英語を活かせる仕事・職種一覧まとめ(必要なTOEICスコア別)

このページでは英語を活かせる仕事や職種を、必要となるTOEICスコア別にまとめています。

パイロットや外交官になるためには、どれくらいのTOEICスコアが必要になるのでしょうか。

将来、英語に関係する仕事や職業に就きたいと考えている人、もっと仕事で英語力を活かしたいという人は、是非参考にしてみてください。

以下のページも是非どうぞ。
>>就活生必見!就職にTOEICスコアは何点必要?ソニーなど各企業の採用基準をまとめてみた

英語を活かせる仕事・職種(TOEICスコア別)

それでは早速、英語を活かせる仕事・職種を紹介していきます。

必要なTOEICスコアが低い職種から順に紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

なお、特別に記載しているものを除いて、TOEICスコアはあくまで目安となっています。

あくまで、その仕事において求められる英語力のレベルをざっくりと表現したものとご理解ください。

空港地上スタッフ

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

空港での物流に関する業務や貨物の積み込み、小売店のスタッフなどなど、空港には多くの仕事が存在します。

国際空港なら多くの外国人や乗務員が集まるため、英語を使う機会は非常に多くなります。

システムエンジニア

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

少し意外かもしれませんが、SE業界でも英語の重要性が高くなってきています。

コストを抑えるために海外でプログラミングすることが増えているほか、業務で英文仕様書を解読したり、海外顧客とやり取りする際には英語力が求められます。

必須というわけではありませんが、ある程度の英語力があったほうが有利に働きます。

接客スタッフ

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

観光地にあるお店や繁華街の量販店など、外国人旅行客が集まる場所での接客も英語力が求められます。

英語に加えて中国語も少し理解できれば、様々なお客さんとコミュニケーションが取れるようになるかと思います。

以下のページも是非ご覧ください。
>>飲食店・アパレル・小売店の接客に使える英語フレーズを80個まとめてみた

米軍基地勤務

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

米軍基地内での飲食店接客、清掃、警備といった業務においても、英語力を活かすことができます。

職種にもよりますが、それほど高い英語力は必要とされず、基礎的な英語能力さえあれば問題なく採用されるようです。

ツアーコンダクター

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

旅行会社が企画するツアーに同行して、旅行者の行程管理や飛行機乗り換えの補助などを行います。

どうしても交渉や折衝をすべき場面も出てきますので、ある程度の英語力は必要になってきます。

通関士

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

貿易貨物の通関手続を行ったり、税関への各種申請を行う仕事です。

通関士試験に合格することで、通関士としての業務を行う権利が得られます。

そこまで高い英語力や会話力を求められることは無いようですが、貿易に関する仕事なので最低限の英語力は必要になります。

テーマパークキャスト

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

ディズニーランドやユニバーサルスタジオなど、テーマパークに訪れる外国人が近年増加しています。

英語力が採用条件として設けられているテーマパークはほとんどありませんが、英語が出来れば採用試験で有利になることが多いかと思います。

入国審査官

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

主に空港において、出入国する旅客の審査を行う仕事です。

外国人と多く接することになるため英語力は必要ですが、英語力を採用条件として設けていないことが多いようです。

なお、入国審査官は国家公務員に分類されており、英語ができる受験者は採用試験において有利に働くかと思います。

入国審査については、以下のページでも解説しています。
>>英語の入国審査での質問フレーズと回答フレーズをまとめてみた

航空整備士

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

航空整備士とは、飛行機の部品や装置を点検・整備・修理する仕事です。

英語で記載された整備マニュアルを理解し、不具合の伝達などを英語で行う必要があります。

飛行機の運航スケジュールに支障をきたさないよう、短時間で正確に英語を理解するスキルが必要になる職業です。

レセプタント

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

展示会やイベントでの案内係としての仕事になります。

海外からお客さんが集まるようなイベントにおいては、英語での案内や商品の説明ができると非常に重宝されます。

ハイヤー運転手

⇒ TOEICスコア目安:500点以上

外国人を対象に空港送迎や観光ガイドなどを行うタクシー運転手としても、英語スキルを活かすことができます。

基本的な英会話ができれば問題ありませんが、タクシーやバスの運転手として働くには「二種免許」も必要となります。

英語講師・英語教師

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

英会話教室や塾の講師など、日本人に対して英語を教える仕事です。

生徒のレベルにも応じて必要な英語力は異なります。

例えば、中学生向けの英語講師の場合は少なくともTOEIC600点程度のスキルは必要になるかと思われます。

また、学校で英語を教育する英語教師の場合は、教員免許の取得が必要となります。

海外調査員

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

