このページでは、各専門学校のライセンス取得サポートについて解説しています。
USCPA試験合格後にはライセンス登録を行う人がほとんどかと思いますが、ライセンス申請手続きはなかなか煩雑で手間が掛かってしまいます。
出来るだけ、専門学校のサポートサービスを利用することをおすすめします。
以下のページについても合わせてご覧ください。
>>USCPA受験とライセンス登録の必要費用・必要金額はいくら?
USCPAのライセンス取得サポートについて
上述の通り、USCPAライセンスの申請作業は割と煩雑で、多くの手間と時間が掛かります。
そのため、各専門学校においてはライセンス取得サポートという手続き代行サービスが提供されています。
このサービスは、 「追加単位取得が不要」かつ「知り合いにUSCPAがいる」という人以外は、申し込みがほぼ必須になってくるかと思います。
もちろん、個人でもライセンス手続は可能かもしれませんが、莫大な労力が掛かると思われるので基本的にはお勧めしません。
ライセンス取得サポートのサービス内容
専門学校によって若干異なるかもしれませんが、主に以下のようなサポートを行ってくれます。
サービス内容は専門学校のウェブサイトには明確に記載されていないため、詳細は直接各専門学校へお問い合わせください。
・ライセンス登録における一連の進捗管理
・追加単位取得に関する手続き
・USCPAホルダーによるサイン
・AICPA Ethics(倫理試験)の模範解答の提供
・各州のEthics(倫理試験)の模範解答の提供
・ライセンス監査への対応
これらのサービス内容について、順に解説していきます。
ライセンス登録における一連の進捗管理
ライセンス登録までに必要な手続きを全て教えてもらうことができ、各種書類の提出状況に関する進捗管理を行ってくれます。
ライセンスの取得に至るまでに必要な書類は沢山ありますので、忙しい日々の中で進捗を管理してもらえるだけでも非常に助かるかと思います。
事前に申請書類の内容チェックもしてもらうことができますので、手続ミスによる無駄な手戻りや時間のロスも防ぐこともできます。
追加単位取得に関する手続き
単位に関して、受験要件は満たしているけれどライセンス登録要件は満たしていないという場合には、追加単位取得に関する手続きを行ってもらうことができます。
独学の場合はこの追加単位取得が大きなハードルとなるかと思います。
実際、私はこれを目当てにライセンス取得サポートを申し込みました。
USCPAホルダーによるサイン
USCPAホルダーからインタビューを受け、必要書類(実務経験認定書)へのサインをしてもらうことができます。
上司や知り合いにUSCPAホルダーがいない場合には、このような専門学校のサポートサービスを利用するか、お金を払って米国公認会計士事務所へ依頼するかのどちらかの手段をとることになります。
恐らく、専門学校へ依頼を利用する方が安上がりかと思います。
AICPAや各州のEthics(倫理試験)の模範解答の提供
ライセンス登録にあたって、AICPAや各州の倫理試験を受験する必要がありますが、これらの模範解答を閲覧することができます。
正攻法でこれらの倫理試験に取り組むと結構な時間が掛かってしまいますので、専門学校から提供される模範解答の存在はとても大きいかと思います。
ライセンス監査への対応
USCPA登録後、CPE(継続教育)をしっかりと受講しているかを確認するためにライセンス登録者の中から約10%が無作為に選出され、ライセンス監査を受けることとなります。
運悪くライセンス監査の対象者となってしまったような場合でも、専門学校にて監査対応サポートをしてもらうことができます。
以上が、主なサービス内容となっています。
なお、専門学校によってサービス内容には多少の違いがあります。
プロアクティブでは上記のような手厚いサポートを受けることができますが、アビタスやTACでは上記のようなフルサービスとまではいかず、USCPAによるサインの部分がメインになるようです。
サポートサービス料金とサポート可能州
基本的には自校の受講生に限定してサービスを行っているところがほとんどなので、基本的には自分が講座を受講した専門学校のサポートサービスを申し込むことになります。
各専門学校のサービス料金とサポート可能州は以下の通りです。
下記以外の州については専門学校へ直接お問い合わせください。
アビタス
料金:1万円
サポート可能州:ワシントン州、グアム
受講生以外の利用:不可
プロアクティブ
料金:3万円(受講生以外は11万円)
サポート可能州:ワシントン州、グアム
受講生以外の利用:可
TAC
料金:5万円?
サポート可能州:不明
受講生以外の利用:不可
資格の大原
不明(サービス提供無し?)
この通り、基本的に独学でUSCPA試験に合格した場合はプロアクティブしか選択肢が存在しないかと思います。
私もプロアクティブのライセンスサポートを利用してワシントン州のライセンスを取得しましたが、プロアクティブの対応は驚くほどハイクオリティでした。
担当者からの返信が迅速ですし、対応も親切丁寧で、煩雑な登録申請もサクサク進めることができたので非常におすすめです。
まとめ
以上、ライセンス取得サポートに関する解説でした。
ライセンス申請は多くの書類を準備して提出する必要がありますので、非常に骨の折れる作業になるかと思います。
色々と面倒な申請作業が続きますが、ライセンス取得までもうひと頑張りです。
ゴールを目指して着々と手続きを進めていただければと思います。
以下のページも合わせてご覧ください。
>>USCPAライセンスの維持更新費用について