「豆」の種類は英語でどう言う?あずき、そら豆、金時豆、えんどう豆など

このページでは、様々な種類の「豆」の英語表記について紹介しています。

あずき、そら豆、金時豆、えんどう豆をはじめとする、たくさんの豆の英単語を紹介しておりますので、是非覚えてみてください。

また、以下のページも合わせてご覧ください。
>>木の種類の英語表記一覧まとめ!ケヤキ、サクラ、スギ、ヒノキなど

豆の種類を表す英語・英単語まとめ

一般的に「豆」のことは、英語では「bean」「pea」「lentil」などと言います。

これらの英単語には厳密な定義や使い分けは存在しませんが、

「bean」⇒ そら豆のように一般的な豆の形のもの
「pea」⇒ グリーンピースのように丸い形のもの
「lentil」⇒ レンズ豆のように平たい形のもの

とイメージしていただければ、概ね問題無いかと思います。

それでは早速、色々な豆の英単語を紹介していきます。

まずは、有名なものを中心に列挙していきます。

小豆(あずき)
⇒ azuki bean, red bean

大納言
⇒ dainagon azuki bean, dainagon red bean

白小豆(しろあずき)
⇒ white azuki bean

緑豆(りょくとう)
⇒ green gram, mung bean

いんげん豆(さやいんげん)
⇒ green bean, string bean

キドニービーン
⇒ kidney bean

金時豆
⇒ red kidney bean

手亡豆(てぼうまめ)
⇒ white kidney bean

大福豆(おおふくまめ)
⇒ large white kidney bean

うずら豆
⇒ pinto bean

虎豆
⇒ tiger bean

花豆(紫花豆)
⇒ scarlet runner bean

そら豆
⇒ fava bean, broad bean

えんどう豆(さやえんどう、グリーンピース)
⇒ pea

スナップえんどう
⇒ snap pea

ひよこ豆
⇒ chickpea, garbanzo bean

レンズ豆(ひら豆)
⇒ lentil

大豆(黄大豆)
⇒ soybean, soya bean

黒豆(黒大豆)
⇒ black soybean

落花生(ピーナッツ)
⇒ peanut

コーヒー豆
⇒ coffee bean

カカオ豆
⇒ cacao bean, cocoa bean

いかがでしょうか。

それでは、上で紹介した豆の種類について、ひとつずつ詳しく解説していきます。

簡単な解説も併記していますので、英語学習にもお役立てください。

小豆(あずき)

⇒ azuki bean, red bean

「小豆」のことは、英語では「azuki bean」や「red bean」と言います。

餡の原料になったり、赤飯の中に入っていたりと、日本人の私たちにとっては身近な豆ですね。

あまり欧米では馴染みが無いので、ローマ字読みで「azuki」と表現するしかありません。

「red bean」という表現も可能ですが、小豆以外の赤い豆のことも含んだ意味となります。

大納言

⇒ dainagon azuki bean, dainagon red bean

「大納言」のことは、「dainagon azuki bean」や「dainagon red bean」と言います。

大納言は小豆(あずき)の一種で、大きな粒が特徴の高級品です。

「big azuki bean」や「big red bean」と補足説明することもできますね。

白小豆(しろあずき)

⇒ white azuki bean

「白小豆」は、英語では「white azuki bean」と言います。

白小豆は小豆の一種で、栽培が難しい希少な品種です。

一般的に白餡は安価な「白インゲン豆」から作られますが、この「白小豆」から作られた白餡には豊かな風味があり、高級な和菓子に用いられています。

緑豆(りょくとう)

⇒ green gram, mung bean

「緑豆」は、「green gram」や「mung bean」と言います。

主にアジアで栽培されており、もやしや春雨の原料として重宝されている豆です。

ちなみに、「緑豆もやし」のことは英語では「mung bean sprouts」と表現することができます。

いんげん豆(さやいんげん)

⇒ green bean, string bean

「いんげん豆」は、英語では「green bean」や「string bean」と言います。

「string」とは「ひも、糸」という意味で、その細長い形から名付けられています。

世界で最も多く生産されている豆であることから「common bean」とも呼ばれており、様々な色や品種のものがあります。

キドニービーン

⇒ kidney bean

「キドニービーン」は、「kidney bean」というスペルになります。

いんげん豆の仲間である「赤いんげん」の一種で、サラダによく使われる濃い赤色をした豆のことです。

なお、「kidney」とは「腎臓」のことで、豆の形が腎臓に似ていることがその名の由来です。

金時豆

⇒ red kidney bean

「金時豆」のことは、英語では「red kidney bean」と言います。

こちらもいんげん豆の仲間である「赤いんげん」の一種で、上のキドニービーンよりも淡い色をしています。

煮豆の定番であるほか、甘納豆の材料としても親しまれています。

手亡豆(てぼうまめ)

⇒ white kidney bean

「手亡豆」のことは、「white kidney bean」と言います。

いんげん豆の仲間である「白いんげん」の一種で、和菓子の白餡の材料として広く使われています。

普通、豆を栽培する際には「手竹」と呼ばれる支柱を立てなければなりませんが、この品種には必要ないため「手亡」という名で呼ばれているそうです。

大福豆(おおふくまめ)

