このページでは、スペルが似ているために間違えやすい英単語、紛らわしい英単語のペアを一覧形式で紹介しています。
うっかりミスしてしまいそうな英単語を厳選していますので、最初から最後まで目を通していただければと思います。
以下のページも是非ご覧ください。
>>cooperationとcorporationの違いって?スペル記憶法、発音方法を解説
>>リクルートの学習アプリ、「スタディサプリ」のコスパが素晴らしい!
スペルが似ていて間違えやすい英単語・紛らわしい英単語
それでは早速、似ている英単語・間違えやすい英単語・紛らわしい英単語の組合せを紹介していきます。
簡単な解説も付け加えておりますので、英語学習にも是非お役立てください。
「adapt」と「adopt」
adapt ⇒ 適合させる、順応する
adopt ⇒ 採択する、養子にする
「adapt」は、接頭語「ad(~に向かう)」+「apt(適切な)」で、適切な状態に向かうので「適合させる」となります。
また「adopt」は、接頭語「ad(~に向かう)」+「opt(選ぶ)」で、選ぶ方向に向かうので「採択する」と考えると覚えやすいかと思います。
以下のページも合わせてご覧ください。
>>「adapt」「adopt」「adept」の意味の違いと覚え方
>>「接頭語」さえ覚えてしまえば英単語暗記が楽になる!主な接頭語まとめ
「advice」と「advise」
advice ⇒ 助言、勧告
advise ⇒ 助言する、勧告する
「c」と「s」が異なるだけで、とても似ている英単語です。
「advice」は名詞で、「advise」は動詞として用いられます。
「affect」と「effect」
affect ⇒ 影響を及ぼす、作用する
effect ⇒ 影響、結果
これらの英単語の違いを詳細に説明しようとすると、ネイティブでもなかなか難しいようです。
私たち日本人は、「affect」は動詞、「effect」は名詞というポイントだけ押さえておけば問題ありません。
「aisle」と「isle」
aisle ⇒ 通路
isle ⇒ 島
「aisle」と「isle」の発音は全く同じ「άɪl」です。
スペルも紛らわしい英単語で、「a」が有るか無いかの違いとなります。
「bend」と「vend」
bend ⇒ 曲げる
vend ⇒ 売る
自動販売機のことは、英語では「vending machine」と呼ばれています。
また、販売供給元の会社のことは「vendor」と言います。
「beside」と「besides」
beside ⇒ 〜のそばに
besides ⇒ 〜の他に、さらに
どちらも前置詞として使われる英単語ですが、「besides」には副詞としての用法もあり、「さらに」という意味になります。
「beside」は近くにあるというイメージ、「besides」は追加されるというイメージの英単語です。
「bleach」と「breach」
bleach ⇒ 漂白する
breach ⇒ 違反、破る
「l」と「r」を間違えやすい英単語です。
「bleach」は動詞、「breach」は名詞としても動詞としても使われます。
人気漫画の「BLEACH」は、黒や死神を「漂白する」という意味です。
「bleed」と「breed」
bleed ⇒ 出血する
breed ⇒ 産む、育てる
どちらも動詞として使われるので、混同しないように注意しましょう。
「血を流して出産する」のように、まとめて覚えると暗記作業が少し楽になるかもしれません。
「bloom」と「broom」
bloom ⇒ 花、開花する
broom ⇒ ほうき、ほうきで掃く
どちらも名詞や動詞として使える、紛らわしい英単語です。
花のことは、英語では「blossom」とも言います。
「blush」と「brush」
blush ⇒ 赤面する
brush ⇒ ブラシ、ブラシをかける
こちらも「l」と「r」が違うだけで、よく似ている英単語です。
以下のページでも詳しく解説しています。
>>「blush」「brash」「brush」の意味・発音の違いと覚え方
「brake」と「break」
brake ⇒ ブレーキ、ブレーキをかける
break ⇒ 壊す、小休止
スペルだけでなく、「ブレーキ」と「小休止」という意味も似ている英単語です。
