USCPA試験の受験タイミングの目安(FAR、BEC、AUD、REG)

このページでは、USCPA試験の各科目を受験するタイミングの判断方法について解説しております。

USCPA試験は自分で受験日時を自由に選べますが、自由だからこそ、どのタイミングでテストセンターを予約すればいいのか迷う人が多いかと思います。

このページも参考に、ベストなタイミングで受験するようにしてください。

以下のページも合わせてご覧ください。
>>USCPA(米国公認会計士)とは?USCPAに関する基本情報総まとめ!
>>USCPA合格に必要な学習時間について(FAR・BEC・AUD・REG)

USCPA試験の受験タイミングの目安

USCPA試験は自分の好きなタイミングで試験に挑戦することができます。

ただ、早く受験しすぎて不合格となってしまうと、高額な受験費用が無駄になってしまいます。

また、受験タイミングが遅すぎても、必要以上に勉強しすぎてしまい貴重な時間や労力が無駄になってしまう恐れがあります。

そのため、受験戦略としては、確実に合格ラインに達したタイミングで出来るだけ早く受験することが大切になってきます。

そのためには、しかるべきタイミングを正確に見極める必要があります。

ここで、実際に何を元にタイミングを判断するのかということですが、問題集の正答率から判断して受験タイミングを決めるのが最も確実で一般的な方法かと思います。

以下に、私が実際に受験したタイミング(問題集の正答率)と、その時の受験結果スコアを公開します。

是非、皆さんがテストセンターで試験予約するタイミングの参考にしてください。

問題集はアビタスの問題集と、米国の問題集であるWiley(iPhoneアプリ版)を使用しました。

なお、FARについてはアビタスの問題集しか使用していません。

日本の専門学校の問題集だけで充分合格レベルに達することはできるかと思います。

FARの受験タイミング目安

・アビタス問題集の全ての問題に2回連続で正解できた時点で受験
・Wileyは使用せず
・総勉強時間は約90時間

⇒ 結果:80点台前半で合格

日本の専門学校の問題集だけを完璧に仕上げた時点で受験し、洋書の問題集には手を付けておりません。

アメリカ人受験生は計算問題を苦手とする傾向があるようなので、ある程度粗削りの試験対策でも合格できてしまう科目かと思います。

古いテキストで独学しておりましたので、会計基準が改正されている論点は取りこぼしているかもしれませんが、それでも問題無く合格することができました。

FARは、概ね上記のようなタイミングで受験すれば問題無いかと思います。

BECの受験タイミング目安

・アビタス問題集の全ての問題に2回連続で正解できた時点でWileyへ移行
・Wiley問題集の全ての問題に2回連続で正解できた時点でWC対策へ移行
・WC問題の解答テンプレートと解答文を暗記した時点で受験
・総勉強時間は約180時間

⇒ 結果:80点台前半で合格

WC問題(英作文論述)に不安があったため、MC問題では絶対に取りこぼしの無いように、全科目の中で最も万全を期して受験に臨みました。

WC問題は3問中1問で暗記していた論点(内部統制)が運良く出題されたので、ほぼ丸暗記内容そのままで解答し、残り2問は暗記していたテンプレートを元に頭を捻って作文しました。

MC問題のヤマが当たっていなければギリギリの合格だったかと思いますので、やはりWileyの問題集は、全ての問題を完璧に仕上げた上で受験することをお勧めします。

BECも、概ね上記のようなタイミングで受験すれば問題無いかと思います。

AUDの受験タイミング目安

・アビタス問題集の全ての問題に2回連続で正解できた時点でWileyへ移行
・Wiley問題集のうち約9割の問題に2回連続で正解できた時点で受験
・総勉強時間は約120時間

⇒ 結果:90点台後半で合格

Wileyの問題集を9割ほど理解した上で解けるようになった時点で受験しました。

結果としては予想外に高い得点でしたが、試験時間終了ギリギリまで格闘し、受験直後の感触もあまり良くありませんでした。

試験後になって、TBS問題もボロボロ落としていたことに気付いたのですが、運良くダミー問題だったのかもしれません。

受験タイミングとしては、少なくとも日本の専門学校の問題集は完全に理解しているレベルまでは持っていきましょう。

洋書の問題集については、恐らく8割ほど解けるようになっていれば合格ラインには達しているかと思いますが、全ての問題を完璧に仕上げた上で受験することがベストかと思います。

REGの受験タイミング目安

・アビタス問題集の全ての問題に2回連続で正解できた時点でWileyへ移行
・Wiley問題集のうち約8割の問題に2回連続で正解できた時点で受験
・総勉強時間は約180時間

⇒ 結果:80点台後半で合格

Wiley問題集を8割ほど解けるようになった時点で受験しました。

圧倒的なボリュームのために問題演習のための時間が充分に取れず、完成度の低い状況で受験しましたが、問題無く合格できました。

試験範囲が膨大ですので、他の受験者も全ての範囲をキッチリ網羅できた上で受験している人は少ないのかなと思います。

基本論点さえ押さえられていれば、FAR同様、ある程度粗削りの試験対策でも合格できると感じました。

受験タイミングとしては、少なくとも日本の専門学校の問題集は完全に解けるレベルまでは上げてください。

洋書の問題集については、恐らく7割ほど解けていれば合格ラインかと思いますが、9割ほどの完成度にまで仕上げていると更に安心できると思います。

まとめ

以上、USCPA試験の各科目を受験するタイミングの目安と判断方法について紹介してきました。

どの程度勉強すれば、どれくらいの点数が取れるか掴んでいただけたかと思います。

科目にもよりますが、概ね洋書の問題集(Wileyなど)の8割程度の問題に正答できる力があれば、75点の合格ラインには達していると思います。

上記を参考に、皆さんの最も適したタイミングで試験に臨んでください。

以下のページも是非ご覧ください。
>>USCPA試験の全世界合格率と日本人合格率
>>USCPA問題集の入手方法と価格は?Wiley、Becker、Roger、Gleimなど