数を満たしておらず追加単位が必要なのであれば、独学での挑戦を諦めて資格学校の講座を受講する方が賢明です。

まとめ

以上、独学合格に関することを解説してきましたが、いかがでしたか?

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

独学は金銭的なメリットが非常に大きいので、もし独学合格が狙えそうであれば是非挑戦してみてください。

関連リンクを貼っておきますので、こちらも是非ご覧ください。
>>USCPA試験に挑戦するためにはどれくらいの英語力が必要?
>>MBAとUSCPAの違いとは?転職やキャリアアップに役立つのはどっち?