このページでは、アメリカ合衆国の初代大統領であるジョージ・ワシントンの名言・発言を英語で紹介していきます。
ワシントン大統領の発言については数多くの記録が残されており、後世にたくさんの名言が伝えられています。
是非、お気に入りの名言を探してみてくださいね。
なお、以下のページも合わせてご覧ください。
>>超有名な英語の名言・格言100選一覧まとめ!
>>ドナルド・トランプ大統領の英語名言集!衝撃発言や失言、暴言も
ジョージ・ワシントン大統領の名言・発言まとめ
それぞれの英文には簡単な解説も付けておりますので、英語学習にも役立てていただければと思います。
それでは、早速スタートです!
私の一番の願いは、人類の疫病や戦争が地球から追放されるのを見ることだ。
⇒ My first wish is to see this plague of mankind, war, banished from the earth.
「banish」は、「追い出す、追放する」という意味の動詞です。
似た単語で「vanish」という動詞もあり、「消える、無くなる」という意味です。
また、「plague」は「疫病」という意味の名詞です。
真実を明るみに出そうとする努力があるところでは、真実が最終的に勝つだろう。
⇒ Truth will ultimately prevail where there is pains to bring it to light.
「bring it to light」は、「白日のもとにさらす、明るみに出す」という意味の定型表現です。
みんなの悩みや苦しみを心に感じて、あなたの財力に応じて手を差し伸べよう。
⇒ Let your heart feel for the afflictions and distress of everyone, and let your hand give in proportion to your purse.
「affliction」と「distress」は似たような単語で、どちらも「悩み、苦しみ、災難」のような意味を持つ名詞です。
「purse」は「財布」という意味の他に、「財力、資力」という意味もあります。
過去の失敗から有用な教訓を引き出したり、大きな犠牲を払って得た経験から利益を得るためで無いのであれば、私たちは過去を振り返るべきではない。
⇒ We should not look back unless it is to derive useful lessons from past errors, and for the purpose of profiting by dearly bought experience.
「dearly」は、「深く、心から、高価に」という意味の副詞です。
また、「bought」はここでは「代償や犠牲を払う」というニュアンスで使われています。
自由とは、一度定着し始めると成長の早い植物だ。
⇒ Liberty, when it begins to take root, is a plant of rapid growth.
「take root」で、「根を張る、定着する」という意味になります。
全ての国に対して誠意と正義を守りなさい。全てのものと平和と調和を育みなさい。
⇒ Observe good faith and justice toward all nations. Cultivate peace and harmony with all.
「observe」は、「観察する、固守する、認める、述べる」という意味の動詞です。
色々な意味を持っている動詞ですので、注意が必要です。
憲法とは、私が決して放棄しない道しるべである。
⇒ The constitution is the guide which I never will abandon.
「constitution」は「構成、組織、性質」という意味の他にも、「憲法、政体」という意味も持っています。
独裁的な権力は、自由が粗末に扱われて破滅したときに最も簡単に確立される。
⇒ Arbitrary power is most easily established on the ruins of liberty abused to licentiousness.
「licentiousness」は非常に難しい単語で、「放逸」という意味を持つ名詞です。
この文章中では、「だらしないこと、勝手気ままなこと」というようなニュアンスで使われていると考えてください。
公衆の同意によって作られた法律は、個人によって踏みにじられてはならない。
⇒ Laws made by common consent must not be trampled on by individuals.
少し難しい単語ですが、「trample」は「踏みつける、踏みにじる」という意味の動詞です。
私たちの政治システムの基礎は、憲法を制定し改正するための国民の権利である。
⇒ The basis of our political system is the right of the people to make and to alter their constitutions of government.
「political」は「政治の、政治学の」という意味の形容詞、「alter」は「変える」という意味の動詞です。
戦争のために準備することは、平和を維持するための最も効果的な手段の1つだ。
⇒ To be prepared for war is one of the most effective means of preserving peace.