実際に海外に赴いてフィールドワークを行ったり、調査レポートを作成して顧客に報告する仕事です。

英語力に加え、一定水準以上のコミュニケーション能力も必要になります。

外資系企業

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

外資系企業の日本子会社で勤務する場合にも、英語力を活かすことができます。

職種にもよりますが、概ね基礎的な英語が理解できれば問題ありません。

英語力というよりも、どちらかと言えば業界での職歴や知識のほうが重要視されるかと思います。

なお、専門性の高い分野については非常に高度な英語力を求められることもあります。

キャビンアテンダント

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

旅客機の客室乗務員としてお客さんに飲み物や食事のサービスを行い、無事に目的地まで送り届けるお仕事です。

非常に人気が高い花形職種のため、採用されるための難易度は非常に高いと思われます。

外航客船パーサー

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

大型客船の中で、乗客対応などのサービスを行う仕事です。

仕事の性質上、数ヶ月連続で勤務することが多くなりますが、その一方でまとまった休暇も取りやすい職業のようです。

飛行機のキャビンアテンダントと同様、高い英語力が必要になってくるかと思います。

秘書

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

企業の重役のスケジュール管理や来客対応、メールのやり取りといった業務が中心となります。

国際的な企業であれば、英語での電話やメールに対応する必要も出てきます。

英語が必須というわけではありませんが、いざという時のために英語力があれば役に立ちます。

貿易事務員

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

他の会社とのやり取りや輸出入手続など、業務内容は多岐にわたります。

貿易業務に用いる書類のほとんどが英語で書かれているので、特に読み書きのスキルが求められます。

また、英語力だけでなく企業活動に関する広範な知識も求められる仕事です。

「貿易事務検定」の資格を持っていれば採用に有利になるかと思います。

ホテルスタッフ

⇒ TOEICスコア目安:600点以上

海外からのお客様に対して、きちんとした失礼のない英語で応対することが求められます。

外資系のホテルではTOEICスコアが採用要件となっているホテルもあるようです。

英語教材編集者

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

英語教材の内容を編集する仕事です。

当然ではありますが、英語に関する正確な知識を持ち、ミスや誤植があった場合にはすぐに見つけられるような高い英語能力が必要となります。

海外営業職

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

海外での顧客獲得、商談が仕事の中心となります。

商談での会話やメールでのコミュニケーション、英文資料の作成など、「読む」「書く」「話す」の全てにおいてビジネスレベルの英語スキルが必要です。

航空管制官

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

管制塔から飛行機へ指示や情報を与える仕事です。

飛行機とのやり取りは全て英語となるため、英語は必須です。

この航空管制官は国家公務員の一種で、採用試験の中に英語のテストもあります。

これを通過するためには、概ねTOEIC700点に相当するスキルが必要となります。

政府系機関スタッフ

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

JETROで貿易の振興に貢献したり、JICAで発展途上国の発展や世界中の諸問題の解決に向けて取り組んでいく仕事です。

JICAが実施しているボランティア派遣制度である、海外青年協力隊も有名ですね。

仕事で英語は必要ですが、現地での居住や長期出張が多くなるので、それに対応するための体力や精神力も必要です。

商社マン

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

世界を股にかけてビジネスができるチャンスが沢山あるため、非常に人気のある職業です。

採用の足切りラインとしてはもっと低い点数が設定されていることが多いですが、内定者の平均点は750点前後と言われています。

日本語教師

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

日本語を外国人に教える仕事です。

日本語のスクールは海外にあることが多いので、仕事の拠点も海外になることが多いです。

英語圏の国々で日本語教師をするのであれば、高い英語能力が必要となります。

バイヤー

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

世界中の市場から商品を仕入れる仕事です。

基本的に海外での買い付けの場合は商談は英語で行うため、契約の細かい点についても英語で交渉できるような高い英会話スキルが必要となります。

パイロット

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

飛行機を操縦し、主に旅客や貨物を目的地まで運ぶ仕事です。

パイロットになるためには航空大学を卒業するか、航空会社の試験に合格する必要があります。

管制官とは基本的には英語でやり取りする必要があるため、基本的な英語スキルは必須となります。

公認会計士

⇒ TOEICスコア目安:700点以上

日本国内で働く場合には英語力は必須ではありませんが、英語力があれば外資系企業やグローバル企業に関する国際的な業務にも携わることができます。

また、米国公認会計士(USCPA)の資格があればアメリカ国内で公認会計士としての業務を行うことができます。

以下のページも是非どうぞ。
>>USCPA(米国公認会計士)とは?USCPAに関する基本情報総まとめ!

