負債や債務を意味する英語表現一覧まとめ!liability, debt, loanなど

このページでは、「負債」や「債務」の意味を持つ英語・英単語を一覧形式で紹介しています。

liability, debt, loanなど、負債や債務を意味する英単語はたくさん存在します。

これらの意味や使い方の違いについても解説していきますので、是非参考にしていただければと思います。

以下のページもあわせてご覧ください。
>>勘定科目の英語表記を一覧形式でまとめてみた!貸借対照表編180語

負債や債務の英語・英単語一覧まとめ

それでは早速、「負債」や「債務」を意味する英語・英単語を紹介していきます。

まずはそれぞれの違いについて簡単に紹介してから、その後にそれぞれの英単語についてひとつずつ詳しく解説していきます。

liability
⇒ 負債や債務全般

debt
⇒ 金銭債務

indebtedness
⇒ 債務を負っている状態、債務額

obligation
⇒ 法的拘束力のある負債や債務

loan
⇒ 借り入れ

arrear
⇒ 滞納している負債や債務

いかがでしょうか。

次は、これらの英単語の意味や使い方について更に詳しく見ていきましょう。

liability

⇒ 負債や債務全般

「liability」とは、「負債や債務全般」のことを言います。

元々は「法的に責任があるもの」という意味の英単語ですが、非常に広い意味を持っており、色々な負債や債務に対して使われます。

借りているお金だけでなく、物を買ったときの未払い代金や、ただ単に預かっているだけのお金も「liability」の中に含まれています。

借金だけでなく、将来的に何らかの理由でお金の支払いが生じる可能性のあるものは全て「liability」であると考えれば良いでしょう。

会計用語としては、バランスシートの負債の部に表示される全ての項目のことをまとめて「liabilities」と言います。

また、「流動負債」は「current liabilities」、「固定負債」は「non-current liabilities」と表現します。

なお、「liable」は「法的責任がある」という意味の形容詞です。

debt

⇒ 金銭債務

「debt」は、借入金や社債といった「金銭債務」のことを意味する英単語です。

「お金を返さなければならない義務」という、ややネガティブなニュアンスの表現です。

こちらも「liability」と同じくらい頻繁に使われる英単語ですが、物を買ったときの未払い代金や単に預かっているだけのお金に対してはあまり使われません。

基本的に「debt」は、返済金額や返済期日が定められている「借金」に対してよく用いる表現です。

なお、「debt」の「b」は発音しませんので注意しましょう。

なお、この「debt」によく似た英単語として、以下の3つもあわせて紹介します。

もし余裕があれば、これらも一緒に覚えておきましょう。

debit
⇒ 借方

会計用語で、「借方」という意味になります。

なお、「デビットカード(debit card)」とは自分の銀行口座から即座に決済できるカードのことです。

deficit
⇒ 赤字

「赤字」や「欠損」という意味の英単語です。

政府の財政赤字や貿易赤字に対してよく使われる表現です。

duty
⇒ 義務

「義務」や「関税」という意味を持つ英単語です。

なお、「duty」と「debt」の語源は同じで、どちらも「借りている」という意味のラテン語に由来していると言われています。

indebtedness

⇒ 債務を負っている状態、債務額

「indebtedness」とは、債務を負っているという「状態」のことを言います。

また、この意味から転じて債務の「金額」のことを指すこともあります。

この「indebtedness」は、「liability」と比べるとやや狭い概念となります。

なお、「indebted」は「恩義がある、負債がある」という意味の形容詞です。

「indebtedness」という英単語は、この「indebted」に「ness」が付いて名詞になったものです。

obligation

⇒ 法的拘束力のある負債や債務

「obligation」とは、「法的拘束力のある負債や債務」のことです。

どちらかと言えば、会計分野よりも法律や法学分野で使われる英語表現です。

また、抽象的で一般的な使い方をするというよりも、具体的な個別の負債のことを指すときによく用いられます。

本来、「obligation」は「義務」という意味で、とても幅広い意味を持つ英単語です。

法律上の義務だけでなく、契約上の義務、倫理的な義務、道徳的な義務など、様々な義務に対して使うことができます。

loan

⇒ 借り入れ

「loan」は「借り入れ」という意味の英単語です。

上で紹介した「debt」にも似ている表現で、主に金融機関から借りるお金に対してよく使われます。

どちらかと言うと、「loan」は借り入れるという「行為」を指す意味合いの強い言葉です。

また、新規事業や住宅新築のための借り入れなど、比較的ポジティブなニュアンスで使われることが多い英単語です。

「返さなければならない」というニュアンスの強い「debt」ほどネガティブな表現ではありません。

なお、「loan」という英単語には、「借り入れ、借金」という意味のほかに「貸し付け、融資」という意味もあります。

arrear

⇒ 滞納している負債や債務

「arrear」は「滞納している負債や債務」を意味する英単語で、支払わなければならないにもかかわらず、まだ支払われていない負債や債務のことです。

「滞っている、遅れている」というニュアンスが特に強い英語表現で、支払期限が到来している家賃、延滞している税金などに対して使われます。

なお、この「arrear」という英単語は、「後ろ」という意味の古フランス語に由来しています。

「rear」という英単語にも、「後ろ、後部」という意味がありますね。

まとめ

以上、「負債」や「債務」という意味の英語・英単語を紹介してきましたが、いかがでしたか。

このページが皆さんの参考になれば幸いです。

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