ちなみに、「朝食」を意味する「breakfast」は、前日の夜からの「断食を壊す」という意味に由来しています。
「carve」と「curve」
carve ⇒ 切る、彫刻する
curve ⇒ 曲線、曲げる
スイカなどに刃物で綺麗な模様を付ける「フルーツカービング」は、「carve」の方です。
一方、カタカナ英語としてもよく使われる「カーブ」は「curve」の方ですね。
「clam」と「cram」
clam ⇒ 二枚貝
cram ⇒ 詰め込む、詰め込み
「clam」は、クラムチャウダーの「クラム」です。
一方で、塾や予備校などのように詰め込み式で勉強を教える場所のことは「cram school」と言います。
「clap」と「crap」
clap ⇒ 拍手
crap ⇒ くそ、がらくた
「crap」には、「排便する」という意味の動詞としても使われます。
間違えて「Crap your hand.」と言ってしまわないように注意しましょう。
「coarse」と「coerce」
coarse ⇒ 粗末な、下等な
coerce ⇒ 強要する、抑圧する
「coarse」は形容詞、「coerce」は動詞です。
これらも、よく似ていて紛らわしい単語かと思います。
「complement」と「compliment」
complement ⇒ 補足するもの、補足物
compliment ⇒ 賛辞、お世辞
スペルが長くて似ているため、非常に間違えやすい英単語です。
日常会話における使用頻度としては、「compliment」の方が多いかと思います。
「confirm」と「conform」
confirm ⇒ 確認する
conform ⇒ 従う、一致する
どちらも頻繁に使う単語ですが、「i」と「o」が違うだけです。
うっかりスペルを間違えないように注意しましょう。
「cooperation」と「corporation」
cooperation ⇒ 協力
corporation ⇒ 会社
ビジネスメールにおいて、よく間違って使われてしまう英単語です。
「ご協力ありがとうございます」と伝えるつもりで「Thank you for your corporation.」と書いてしまうと、「あなたの会社ありがとうございます。」という意味になってしまいます。
以下のページもあわせてご覧ください。
>>cooperationとcorporationの違いって?スペル記憶法、発音方法を解説
「council」と「counsel」
council ⇒ 議会
counsel ⇒ 助言、相談
カタカナ英語でもよく使われる「カウンセラー」は「counsel」の方です。
「カウンセラー」は「助言する人」という意味で、アメリカ英語では「counselor」、イギリス英語では「counsellor」というスペルになります。
以下のページも是非どうぞ。
>>アメリカ英語とイギリス英語、世界の国々ではどちらが話されている?
「crash」と「crush」
crash ⇒ 衝突する
crush ⇒ 潰す
使い分けが非常に紛らわしい英単語です。
「crash」は動いて衝突するというイメージで、「crush」はその場で押し潰されるイメージです。
交通事故には「crash」が使われますが、果実を絞ったり、カチ割り氷(クラッシュドアイス)のことは「crush」が使われます。
以下のページでも詳しく解説しています。
>>「clash」「crash」「crush」の意味・発音の違いと覚え方
「desert」と「dessert」
desert ⇒ 砂漠
dessert ⇒ デザート
スペルがよく似ており、「s」の数が違います。
食後の「デザート」には、「s」が1つ多く付いています。
「device」と「devise」
device ⇒ 装置、からくり
devise ⇒ 工夫する、考案する
どちらも似たような意味の英単語です。
「device」は名詞、「devise」は動詞として用いられます。
「drag」と「drug」
drag ⇒ 引く、引っ張る
drug ⇒ 薬、薬物を加える
マウスのドラッグ&ドロップの「ドラッグ」は、「drag」です。
一方、ドラッグストアの「ドラッグ」は「drug」と表記します。
「elect」と「erect」
elect ⇒ 選挙する、選ぶ
erect ⇒ 建設する、立てる
こちらも誤用の発生しやすい英単語です。
