英語を縦書きする場合のルールを解説!アルファベットの向きは?

このページでは、英語を縦書きする場合の表記ルールについて解説しています。

英語は基本的には横書きで表記する言語ですが、日本語は横書きでも縦書きでも表記することができます。

そのため、縦書きの日本語文の中に英語を一部挿入する場合には少し頭を悩ませてしまいますよね。

是非このページを参考に、適した表記方法を選んでみてくださいね。

また、以下のページも合わせてご覧ください。
>>超有名な英語の名言・格言100選一覧まとめ!
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英語を縦書きする場合の方法とルール

それでは早速、英語を縦書きする場合の方法とルールを紹介していきます。

以下の通り、大きく分けて3通りの記載方法がありますので、順番に説明していきます。

・英語を横に回転させて表記する
・英語を縦のまま表記する
・英語を縦中横や特殊記号として表記する

英語を横に回転させて表記する

まずは、英語の部分を横に90度回転させる方法です。

基本的には右側がアルファベットの上になるように、つまり時計回りに回転させて以下のような表記になります。

なぜ、アルファベットの上を右側に持ってくるのでしょうか。

それは、文字を読み進めていくときの目線の動きに関係しています。

文庫本のような縦書きの文章を想像してみてください。

文章は右から左へと流れていきますよね。

そのため、右から左へと流れる目の流れに合わせて、右側にアルファベットの上が来るように表記されるのですね。

目の流れに合わせて表記することが原則ですので、どちら側に回転させなければならないという厳密なルールはありません

表や統計の中で英語を使うときなどのように目の流れが反対方向になる場合、反時計回りに回転させた方が分かりやすいような場合は、逆向きに回転させても何ら問題はありません。

さて、このように横に回転させて表記することによるメリットですが、「Difficult」のように長い単語や句を表記するときには非常に読みやすくなります。

逆に、「cm」などの短い単語については、横にすることで読みにくくなってしまうので、この点はデメリットとなってしまいますね。

英語を縦のまま表記する

さて、次は英語を縦のままで表記する方法です。

この方法も広く使われていますね。

なお、縦のまま表記する方法は、大文字と小文字の2通りのものを並べてあります。

縦書きにする場合は大文字にする方が比較的読みやすいですね。

先ほど紹介した英語を右に回転させる方法と比べると、「cm」のような短い単語は読みやすくなっています。

しかし、「difficult」のように長い単語は大文字表記にしないと読みにくくなってしまいますね。

英語を縦中横や特殊記号として表記する

最後に、縦中横や特殊記号として表記する方法も一般的です。

縦中横とは縦書きの文章の中で一部だけ横書きで表記する方法で、特殊記号とは「cm」のように数字の単位などを変換したときに出てくる機種依存文字のことです。

上の「difficult」のように長い単語を縦中横にしてしまうと。非常に読みにくくなるため、せいぜい2~3文字程度の単語にとどめておきましょう。

なお、Microsoft Wordにおいては、「ホーム」タブの中の「段落」グループから「拡張書式」をクリックすることで、「縦中横」を選択することができます。

また「cm」や「(株)」のような機種依存文字は便利ですが、文字コードによっては文字化けの原因となります。

印刷して使用する分には問題ありませんが、データとして送受信したりアップロードするような用途の文書を作成するときには、機種依存文字の使用はできるだけ控えた方が良いですね。

まとめ

以上、英語を縦書きで表記する場合の方法やルールについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

これらの中から最も適したものを選んで、文書を作成していただければと思います。

また、以下のページにも是非遊びに来てくださいね!
>>英語のビジネスメールで使える文例をまとめてみた