「戦争」や「平和」に関する英語の名言・格言をまとめてみた

このページでは、「戦争」や「平和」に関する英語の名言や格言を紹介しています。

有名人や偉人の名言を中心にまとめているので、是非お気に入りのフレーズを探してみてください。

なお、以下のページでも様々な名言を紹介しています。
>>超有名な英語の名言・格言100選一覧まとめ!
>>かっこいい名言50選を英語で読もう!偉人の素敵な名言をあなたに

 「戦争」や「平和」に関する英語の名言・格言

早速、戦争や平和に関する名言を紹介していきます。

英文に関する簡単な解説も添えているので、英語学習にもお役立てください。

目には目を、歯には歯を。

⇒ An eye for an eye, a tooth for a tooth.

ハンムラビ法典や聖書に登場する、有名な格言です。

前置詞の「for」には、「~に対して」という対比の意味もあります。

「目に受けた害に対しては目に害を与えて仕返しをして、歯に受けた害に対しては歯に害を与えて仕返しをする」というニュアンスの格言です。

以下のページも是非どうぞ。
>>聖書の名言・格言を英語で読もう!心に刺さる言葉30選

賽は投げられた。

⇒ The die is cast.

古代ローマの軍人、ユリウス・カエサルの名言です。

「die」は「dice」の古い言い方で、「サイコロ」という意味の名詞です。

軍を率いてイタリアのルビコン川を渡る際の名言で、もう「後戻りはできないので進むしかない」というニュアンスの名言です。

来た、見た、勝った。

⇒ I came, I saw, I conquered.

古代ローマの軍人、ユリウス・カエサルの名言です。

「conquer」は「打ち勝つ、征服する」という意味の動詞です。

ゼラの戦いでの勝利をマティウスに知らせるために書かれた手紙の一節です。

ちなみに、元々は「Veni, Vidi, Vici.」というラテン語のフレーズで、韻を踏んだ短い表現となっています。

裕福な人間が戦争を引き起こしたとき、死ぬのは貧しい人間だ。

⇒ When the rich make war, it’s the poor that die.

フランスの哲学者、ジャン・ポール・サルトルの名言です。

「the + 形容詞」で、「~な人、~なもの」という意味の名詞になります。

ここでは「the rich」や「the poor」で、「裕福な人」「貧しい人」という名詞を作っています。

1人の殺人は犯罪者になるが、100万人の殺人は英雄になる。人数が殺人を神聖化する。

⇒ One murder makes a villain. Millions a hero. Numbers sanctify.

イギリスの映画俳優、チャールズ・チャップリンの名言です。

「villain」は、「悪党、犯罪者」という意味の名詞です。

眠れる森の美女に登場するマレフィセントなど、ディズニー作品に登場する悪役をまとめて「ヴィランズ(villains)」と言います。

以下のページも是非どうぞ。
>>ディズニーヴィランズの名言・名セリフを英語で読もう!悪役総まとめ

彼を知り己を知れば百戦殆からず。

⇒ If you know your enemy and know yourself, in a hundred battles you will never be defeated.

「孫子の兵法」でも有名な古代中国の軍事思想家、孫武の名言です。

元々は中国語のフレーズですが、英語にも訳されて広く親しまれています。

なお、「defeat」は「打ち負かす」という意味の動詞です。

戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。

⇒ The supreme art of war is to subdue the enemy without fighting.

同じく、孫武の名言です。

「supreme」は「最善の、最高位の」という意味の形容詞です。

直訳すると、「戦争における最高の技術とは、戦うことなく敵を屈服させることだ」という意味になります。

戦争は流血を伴う政治だが、政治は流血の無い戦争である。

⇒ Politics is war without bloodshed while war is with bloodshed.

中国の政治家、毛沢東の名言です。

こちらも、元は中国語のフレーズが英語に訳されたものです。

なお、「bloodshed」は「流血、虐殺」という意味の名詞です。

何よりも前に、まず軍備を整えなさい。

⇒ Before all else, be armed.

イタリアの軍事思想家で「君主論」の著者、ニッコロ・マキャベリの名言です。

「arm」は「腕」の他に、「力、軍備、戦争」という意味でも使われます。

ここでは、「武装する」という意味の動詞として使われています。

人類は戦争を終わらせなければならない。さもなくば、戦争が人類を終わらせるだろう。

⇒ Mankind must put an end to war, or war will put an end to mankind.