「means」は、「方法、手段、財力」という意味の名詞です。
この意味で使う場合は、必ず「s」が付くので注意しましょう。
ちなみに、「s」の付かない「mean」を名詞として使うと、「平均、中間」という意味になります。
なお、戦争に関する名言は以下のページでも紹介しています。
>>「戦争」や「平和」に関する英語の名言・格言をまとめてみた
独りでいることは、悪い仲間の中にいるよりもはるかに良いことだ。
⇒ It is far better to be alone, than to be in bad company.
「company」は「会社」という意味の他に、「仲間、交際、同席」という意味もあります。
あなたが自分の評判を重んずるのであれば、良い人と仲良くしなさい。
⇒ Associate with men of good quality if you esteem your own reputation.
「esteem」は、「尊重する、重んずる」という意味の動詞です。
偽りの愛国心の騙りに用心しなさい。
⇒ Guard against the impostures of pretended patriotism.
「imposture」は「詐欺、ペテン行為」、「patriotism」は「愛国心」という意味の名詞です。
もし私たちが侮辱を避けることを望むのなら、それを退けることができなければならない。 私たちの繁栄の最も強力な手段の1つである平和を維持することを望むなら、私たちはいつでも戦争の準備ができているということが知られていなければならない。
⇒ If we desire to avoid insult, we must be able to repel it. If we desire to secure peace, one of the most powerful instruments of our rising prosperity, it must be known, that we are at all times ready for war.
「repel」は、「追い払う、撃退する」という意味の動詞です。
また、「prosperity」は「繁栄、成功」という意味の名詞です。
幸福と道徳的義務は密接に関係している。
⇒ Happiness and moral duty are inseparably connected.
「inseparably」は、「密接に、不可分に」という意味の副詞です。
悪い言い訳をするよりも、何も言い訳をしない方が良い。
⇒ It is better to offer no excuse than a bad one.
「excuse」は、「弁解、言い訳」という意味の名詞です。
私の意見としては、義務を遂行するためにはいつも1人いれば充分だ。2人で働いてもあまり良くないし、3人以上がそれに雇われていれば、ほとんど何も遂行されない。
⇒ My observation is that whenever one person is found adequate to the discharge of a duty… it is worse executed by two persons, and scarcely done at all if three or more are employed therein.
「observation」には「観察、結果」など色々な意味がありますが、ここでは「意見」という意味が一番適切です。
「discharge」は、「降ろす、吐き出す」という意味で使われることが多いですが、「履行する、遂行する」という意味で用いることもあります。
悪い種は最悪の泥棒だ。財布が痛むだけでなく、準備してきたことは失われ、土地が利用されないまま季節は過ぎ去っていく。
⇒ Bad seed is a robbery of the worst kind. For your pocket-book not only suffers by it, but your preparations are lost and a season passes away unimproved.
少し難しい英文ですね。
「pocket-book」とは、「文庫本、手帳」という意味の他に、「財布、財力」という意味もあります。
「unimproved」は、「改良されない」という意味だけでなく、「土地が利用されない、耕作されない」という意味も持っています。
どちらの単語も、この場合は後者の意味で使われています。
アメリカ人が自由人になるか奴隷になるかを決めなければならない時が迫っている。
⇒ The time is near at hand which must determine whether Americans are to be free men or slaves.
「slave」は、「奴隷」という意味の名詞です。
ちなみに、「とりこになった人、身を捧げている人」という意味もあります。
心配は、厄介事を借りている人によって支払われる利息である。
⇒ Worry is the interest paid by those who borrow trouble.
「interest」を名詞として使うときは、「興味、関心、利益」という意味の他に、「利子、利息」という意味でも使うことができます。
いつの日か、アメリカ合衆国の例に続いて、ヨーロッパ合衆国が生まれるだろう。
⇒ Some day, following the example of the United States of America, there will be a United States of Europe.
この予言は半分当たっていますね。
「some day」という表現は未来に対してのみ使いますので、注意してください。
ちなみに、過去に対しては「one day」という表現となります。
まとめ
以上、ジョージ・ワシントン大統領の名言・発言を紹介してきましたが、いかがでしたか?
これらの名言・発言が皆さんのお役に立てば幸いです。
是非、以下のページにも遊びに来てくださいね。
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