国際法務

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

グローバル企業に対する法的なアドバイス、英文契約書の作成、海外での訴訟対応などを行います。

高い英語スキルと法律知識が必要になる仕事で、司法書士や行政書士などの資格があると有利に働くかと思います。

弁護士資格があれば、国際弁護士として活躍することも選択肢に入ってくるかと思います。

特許事務員

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

特許や商標の出願を行う弁理士の業務をサポートする仕事です。

海外での特許申請は近年増加しており、そのような場合は海外との英語でのコミュニケーションも必要となります。

特許や商標に関する専門用語も英語で理解しなければならず、難易度の高い職業です。

大使館事務員

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

海外の外交官とコミュニケーションを取る機会も多く、高い英語力が必要になります。

特に英語力は採用要件にはなっていない場合が多いようですが、ビジネスレベルの英会話スキルと読解スキルが求められます。

英文ライター

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

英字新聞やインターネット記事など、外国人向けに英文を執筆する仕事です。

会話スキルというよりも、高度なライティングスキルが求められる業務です。

英文速記者

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

英語での会議や会見を、その場で文章として書き留める仕事です。

国際会議などの重要な場で業務を行うことが多いので、ハイレベルな英語スキルと、迅速かつ正確な記録が求められることになります。

メディカルライター

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

医薬品に関する開発や承認のための書類を作成する業務です。

書類の作成が遅れてしまうと開発自体が遅れてしまうので、スピードと正確さを兼ね備えた処理能力が必要となります。

医学論文は英語で書かれていることが普通なので、論文の専門用語も含めて正確に内容を理解できる英語スキルが必要となります。

通訳案内士

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

外国人を案内するためのガイドで、日本政府観光局という組織が主催している国家資格です。

なお、TOEIC公開テストのスコアが900点以上であれば、筆記試験が免除となります。

訪日外国人の増加により、年々需要が高まっています。

海外リポーター

⇒ TOEICスコア目安:800点以上

現地にて取材をして、テレビなどを通して情報を分かりやすく伝える仕事です。

英語スキルだけでなく、コミュニケーション能力や情報発信能力などにおいても高いレベルが求められます。

人気が高い割に募集人数は少ないために競争倍率は非常に高く、この職に就くことは至難の業です。

通訳

⇒ TOEICスコア目安:900点以上

ビジネスなどの様々なシーンにおいて、同時通訳や逐次通訳といった言語の変換に携わる職業で、非常に高い英語力が必要となります。

英語だけでなく日本語についての正しい知識、コミュニケーション能力、一般教養も必要になる仕事です。

国連職員

⇒ TOEICスコア目安:900点以上

WTOやWHOなど、国際連合の諸機関で働く仕事です。

英語だけではなく、第二外国語(国連の公用語であるスペイン語、フランス語、中国語、アラビア語、ロシア語)にも堪能で、かつ修士以上の学歴を有している人でなければ働くことは難しいとされています。

採用されるためのハードルが非常に高い仕事です。

翻訳家

⇒ TOEICスコア目安:900点以上

映画や文芸作品、ビジネス文書などを翻訳する仕事です。

細かいニュアンスも正確に汲み取って翻訳する必要があるので、ネイティブレベルの英語力が必要となります。

翻訳元と翻訳先の言語の両方を熟知しておく必要がある、非常に難しい仕事です。

外交官

⇒ TOEICスコア目安:900点以上

外交官とは、外務省に所属し、海外に国々との交流や交渉を担当する国家公務員のことです。

採用形態にもよりますが、非常に高い英語力が必要とされ、毎年の採用人数も数十人程度と非常に少ない状況となっています。

東大や京大といった最難関大学出身者が多く、とても狭き門であると言えます。

まとめ

以上、英語を活かせる仕事・職種の一覧でした。

是非これらの情報を参考に、自分にあった仕事や職業を見つけてください。

なお、それぞれの仕事の年収については転職サイトの最新情報を収集されると良いかと思います。

新卒の就職活動の際には、リクナビやマイナビを使っていたという人が大多数かと思います。

しかし、転職においてはdoda(デューダ)の人気が非常に高く、次点でリクナビNEXTやマイナビ転職といったところになります。

必要となるTOEICスコアや年収だけでなく、年間休日や福利厚生なども掲載されているので、流れてくる募集を眺めているだけでも非常に面白いかと思います。

とりあえずdodaへのリンクを貼っておきますので、是非どうぞ。
>>doda公式サイト

以下のページも是非参考にしてください。
>>英語のビジネスメールで使える文例をまとめてみた
>>転職でTOEICスコアは何点必要?目安となる点数をまとめてみた