このページでは、大学生・大学在学中のUSCPA受験に関して、おすすめの出願州や注意点について紹介しています。
USCPA試験の受験生は社会人が大半を占めますが、大学生でも受験は可能です。
是非このページを参考に、受験を検討していただければと思います。
以下のページも是非ご覧ください。
>>USCPA(米国公認会計士)とは?USCPAに関する基本情報総まとめ!
大学生・大学在学中のおすすめ出願州
日本の公認会計士試験は大学在学中に挑戦する人が多いですが、アメリカのUSCPA試験は社会人になってから受験する人が大半を占めています。
その大きな理由はUSCPAの受験資格にあり、ほとんどの州においては「4年制大学卒」という受験要件が存在するため、大学生の受験者数は低い水準となっています。
USCPA試験の受験資格は州によって異なり、大学生は在学中に受験できない州が多いようですが、一部の州においては大学生も出願することができます。
USCPA試験に在学中に合格したい人は、このような州を探して出願する必要があります。
日本人が大学在学中に受験できる州として、お勧めの州はアラスカ州、モンタナ州、ニューヨーク州です。
以下、各州における受験資格を紹介していきます。
アラスカ州の受験資格
アラスカ州に出願するためには、原則として4年制大学卒業が必要です。
しかし、在学中の場合には、卒業までに必要な単位数が残り18単位以下であり、かつ既に会計単位を15単位以上取得していれば、例外的に受験可能です。
つまり、ほぼ卒業可能単位を取得し終えており、かつ会計単位をそこそこ取得していれば、特別に受験が可能となります。
アラスカ州の場合、受験タイミングは早くても大学4年生の夏以降となってしまいますが、最も単位要件が易しく、おすすめの出願州かと思います。
モンタナ州の受験資格
モンタナ州に出願するにあたって学位要件は存在しないため、大学在学中でも出願することができます。
単位要件としては、会計単位24単位、ビジネス単位24単位を取得していることが必要となります。
総取得単位数の要件は無いため他の州よりも早いタイミングで受験が可能になり、最短で大学3年生の夏以降には受験することができます。
ニューヨーク州の受験資格
ニューヨーク州への出願においても、モンタナ州と同じく学位要件は存在せず、大学在学中でも出願が可能です。
なお、総取得単位数は120単位、うち会計単位12単位以上という単位要件が課されます。
以上、大学生でも受験が可能な州の受験要件をご紹介しました。
その他の州については、あまり大学在学中の受験は現実的ではないかと思いますので、これらの州の中から検討してみてください。
大学生・大学在学中における注意点
ここまで、大学生でも「受験資格」を満たせる州について紹介してきましたが、「受験資格」と「ライセンス登録要件」は異なります。
「受験資格」を満たしているからといって、合格後すぐにこれらの州でUSCPAライセンスを登録できるわけではありませんので、ご注意ください。
USCPAライセンスを取得するにあたっては、監査や会計の実務経験が必要となる州がほとんどです。
実務経験が無い人はこれらの州でライセンス登録することはできず、実務経験を積んでからライセンスを登録することになります。
また、州によっては合格後一定期間内でのライセンス取得を義務付けているところもあるようなので、ご注意ください。
なお、上で紹介した3つの州については特に期限を設けていないので、その点は気にしなくても問題無いようです。
まとめ
以上、大学生・大学在学中のUSCPA受験について、おすすめの出願州や注意点について紹介してきました。
このページが皆さんの参考になれば幸いです。
以下のページについても、合わせてご覧ください。
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