このページでは、「資産」や「財産」の意味を持つ英語・英単語を一覧形式で紹介しています。
asset, property, estateといったように、資産や財産を意味する英単語はたくさん存在しており、上手く使い分けることが必要になってきます。
これらの英単語の違いについても解説していきますので、是非参考にしていただければと思います。
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資産や財産の英語・英単語一覧まとめ
それでは早速、「資産」や「財産」を意味する英語・英単語を紹介していきます。
まずはそれぞれの違いについて簡単に紹介してから、その後にひとつずつ詳しく解説していきます。
asset
⇒ 価値のある資産
property
⇒ 有形の所有物
estate
⇒ 不動産
wealth
⇒ 豊富な財産
fortune
⇒ 個人の大金
means
⇒ 個人の財力
legacy
⇒ 金銭的価値のある遺産
heritage
⇒ 文化的価値のある遺産
いかがでしたか。
それでは、次はこれらの英単語について更に詳しく見ていきましょう。
asset
⇒ 価値のある資産
「asset」は資産や財産のことを表すための基本的な英単語で、とても日常的に使われている一般的な表現です。
お金や宝石のような有形の資産だけでなく、健康や知識のような無形の資産に対しても幅広く使えます。
また、個人の資産に対しても会社の資産に対しても使える、オールマイティーな表現です。
会社の財務諸表である貸借対照表(バランスシート)においても、「資産」のことは「assets」と表記されています。
なお、ポイントとしては「価値のある資産」に対して用いるという点です。
金銭的価値があったり実用的な値打ちがあるものに対して使われますが、一般的に価値が無いものに対してはあまり使われない表現です。
property
⇒ 有形の所有物
「property」は上で紹介した「asset」とは異なり、価値の有る無しにかかわらず使える英語表現です。
この「property」という英単語には、資産や財産の他に「持ち物」という意味合いも含まれています。
例えば、中古の傘や電化製品などのように、一般的にあまり値打ちの無いものに対しても使うことができます。
なお、健康や知識といったような無形のものに対しては基本的には用いられません。
そのため、単語の持つニュアンスとしては「有形の所有物」が近いかと思います。
ちなみに、「property」には「属性、特性」という意味もあります。
パソコンを操作しているとよく見かける「プロパティ」は、この意味で使われていますね。
estate
⇒ 不動産
「estate」は、土地や建物といった「不動産」としての資産や財産を意味する英単語です。
不動産のことは、英語では「real estate」とも表現されます。
なお、「estate」にはその他に「階級、団地」という意味もあります。
「estate」という英単語は「地位」という意味のラテン語に由来しており、本来は「上流階級が持っている大きな所有地」のことです。
なお、「estate」という英単語は、イギリスにおいては上流階級の人々の持つ広大な土地や建物といったニュアンスでよく使われています。
一方、アメリカにおいては中流階級の人々が住む集合住宅として捉えられることが多く、文脈によっても意味が異なってきます。
wealth
⇒ 豊富な財産
「wealth」は、特に「豊富な財産」のことを意味する英単語です。
お金にも物品にも使える英語表現ですが、この英単語のポイントとしては、とにかく「たくさん持っている」という点になります。
資産や財産の他にも、「裕福、富裕」という意味でも使われる英単語です。
裕福な人や富裕層は、「たくさんの」お金や物品を持っていますね。
次に紹介する「fortune」とよく似ており、同じような意味で使われるのでまとめて覚えてしまいましょう。
fortune
⇒ 個人の大金
「fortune」は上の「wealth」と似た意味を持った英単語です。
この英単語の特徴を一言で表現すると、「個人の大金」となります。
「fortune」は、会社というよりも個人が持つ財産のことで、運良く手に入れた財産のことを指すときによく使われる表現です。
また、基本的には「多額のお金」のことを意味する英単語であり、物品に対してはあまり使われません。
なお、この「fortune」には「幸運、成功」といった意味もあるので、こちらもあわせて覚えておきましょう。
means
⇒ 個人の財力
「means」は「個人の財力」のことで、「s」を付けて複数形で用いられます。
元々、「mean」という名詞は「手段」という意味ですが、「生活手段」というところから転じて「財力、資力」という意味でも使われています。
生活手段という点からも分かるように、主に個人の財力について使われる英単語で、基本的に会社の財力のことに対しては使われません。
なお、市民に社会保障や生活保護の受給資格があるかを政府が調べるための「資力調査」のことを、「ミーンズテスト(means test)」と言います。
legacy
⇒ 金銭的価値のある遺産
「legacy」とは、遺言などによって相続したお金や貴金属などの資産や財産のことを言います。
つまり、一言で言えば「金銭的価値のある遺産」のことです。
逆に、金銭的な価値というよりも文化的な値打ちのある遺産は、下で紹介する「heritage」となります。
なお、「legacy」という英単語には、その他に「時代遅れ」という意味もあります。
効率的ではない古いコンピューターシステムのことである、「レガシーシステム(legacy system)」などがその一例です。
heritage
⇒ 文化的価値のある遺産
「heritage」とは、代々受け継がれてきた自然環境や建築物などの資産や財産のことを言います。
金銭的な遺産というよりも、「文化的価値のある遺産」のことです。
ちなみに、「世界遺産」のことは「world heritage」と言います。
また、「世界自然遺産」は「world natural heritage」、「世界文化遺産」は「world cultural heritage」となります。
なお、「heritage」という英単語には「伝統、伝承」という意味もありますので、こちらも覚えておきましょう。
まとめ
以上、「資産」や「財産」の意味を持つ英語・英単語を紹介してきましたが、いかがでしたか。
このページが皆さんの参考になれば幸いです。
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