日本人にとって、このような「l」と「r」の間違いは非常に多いようです。
「except」と「expect」
except ⇒ 〜を除いて
expect ⇒ 期待する
「c」と「p」の並びが入れ替わっている、少し混乱しやすい英単語です。
「except」は前置詞ですが、「expect」は動詞として使われます。
「farther」と「further」
farther ⇒ より遠く、もっと先の
further ⇒ さらに、その上
「farther」も「further」も似たような意味を持ち、どちらも形容詞や副詞の働きをする英単語です。
「farther」は距離などの物理的なものを表しますが、「further」は進捗状況などの非物理的なものを表します。
「flame」と「frame」
flame ⇒ 炎
frame ⇒ 枠
こちらも間違えやすい英単語です。
「炎」の「flame」は直立したろうそくの形を連想して「l」、「枠」の「frame」は四角い枠の左上のカドを連想して「r」と覚えると良いかと思います。
「gloss」と「gross」
gloss ⇒ 光沢、つや
gross ⇒ 全体の、大まかな
唇に塗る「グロス」は光沢を出すためのものなので、「gloss」です。
「glow」は「光、白熱する」という英単語と関連付けて、光る方は「l」と覚えておきましょう。
「lack」と「luck」
lack ⇒ 欠乏
luck ⇒ 運
「a」と「u」が異なる英単語です。
「luck」は「lucky」と同じ語源なので、関連付けて覚えましょう。
「lay」と「lie」
lay ⇒ 横たえる
lie ⇒ 横たわる、嘘をつく
「lay」は他のものを「横にする」という他動詞で、「lie」は自分が「横になる」という自動詞です。
意味が紛らわしく覚えにくい英単語かと思います。
「理恵(Lie)が横たわって嘘をついている」というイメージで覚えると良いでしょう。
「leap」と「reap」
leap ⇒ 跳ぶ、跳躍
reap ⇒ 刈る、収穫する
こちらも、「l」と「r」の違いによって間違えやすい英単語です。
時間を跳躍するタイムリープの「リープ」は、「leap」の方になります。
「legal」と「regal」
legal ⇒ 法律の、適法の
regal ⇒ 王者らしい、堂々とした
「legal」は、法律の「law」と同じく「l」から始まります。
「regal」はあまり日常生活には登場しませんが、革靴のブランド名にも使われている英単語です。
「lice」と「rice」
lice ⇒ しらみ
rice ⇒ 米
発音がよく似ている英単語です。
「rice」と発音するときは「r」の音を正しく発音できるよう、練習しておきましょう。
以下のページもどうぞ。
>>発音・アクセント・イントネーションを間違えやすい英語70選一覧まとめ!
「link」と「rink」
link ⇒ 輪、連結
rink ⇒ スケート場
使用頻度が高く、スペルもややこしい英単語です。
ウェブサイト上の「リンク」は、「link」です。
また、ゼルダの伝説に登場する主人公の「リンク」も、繋がりという意味の「Link」です。
「liver」と「river」
liver ⇒ 肝臓
river ⇒ 川
「l」と「r」が異なる英単語が続きます。
カタカナ英語では、「レバー」と「リバー」ですね。
「loose」と「lose」
loose ⇒ 解放された、緩んだ
lose ⇒ 失う、負ける
「o」の数が異なる、よくスペルが似ている英単語です。
だぼっとした靴下のことをルーズソックスと言いますが、この「ルーズ」は「緩んだ」という意味の「loose」です。
「moral」と「morale」
moral ⇒ 倫理的な、道徳
morale ⇒ 士気、気力
一般的に、日本語の中でカタカナ英語として使われている「モラル」は「moral」の方です。
「moral」は形容詞または名詞として使われ、「morale」は名詞として用いられます。
「neat」と「neet」
neat ⇒ きちんとした
neet ⇒ ニート
一文字違うだけで正反対の意味になってしまいます。
ちなみに「neet」とは、「Not in Education, Employment or Training」の略で、教育を受けておらず、働いておらず、職業訓練もしていない人のことを言います。