アメリカの元大統領、ジョン・F・ケネディの名言です。

「put an end」は「終わらせる、ピリオドを打つ」という意味のフレーズです。

戦争は戦争を育てる。

⇒ War nourishes war.

ドイツの歴史学者、フリードリヒ・フォン・シラーの名言です。

争いが争いを生むということですね。

「nourish」は「養う、育てる」という意味の動詞です。

戦争は無防備な富によって引き起こされる。

⇒ Wars are caused by undefended wealth.

アメリカの詩人、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの名言です。

「undefended」は「無防備な、守られていない」という意味の形容詞です。

現代の戦争においては、あなたは大した理由もなく犬のように死ぬだろう。

⇒ In modern war you will die like a dog for no good reason.

同じく、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの名言です。

「good reason」は「大義名分、理由が立つ」というニュアンスになります。

どんなに戦争が必要でも、どんなに戦争を正当化しても、戦争が犯罪ではないと考えてはならない。

⇒ Never think that war, no matter how necessary, nor how justified, is not a crime.

同じく、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの名言です。

「no matter how」は「たとえどんなに」という意味になります。

これまで、良い戦争や悪い平和なんて存在したことがない。

⇒ There never was a good war or a bad peace.

アメリカの政治家、ベンジャミン・フランクリンの名言です。

「never」は、「いまだかつて~ない」という意味の副詞です。

愛国心とは、つまらない理由のために喜んで人を殺し、殺されることだ。

⇒ Patriotism is the willingness to kill and be killed for trivial reasons.

イギリスの哲学者、バートランド・ラッセルの名言です。

「patriotism」とは、「愛国心」という意味の名詞です。

愛国者はいつも国のために死ぬことを語るが、国のために殺すことについては語らない。

⇒ Patriots always talk of dying for their country and never of killing for their country.

同じく、バートランド・ラッセルの名言です。

「patriot」とは「愛国者」という意味の名詞です。

ちなみに、「パトリオットミサイル」という兵器は「愛国者のミサイル」という意味ではなく、「Phased Array Tracking Radar Intercept on Target」が略されたものです。

ニュアンスとしては、「目標物迎撃用追尾レーダー」のような意味になります。

戦争は誰が正しいのかを決めるのではなく、誰が生き残るかを決めるだけだ。

⇒ War does not determine who is right, only who is left.

同じく、バートランド・ラッセルの名言です。

「determine」は、「決定する、決心する」という意味の動詞です。

「右」の「right」と「左」の「left」がかけられている、面白いフレーズです。

以下のページも是非どうぞ。
>>面白い英語の名言・格言100選!おもしろ例文フレーズを一挙紹介!

死者だけが戦争の終わりを見てきた。

⇒ Only the dead have seen the end of war.

古代ギリシャの哲学者、プラトンの名言です。

生きている人にとって、戦争は決して終わらないという意味合いのフレーズです。

上でも登場しましたが、「the + 形容詞」で「~な人」という意味として使うことができます。

ここでは、「the dead」で「死んだ人」という名詞になっています。

平和を作るより、戦争をするほうがずっと易しい。

⇒ It is far easier to make war than to make peace.

フランスの政治家、ジョルジュ・クレマンソーの名言です。

「far」は「ずっと、はるかに」という意味の副詞で、比較級の「easier」を強調する働きをしています。

本物かつ永続する勝利とは、戦争の勝利ではなく平和の勝利である。

⇒ The real and lasting victories are those of peace, and not of war.

アメリカの思想家、ラルフ・ワルド・エマーソンの名言です。

ここでの「lasting」は、「持続する」という意味の動詞である「last」に「~ing」が付いたものです。

戦争はあらゆる恐ろしい言葉を超えている。

⇒ War is beyond all words horrible.

イギリスの元首相、ウィンストン・チャーチルの名言です。

「beyond」は「向こうに、超えて」という意味で、前置詞や副詞として使われる英単語です。

平和は笑顔から始まる。

⇒ Peace begins with a smile.

インドの修道女、マザー・テレサの名言です。

「begin with」は「~で始まる」という意味になります。

以下のページも是非どうぞ。
>>マザー・テレサの英語名言・格言30選!愛のあふれる名言をあなたに

まとめ

以上、「戦争」や「平和」に関する英語の名言や格言を紹介してきましたが、いかがでしたか。

このページが皆さんの参考になれば幸いです。

以下のページも是非ご覧ください。
>>英語のディズニー恋愛名言フレーズ集30選!ディズニー映画から厳選
>>人生に関する偉人の英語名言・格言50選一覧まとめ!