このページでは、英語発音と日本語のカタカナ発音が大きく異なる、英語での発音を間違えやすい都市名・地名を紹介しております。
なお、英語と日本語の発音が異なる場合、必ずしも日本語のカタカナ発音が誤っているというわけではありません。
例えばスイスのチューリヒの場合、日本語では「チューリヒ」、英語では「ズァリク」、現地のドイツ語では「チューリッヒ」ですので、日本語のカタカナ発音の方が実際の現地語に近いんですね。
このように、日本語の方が英語よりも実際の現地語での発音に近い例も多いので、その点はご注意ください。
以下のページでも発音について解説していますので、合わせてご覧ください。
>>「blush」「brash」「brush」の意味・発音の違いと覚え方
>>スマホの音声入力機能は英語の発音トレーニングに使える!
英語の発音を間違えやすい都市名・地名
それでは、さっそく間違えやすい都市名・地名を見ていきましょう。
ヨーロッパの都市が非常に多いですね。
発音記号も付けておりますので、しっかりと記号に従って発音するようにしてください。
発音記号は米国式のものを記載しております。
アテネ
⇒ Athens /ˈæθɪnz/
ギリシャの首都アテネは「アスィンズ」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
エジンバラ
⇒ Edinburgh /édnb`ɚːrə/
イギリスの都市エジンバラは「エドゥンバーラ」と発音します。
アクセントは「エ」の位置です。
ウィーン
⇒ Vienna /viénə/
オーストリアの首都ウィーンは「ヴィエナ」と発音します。
アクセントは「エ」の位置です。
エルサレム
⇒ Jerusalem /dʒərúːs(ə)ləm/
イスラエルの都市エルサレムは「ジェルーサラム」と発音します。
アクセントは「ル」の位置です。
ケルン
⇒ Cologne /kəlóʊn/
ドイツの都市ケルンは「コローン」と発音します。
アクセントは「ロ」の位置です。
サンクトペテルブルグ
⇒ Saint Petersburg /séɪnt pítɚzbɚɡ/
ロシアの都市サンクトペテルブルクは「セイントピタズバーグ」と発音します。
日本語では、「セントピーターズバーグ」と書かれることもありますね。
シベリア
⇒ Siberia /sɑɪbí(ə)riə/
ロシアの地名シベリアは「サイビァリア」と発音します。
アクセントは「ビ」の位置です。
ジュネーブ
⇒ Geneva /dʒəníːvə/
スイスの都市ジュネーブは「ジァニーヴァ」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
チューリヒ
⇒ Zurich /zˈʊ(ə)rɪk/
スイスの都市チューリヒは「ズァリク」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
テヘラン
⇒ Tehran /tèɪrɑ́n/
イランの首都テヘランは「テイラン」と発音します。
アクセントは「ラ」の位置です。
ドナウ
⇒ Danube /dˈænjuːb/
ヨーロッパを流れる川のドナウは「ダニューブ」と発音します。
アクセントは「ダ」の位置です。
トリノ
⇒ Turin /tjʊ́rɪn/
イタリアの都市トリノは「テュリン」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
ナポリ
⇒ Naples /néɪplz/
イタリアの都市ナポリは「ネイプルズ」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
バイエルン
⇒ Bavaria /bəvé(ə)riə/
ドイツの都市バイエルンは「バヴェァリア」と発音します。
アクセントは「ヴェ」の位置です。
ハーグ
⇒ the Hague /ðə héɪg/
オランダの都市ハーグは「ザヘイグ」と発音します。
通常、地名に冠詞は付きませんが、ハーグは例外的に「the」という冠詞が付きます。
何故「the」が付くのかという理由を説明することは難しく、「そういう慣習だから」と理解ください。
パリ
⇒ Paris /pˈærɪs/
フランスの首都パリは「パァリス」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
ハンブルク
⇒ Hamburg /hˈæmbɚːg/
ドイツの都市ハンブルクは「ハァンバーグ」と発音します。
アクセントは「ハ」の位置です。
フィレンツェ
⇒ Florence /flˈɔːrəns/
イタリアの都市フィレンツェは「フローランス」と発音します。
アクセントは「ロ」の位置です。
ブエノスアイレス
⇒ Buenos Aires /bwèɪnəsé(ə)riːz/
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスは「ブウェィナセァリーズ」と発音します。
アクセントは「セ」の位置です。
プラハ
⇒ Prague /prάːg/
チェコの首都プラハは「プラーグ」と発音します。
アクセントは「ラ」の位置です。
ブリュッセル
⇒ Brussel /brʌ́səl/
ベルギーの首都ブリュッセルは「ブラサル」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
ペキン
⇒ Beijing /bèɪdʒíŋ/
中国の首都ペキンは「ベイジン」と発音します。
アクセントは「ジ」の位置です。
ほとんどの中国の都市は、中国語の発音がそのまま英語になっているので、日本語とは発音が異なります。
日本語の発音でもそのまま通じるのは「シャンハイ」くらいでしょうか。
ベネチア
⇒ Venice /vénɪs/
イタリアの都市ベネチアは「ヴェニス」と発音します。
アクセントは「ヴェ」の位置です。
ベルサイユ
⇒ Versailles /vɚːsάɪ/
フランスの都市ベルサイユは「ヴェルサイ」と発音します。
アクセントは「サ」の位置です。
ベルリン
⇒ Berlin /bɚːlín/
ドイツの首都ベルリンは「バーリン」と発音します。
アクセントは「リ」の位置です。
ベルン
⇒ Bern /bˈɚːn/
スイスの首都ベルンは「バーン」と発音します。
ジュネーブやチューリヒはスイスの首都ではありません。
マルセイユ
⇒ Marseille /mɑːɹˈseɪ/
フランスの都市マルセイユは「マーセイ」と発音します。
上のベルサイユも同様ですが、末尾の「lle」は発音されません。
ミュンヘン
⇒ Munich /mjúːnɪk/
ドイツの都市ミュンヘンは「ミューニク」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
モスクワ
⇒ Moscow /mάskoʊ/
ロシアの首都モスクワは「マスコウ」と発音します。
アクセントは「マ」の位置です。
リヨン
⇒ Lyon /láɪən/
フランスの都市リヨンは「ライアン」と発音します。
アクセントは日本語と同じ位置です。
ワルシャワ
⇒ Warsaw /wˈɔɚsɔː/
ポーランドの首都ワルシャワは「ウォーソー」と発音します。
アクセントは「ウォ」の位置です。
まとめ
以上、英語発音を間違えやすい都市名・地名を紹介してきましたが、いかがでしたか?
このページでは都市名・地名について紹介してきましたが、以下のページでは国名をまとめておりますので、是非こちらもご覧ください。
>>英語での発音を間違えやすい国名をまとめてみた