「peace」と「piece」
peace ⇒ 平和
piece ⇒ ひとかけら
これらの英単語は全く同じ発音ですが、スペルと意味が異なります。
スペルの書き間違いには注意しましょう。
「personal」と「personnel」
personal ⇒ 自分の、個人の
personnel ⇒ 社員、人事
「personnel」は、人事や人材派遣関連においてよく使われる英単語です。
以下のページで詳しく解説しています。
>>personal(パーソナル)とpersonnel(パーソネル)の意味の違い
「pole」と「poll」
pole ⇒ 棒、極
poll ⇒ 投票
カタカナ英語としてよく使われる「ポール」は、「pole」の方です。
「pole」には、北極や南極などの「極」という意味もあります。
「pray」と「prey」
pray ⇒ 祈る
prey ⇒ えじき、捕食する
「a」と「e」が異なる、スペルを間違えやすい英単語です。
これらに加え、「play」との混同にも注意しましょう。
「principal」と「principle」
principal ⇒ 主要な、校長
principle ⇒ 原理、主義
「principal」は形容詞または名詞、「principle」は名詞です。
「校長は友達(pal)」と覚えると良いかと思います。
「quality」と「quantity」
quality ⇒ 質
quantity ⇒ 量
よく対比に使われ、使用される頻度も非常に高い英単語です。
重要単語なので、スペルの違いと意味をしっかりと押さえておきましょう。
「rash」と「rush」
rash ⇒ 気の早い、無謀な
rush ⇒ 急ぐ、大急ぎの
スペルも意味も似ており、使い分けが非常に難しい英単語です。
「rash」は名詞や形容詞として使われ、「rush」は名詞や形容詞の他に、動詞としても使われます。
ちなみに通勤ラッシュは「rush」の方に該当します。
以下のページで詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
>>「ラッシュ」(lash, lush, rash, rush)の意味と発音の違い
「sack」と「suck」
sack ⇒ 袋
suck ⇒ 吸う
滑り止めのために付ける「指サック」や、レジで商品を袋に詰める担当者である「サッカー」は、「sack」の方です。
一方、吸血鬼のことを「ブラッドサッカー」と言いますが、これは「suck」にあたります。
「stab」と「stub」
stab ⇒ 刺す、突く
stub ⇒ 切り株、使い残り
「a」と「u」が異なる、スペルの似た英単語です。
あまり頻繁に使われる単語ではありませんが、もし余裕があれば押さえておきましょう。
「track」と「truck」
track ⇒ 轍、小道
truck ⇒ トラック、トロッコ
陸上競技の「トラック」は「track」、車の「トラック」は「truck」となります。
どちらも頻繁に使われる英単語で、スペルミスも多いのでご注意ください。
「wander」と「wonder」
wander ⇒ 歩き回る、さまよう
wonder ⇒ 不思議に思う、驚き
不思議の国のアリスは「Alice in wonderland」となります。
「wonderland」で1単語となるので、こちらもあわせて覚えておきましょう。
「weather」と「whether」
weather ⇒ 天気
whether ⇒ ~かどうか
「weather」は名詞、「whether」は接続詞として使われます。
天気予報の「ウェザーニュース」は、「weather」の方です。
「whale」と「whole」
whale ⇒ くじら
whole ⇒ 全体の、全ての
「a」と「o」が異なる、よく似ている英単語です。
特に「whole」は使用頻度も高いので、しっかりと覚えておきましょう。
まとめ
以上、似ている英単語・間違えやすい英単語・紛らわしい英単語の一覧を紹介してきましたが、いかがでしたか。
もしこれまで混同して覚えてしまっていたものがあれば、この機会にもう一度整理してみてください。
以下のページも是非ご覧ください。
>>発音・アクセント・イントネーションを間違えやすい英語70選一覧まとめ!