「blush」と「flush」の意味や使い方の違いを解説!

このページでは、「blush」と「flush」の単語が持つ意味やニュアンスの違い、効率の良い覚え方を紹介していきます。

これらの単語、実はどちらも「顔を赤らめる、顔を赤くする」という意味を持っています。

しかし、使い方については若干異なります。

これらの違いをしっかりと理解しておくと、英語表現の幅も広がりますので、是非この機会に身に付けましょう。

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それでは、スタートです。

「blush」と「flush」の意味・使い方の違い

上でも書いたように、「blush」と「flush」はどちらも「顔を赤らめる、顔を赤くする」という意味を持っています。

まずは、この意味における使い分けを見ていきましょう。

「顔を赤らめる、顔を赤くする」という意味で用いる場合、以下のように使い分けることとなります。

「blush」は、恥ずかしいとき、当惑したときなど、「感情的」な理由により顔が赤くなる場合に使います。

要するに、「暑さ以外の理由」ですね。また、化粧品のチークを使うときもこの「blush」という表現になります。

「flush」は、運動したとき、熱が出たときなど、「物理的」な理由により顔が赤くなる場合に使います。

要するに、「暑さによる理由」ですね。

以上、「顔を赤らめる、顔を赤くする」という意味で使うときにおける違いでした。

その他にも、これら2つの単語は色々な意味を持っていますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

「blush」の意味と覚え方

「blush」という単語は、動詞や名詞として使われます。

動詞として使われる場合には、先ほど紹介した「顔を赤らめる」の他にも、「恥じる、赤くなる、バラ色になる」という意味になります。

また、名詞では、「赤面」という意味で使われます。

恥ずかしくて顔を赤らめるときには、この「blush」を使うと先程説明しましたね。

なお、女性が頬に赤みを付ける化粧品の「チーク」のことも、英語では「blush」と言います。

化粧品のチークのことを言いたいとき、「cheek」は和製英語なので意味が正しく伝わりません。

また、「L」と「R」の発音を逆にしてしまうと、チーク(blush)と言いたいのに、ブラシ(brush)として伝わってしまいますので、こちらも要注意です。

スペルを覚えるにあたっては、「brush」や「flush」と混同しないよう、「BL女子、チークで赤面」と覚えると良いかもしれません。

「flush」の意味と覚え方

「flush」という単語は、動詞、名詞、形容詞として使われます。

動詞では、先ほどの「顔を赤らめる」の他に、「どっと流れる、ほとばしる、バラ色になる、飛び立つ」という意味で使われます。

また、名詞の場合は、「赤面、高ぶり、増水、洗浄、ポーカーのフラッシュ」という意味になります。

形容詞の場合は、「いっぱいで、あふれそうで、たくさん持って、平らな」という意味になります。

トイレで水を流すとき、流すボタンに「flush」と書かれていることも多いですね。

英語表示が併記されているトイレも増えているので、是非今度注目してみてください。

また、ポーカーの役であるフラッシュも、この「flush」で表します。

フラッシュは全ての手札を同じマークで揃える役なので、「赤くする」という意味から派生したという説や、形容詞の「平らな」という意味から派生したという説など、諸説あります。

「flush」のニュアンスとしては、たくさんたまっていたものが「ドバーっと流れる」ようなイメージです。

暑くて顔を赤らめるときには、この「flush」を使うと先程説明しましたが、そのニュアンスにも合致しますね。

暑くて汗がドバーっと流れて、顔が赤くなるという感じです。

「blush」と「flush」を区別するための覚え方としては、「風呂(fulo)で顔が火照って汗が流れる」と覚えると良いかもしれません。

まとめ

以上、「blush」と「flush」について、意味・使い方・ニュアンスの違いや、スペルの覚え方を紹介してきましたが、いかがでしたか?

どちらも「顔を赤くする、顔を赤らめる」という意味があり、なかなか使い分けの難しい単語ですが、是非今後の英会話に活かしてみてください。

このページが皆さんのお役に立つことを祈っております。

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