⇒ large white kidney bean

「大福豆」のことは、「large white kidney bean」と言います。

いんげん豆の仲間である「白いんげん」の一種で、上で紹介した手亡豆よりも大きなサイズです。

煮豆のほか、甘納豆や高品質な和菓子の材料としても使われています。

うずら豆

⇒ pinto bean

「うずら豆」のことは、英語で「pinto bean」と言います。

いんげん豆の仲間で、うずら卵のような模様の品種です。

なお、「pinto」は「まだらの、ぶち模様の」という意味の英単語です。

虎豆

⇒ tiger bean

「虎豆」のことは、英語で「tiger bean」と言います。

いんげん豆の仲間で、虎のような斑紋が付いている品種です。

高級豆のひとつで、煮豆の王様とも呼ばれています。

花豆(紫花豆)

⇒ scarlet runner bean

「花豆」のことは、「scarlet runner bean」と言います。

いんげん豆の仲間である「ベニバナインゲン」の一種で、「scarlet」とは「鮮やかな赤色」のことを指します。

また、「runner」という英単語には「つる植物、ほふく植物」という意味もあります。

そら豆

⇒ fava bean, broad bean

「そら豆」は「fava bean」や「broad bean」と言います。

非常に大きい品種の豆で、塩茹でにしたり、豆板醤の原料としても用いられます。

また、そら豆を揚げたお菓子のことは「いかり豆(フライビーンズ)」と呼ばれます。

えんどう豆(さやえんどう、グリーンピース)

⇒ pea

「えんどう豆」のことは、英語では「pea」と言います。

えんどう豆の中でも熟しきっていないものは「さやえんどう」と呼ばれ、「さやに入った豆」という意味の「podded pea」と表現することができます。

また、熟したものは「グリーンピース」として親しまれており、スペルは「green pea」となります。

なお、「うぐいす豆」とは、この「グリーンピース」を甘く煮詰めたもののことを言います。

スナップえんどう

⇒ snap pea

「スナップえんどう」は、「snap pea」と言います。

上で紹介したえんどう豆の仲間で、さやと豆の両方を美味しく食べることができる品種です。

「snap」とは「パキッと鳴る、ポキッと折れる」という意味で、スナップえんどうの特徴がよく表れているネーミングですね。

ひよこ豆

⇒ chickpea, garbanzo bean

「ひよこ豆」のことは、「chickpea」と言います。

ひよこのような形の豆で、主にインド料理やサラダなどに用いられます。

なお、「garbanzo bean」という名前でも流通しており、こちらはスペイン語由来の名前です。

レンズ豆(ひら豆)

⇒ lentil

「レンズ豆」は、英語では「lentil」と表現します。

和名を「ひら豆」と言い、その名の通り平たいレンズのような形をしています。

スープやカレーといった煮込み料理によく使われる品種の豆です。

大豆(黄大豆)

⇒ soybean, soya bean

大豆のことは「soybean」と言い、イギリス英語では「soya bean」と表現します。

また、熟していない大豆は「枝豆」と呼ばれ、英語では「green soybean」となります。

タンパク質を多く含むことから「畑の肉」とも呼ばれており、東アジアを中心として親しまれている豆です。

「醤油(soy sauce)」や「豆腐(soybean curd)」などの食材は、健康志向の高まりから欧米でも人気が高まっています。

黒豆(黒大豆)

⇒ black soybean

「黒豆」は、英語では「black soybean」と言います。

上で紹介した大豆の仲間で、大粒の丹波黒豆は高級品として有名ですね。

おせち料理の定番になっているほか、黒豆きなこや黒豆ココアも人気があります。

落花生(ピーナッツ)

⇒ peanut

「落花生」のことは、「peanut」と言います。

「ナッツ」という名称が付いていますが豆の仲間で、「南京豆」という別名もあります。

なお、「落花生」という名前は、花が落ちて地面の中に実を付けることに由来していると言われています。

コーヒー豆

⇒ coffee bean

「コーヒー豆」のことは、英語では「coffee bean」と言います。

コーヒーは世界中で人気の飲み物で、様々な品種のコーヒー豆が栽培されています。

なお、焙煎していない「生コーヒー豆」は、「unroasted coffee bean」と表現することができます。

ちなみに、コーヒー「豆」という名称が付いていますが、実はマメ科の植物ではなく、アカネ科の「コーヒーノキ」の種子のことです。

カカオ豆

⇒ cacao bean, cocoa bean

「カカオ豆」のことは、英語では「cacao bean」や「cocoa bean」と言います。

チョコレートやココアの原料となる作物ですね。

ちなみに、カカオはマメ科ではなくアオイ科に分類されていますが、カカオ「豆」という名前で呼ばれており、英語でも「bean」となっています。

まとめ

以上、様々な種類の「豆」の英語表記について紹介してきましたが、いかがでしたか。

このページが皆さんの参考になれば幸いです。

以下のページも是非どうぞ。
>>味・味覚の英語表現一覧まとめ!甘い、苦い、辛い、酸っぱいなど