このページでは、「焼く」という意味の英語・英単語について紹介していきます。
bake, toast, roast, grillなど、「焼く」という意味の英単語は数多く存在しますので、これらの違いについても解説していきます。
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「焼く」という意味の英語・英単語一覧まとめ
それでは早速、「焼く」という意味の英語・英単語について、まずは簡単な違いを押さえていきましょう。
【料理関連】
bake
⇒ 生地を焼く
toast
⇒ 食パンをこんがり焼く
roast
⇒ オーブンでじっくりと焼く、焙煎する
grill
⇒ 網で焼く
griddle
⇒ 鉄板で焼く
broil
⇒ 直火で炙り焼きする
fry
⇒ 油で炒める
saute
⇒ 油やバターでさっと炒める
barbecue
⇒ 串に刺して焼く、丸焼きにする
burn
⇒ 真っ黒焦げにする
char
⇒ 焦がす
sear
⇒ 表面をさっと焦がす
brown
⇒ きつね色に焼く
cook
⇒ 加熱調理する
【料理以外】
burn
⇒ 火で焼く
incinerate
⇒ 不要なものを焼却する
bake
⇒ 陶器やレンガを焼く
tan
⇒ 肌を日焼けさせる
いかがでしたか。
なお、「cook」は焼く、煮る、揚げる、レンジで温めるなど、加熱調理全般のことを意味する万能な英単語です。
どの英単語を使えば良いのか分からないときは、とりあえず「cook」を使っておけば大丈夫です。
調理関連の「焼く」を意味する英語
それでは、次はこれまで紹介した英単語についてひとつずつ詳しく見ていきましょう。
bake
⇒ 生地を焼く
「bake」は、オーブンなどでパンやお菓子の生地を焼くときに使われる英単語です。
パン工房のことは「ベーカリー(bakery)」と言い、パン生地を作るときには「ベーキングパウダー(baking powder)」を入れますね。
なお、食べ物以外では陶器やレンガを焼くときにも使える英語表現です。
「bake」は、形の定まっていないものを「焼き固める」とイメージしていただければと思います。
toast
⇒ 食パンをこんがり焼く
「toast」は、トースターなどでこんがりと焼くことを言います。
基本的には食パンを焼くときに使いますが、チーズなどに対しても用いられます。
生地から食パンを焼くときは「bake」、焼いてスライスされた食パンを再度カリッと焼くときは「toast」となります。
roast
⇒ オーブンでじっくりと焼く、焙煎する
「roast」は、オーブンで長時間掛けて焼くときに使われる英語表現です。
ローストビーフやローストチキンなどが良い例ですね。
また、コーヒー豆や茶葉などを焙煎するときにも使うことができます。
grill
⇒ 網で焼く
「grill」は、網の上に乗せて直火で焼くときに使われる英単語です。
ガスコンロを使って魚を焼くときは「グリル」を使いますが、これは「網で焼く」という意味なんですね。
なお、この「grill」は特にイギリスでよく使われる英語表現です。
griddle
⇒ 鉄板で焼く
「griddle」は、パンケーキなどを鉄板で焼くことを言います。
「grill」は「網」、「griddle」は「鉄板」とまとめて覚えてしまいましょう。
なお、朝マックの人気メニューの「マックグリドル」は、甘いパンケーキでパティがサンドされていますね。
broil
⇒ 直火で炙り焼きする
「broil」は、肉などを直火で焼くことを言います。
「grill」によく似ていますが、この「broil」は特にアメリカでよく使われる英語表現です。
食肉用の若鶏のことを「ブロイラー(broiler)」とも言いますが、これは炙り焼きするのに適した大きさの鶏であることから名付けられました。
fry
⇒ 油で炒める
「fry」は、油を使って炒めることを言います。
油で揚げるというイメージが強いかもしれませんが、油で炒める際にも「fry」を使うことができ、例えばチャーハンのことは「fried rice」と言います。
フライパンは通常揚げ物に使う調理器具ではありませんが、「frying pan」と言いますね。
saute
⇒ 油やバターでさっと炒める
「saute」とは、オリーブオイルやバターなどを使って強火で素早く炒めることを言います。
日本語では「ソテー」と呼ばれていますね。
元々は「飛び跳ねる」という意味のフランス語で、油で食材を強く熱するとフライパンの上で跳ねることに由来しています。
barbecue
⇒ 串に刺して焼く、丸焼きにする
「barbecue」は、串に肉などの具材を刺して焼くことを言います。
また、仔牛や豚を丸焼きにするという意味もあります。
ちなみに「BBQ」という言葉は、この「barbecue」が略されたものです。
burn
⇒ 真っ黒焦げにする
「burn」とは、料理を真っ黒に焦がしてしまうことを言います。
料理においてはマイナスの意味なので、基本的には調理方法として使われることはありません。
料理以外においては、紙や木などを「焼く、燃やす」という意味で頻繁に使われる英単語です。
char
⇒ 焦がす
「char」は、具材に焦げ目を付けるときに使われます。
炭火で焼いたような、食欲をそそる黒い焦げ目のことを指します。
ちなみに、炭を意味する「チャコール (charcoal)」と同じ語源です。
sear
⇒ 表面をさっと焦がす
「sear」は、中まで火を通さずに具材を表面のみを高温で焼くことを言います。
レアのステーキや鰹のたたきのような料理に対してよく用いられる表現です。
その他、焼印を押すときにも使えますが、こちらの使用頻度はあまり高くないかもしれません。
brown
⇒ きつね色に焼く
「brown」は、程良いきつね色になるまで焼くことを言います。
基本的に「brown」は「茶色」という名詞ですが、動詞としても使うことができます。
使用頻度はあまり高くはありませんが、覚えておくと良いかと思います。
cook
⇒ 加熱調理する
「cook」は、焼く、煮る、揚げる、レンジで温めるなど、加熱調理全般のことを言います。
どの英語表現を使えば良いのか分からないときは、とりあえずこの「cook」を使っておけば良いので、とても便利な英単語です。
ちなみに、加熱しない調理全般のことは、「make」を使いますので、こちらもあわせて覚えておきましょう。
調理以外の「焼く」を意味する英語
burn
⇒ 火で焼く
「burn」は、紙や木などに火を付けて燃やすときによく使われる一般的な表現です。
その他、上で紹介したように料理が黒焦げになるときも使えますし、肌が日焼けするときにも使うことができます。
また、心に焼き付くといった抽象的な意味にも用いられる、オールマイティーな英単語です。
incinerate
⇒ 不要なものを焼却する
「incinerate」は、不要物を焼却するときに使われる英単語です。
「burn」よりも強い表現で、焼却炉を使って完全に焼き尽くすというイメージです。
主にゴミや廃棄物を焼却するときに用いられますが、遺体に対して使うこともあります。
bake
⇒ 陶器やレンガを焼く
「bake」は、陶器やレンガを焼くときにも使われる英語表現です。
上で紹介したように、料理関連で使われる場合には、パンやお菓子を生地から焼く際に用いられます。
「bake」は、形の定まっていないものを「焼き固める」とイメージしていただければと思います。
tan
⇒ 肌を日焼けさせる
「tan」は日光で肌を焼くときに用いられる英単語です。
受動態で用いられることが多く、「I am tanned.(私は日焼けをしている)」となります。
名詞として使われることも多く、その場合は「I get a tan.(私は日焼けをしている)」というように表現します。
まとめ
以上、「焼く」という意味の英語・英単語について紹介してきましたが、いかがでしたか。
このページが皆さんの参考になれば幸いです。
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