このページでは、バングラデシュでは英語はどれくらい通じるのか、バングラデシュのなまりの程度と特徴はどのようなものか、といった点について紹介しております。
先日、バングラデシュに長期間滞在するというレアな体験をすることができたので、忘れないうちに色々と書き記しておくことにします。
今後、渡航を予定されている人は是非参考にしてみてくださいね。
なお、以下のページも合わせてご覧ください。
>>オンライン英会話大手5社の料金と特徴を比較してみた
バングラデシュ人の英語力はどれくらい?
私の主観的な実体験を語る前に、まずは客観的なデータからバングラデシュ人の英語力を見てみましょう。
以下のページで、TOEICとTOEFLのスコアの国別平均点を紹介しています。
>>TOEICの年齢別・国別の平均点は?公式試験データをまとめてみた
>>衝撃!日本人の英語力はずば抜けて低かった!その理由とは?
この結果を見る限り、バングラデシュの英語力は日本よりも圧倒的に高いレベルにあることが分かります。
アジアの中でもバングラデシュは非常に高いレベルに位置していますね。
バングラデシュは18世紀末以降、インドやパキスタンなどと共にイギリスの植民地だったこともあり、英語が日々の生活の中にも根付いています。
バングラデシュの公用語はベンガル語ですが、教育機関や政府機関では英語も合わせて使われているため、実質的に英語は公用語と同じような扱いになっています。
実際にバングラデシュに行ってみた結果、英語は通じる?
結論から言いますと、ある程度の教育を受けている人に対しては、問題無く英語が通じます。
上でも書いた通り、教育機関ではベンガル語だけでなく英語も使われています。
小学校から英語を習っているので、空港やホテル、ビジネスシーンはもちろんのこと、スーパーや小売店でも、基本的には問題無く英語が通じます。
しかし、貧しくて学校に行くことができない人もまだまだ多い国です。
教育を受けることができていない人には英語が全く通じないこともありますね。
あと、タクシードライバーも英語が通じないことが多々ありますので注意してください。
あと、20代以下の若年層には比較的英語が通じますが、中年以上になるとあまり通じない人が多いです。
これに関しては日本も同じような状況ですね。
また、ダッカのような都市部では英語は通じやすいですが、地方に行くとやはり通じにくくなります。
もし地方にも行く予定があるのであれば、少なくとも数字くらいはベンガル語で覚えていくと良いかもしれませんね。
バングラデシュにおける英語のなまりは?
他の東南アジアや南アジア諸国にも何ヶ国か行きましたが、個人的な感想としては、それらの国々と比べるとバングラデシュはそれほどなまりが強くない国という印象でした。
同じようにイギリスに統治されていたシンガポールは、「シングリッシュ」と言って非常になまりの強い英語を話しますが、バングラデシュはそうでもありません。
しかし、これも個人差が大きく、非常に綺麗な発音で話すバングラデシュ人もいれば、あまり何を言っているか聞き取れないバングラデシュ人もいます。
ただ、何を言っているか聞き取れない人の比率は、圧倒的にバングラデシュよりもシンガポールの方が高いという印象です。
中国語が混じっている上に、話すスピードも速いからでしょうか。
バングラデシュ人のなまりの傾向としては、インド英語の影響を強く受けており、インドやパキスタンと似たような感じのなまりに分類されます。
インド英語の特徴としては、
・「R」の音を非常に強く発音し、「ル」という音になる
・巻き舌を多用する
・スペル通りに発音し、本来発音してはいけない文字まで発音する
・ヒンディー語の影響から、現在進行形を必要以上に多用する
という特徴があるようですね。
まとめ
最後に少しだけ注意です。
ダッカのシャージャラル国際空港は、時期によっては大量の蚊が発生します。
この空港は、アジアの最悪な空港ワースト10にランクインしており、正直かなり環境が悪いです。
空港だけに限った話ではありませんが、蚊による感染症を防ぐために、モスキートパッチなどを持参するようにしましょう。
また、街中にはたくさんの野良犬が徘徊しています。
狂犬病に感染するリスクがあるので、噛まれないように充分ご注意ください。
以上、バングラデシュではどれくらい英語が通じるのか、なまりの程度と特徴はどのようなものかという点について解説してきましたが、いかがでしたか?
今後渡航予定のある人は、是非参考にしてください。
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