このページでは、「emotion」「feeling」「mood」「sentiment」という4つの単語について、意味やニュアンス、使い分けの違いについて紹介していきます。
これらは全て、「感情」という意味を持っている単語です。
これらの単語は何が違い、どのように使い分ければ良いのでしょうか?
今回は、この「感情」という点にフォーカスして4つの単語を詳しく見ていきましょう。
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「emotion」「feeling」「mood」「sentiment」の意味の違い
それでは、まずはこれらの意味の違いから確認していきます。
「emotion」 ⇒ 強い感情、感動、感激、情緒
「feeling」 ⇒ 感覚、感情、印象、気持ち
「mood」 ⇒ 気分、機嫌、気持ち、雰囲気
「sentiment」 ⇒ 感情、情緒、感傷、多感
いかがでしょうか?
このように並べてみるだけでも、なんとなく違いが見えてきますね。
それぞれの単語についてさらに詳しく見ていきましょう。
「emotion」の意味とニュアンス
上でも紹介しましたが、「emotion」は「強い感情、感動、感激、情緒」という意味です。
「強い感情」が、意味の一番最初に来ているくらいですから、本当に心が揺れ動くような強い感情や感動の際に使われる単語です。
最近の若者言葉で「エモい」というワードがあります。
これは「感情が強く高まった状態」のことを言いますね。
その他にも、「喜怒哀楽」としての感情を表現するときや、「理性的・感情的」という意味での感情を表すときにも、この「emotion」を使います。
チャットやLINEなどのアイコンで、「エモティコン」や「エモーションアイコン」というものがありますが、これは「喜怒哀楽」の感情を表現するためのものですね。
「feeling」の意味とニュアンス
次に、「feeling」の意味とニュアンスについても見ていきましょう。
「feeling」は、「感覚、感情、印象、気持ち」という意味の単語です。
この単語は、「emotion」に比べるとそこまで強くない「一般的な気持ち」を表します。
日本語でもよく「フィーリングで決める」といった使い方をしますが、「感覚」で決める、「印象」で決める、といったニュアンスになりますね。
その他、心理的な感覚以外にも、手足の感覚など「物理的な感覚」にも使うことができます。
このように、「feeling」は非常に幅広い範囲で使うことができるオールマイティな単語ですね。
「mood」の意味とニュアンス
「mood」は、「気分、機嫌、気持ち、雰囲気」という意味です。
「気分」や「機嫌」という意味がありますが、ニュアンスとしては「一時的な心の状態」と考えてください。
その他、「~しようとする気持ち」という意味もありますが、これも言い換えれば一時的な心の状態ですね。
また、私たち日本人に最も馴染みが深いのは、「雰囲気」という意味でしょう。
「ムード」満点のデートスポットは、「雰囲気」の良いデートスポットと言い換えることができますね。
「sentiment」の意味とニュアンス
最後に「sentiment」ですが、こちらは「感情、情緒、感傷、多感」という意味です。
「sentiment」のニュアンス的には、「切ない、しんみり、感情に影響されやすい」といった感じでしょうか。
少し古い言葉で「センチな気分」という言い方をすることもありますが、これは「感傷的な気分」という意味です。
また、「センチメンタルジャーニー」という楽曲もありますが、これは「感傷旅行」という意味になります。
まとめ
これまで紹介してきた4つの単語について、それぞれのニュアンスを簡単にまとめると、
「emotion」 ⇒ 強い感情、喜怒哀楽
「feeling」 ⇒ 一般的な感情や気持ち、心理的・物理的感覚に幅広く使用可能
「mood」 ⇒ 一時的な感情、雰囲気
「sentiment」 ⇒ 感傷的な感情
となります。
以上、「emotion」「feeling」「mood」「sentiment」という4つの単語について、意味やニュアンスを紹介してきました。
いかがでしたか。
これらの意味やニュアンスを理解して、正しく使い分けができるようになりましょう。
もし迷った場合は、とりあえず「feeling」を使っておけば問題無いことが多いですので、覚えておきましょう。
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